年金&給与ダブルで収入がある人の確定申告書の書き方は?記入例付きでご紹介!

確定申告 年金&ダブル

現在では、定年後に年金を受け取りながら会社で働き給与をもらう人が多いものです。

年金と給与の両方を受け取っている場合は、確定申告で年金と給与をそれぞれ申告する必要があります。

今回は、年金&給与ダブルで収入がある人の確定申告書の書き方について記入例付きでご紹介します。

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年金&給与ダブルで収入がある人の確定申告書の書き方は?記入例付きでご紹介!

年金と給与の両方を受け取っている場合は、確定申告書Aで申告をします。
年金と給与の所得金額の計算方法は、それぞれ別になりますので、年金は下記の表を参考にしてください。

受給者の年齢 公的年金等の年間総収入額 公的年金などに掛かる雑所得の金額
65歳未満の人 700,000円まで 0円
700,000円~1,299,999円まで (年金の総収入額)-700,000円
1,300,000円~4,099,999円まで (年金の総収入額)×0.75-375,000円
4,100,000円~7,699,999円まで (年金の総収入額)×0.85-785,000円
7,700,000円以上 (年金の総収入額)×0.95-1,555,000円
65歳以上の人 1,200,000円まで 0円
1,200,001円~3,299,999円まで (年金の総収入額)-1,200,000円
3,300,000円~4,099,999円まで (年金の総収入額)×0.75-375,000円
4,100,000円~7,699,999円まで (年金の総収入額)×0.85-785,000円
7,700,000円以上 (年金の総収入額)×0.95-1,555,000円

給与については「給与収入金額」から「給与所得控除」を差し引き所得金額を算出し、給与収入は「給与所得」として申告します。

年金と給与を受け取っている人の確定申告 必要種類は?

◆確定申告書A
◆公的年金等の源泉徴収票
◆給与所得の源泉徴収票
◆社会保険料や生命保険料等の控除証明書

年金源泉徴収票_例

年金給与源泉徴収票_例

給与所得の源泉徴収票について

給与を受け取る際には、所得税が源泉徴収されています。(※金額が少ない場合は、所得税が0円の場合もあります)この源泉徴収されているかどうか?は、給与所得の源泉徴収票の「源泉徴収税額」の欄で確認できます。

尚、公的年金でも一定額以上の金額を受け取っている場合は、所得税が源泉徴収されています。こちらも公的年金等の源泉徴収票の「源泉徴収税額」の欄で確認できます。

その他に社会保険料(健康保険や介護保険料)や生命保険料を支払った場合などは、所得控除の適用となり、税額が軽減できますので、控除証明書などを見ながら忘れないよう記入しましょう。

確定申告書の書き方&記入例

確定申告書Aには【第一表】【第二表】があります。まずは【第二表】から記入していきましょう。

年金給与確定申告第二表_例

①所得の内訳
年金と給与それぞれの収入金額と源泉徴収税額を記入します。給与と年金のそれぞれの源泉徴収票を見ながら転記します。記入後は、それぞれの源泉徴収税額を合計した金額を合計欄に記入します。(記入例②を参照)
③住民税に関する事項
住民税の徴収方法を「給与から天引き(特別徴収)」か「自分で納付(普通徴収)」か選択できますので、どちらかに丸印をつけましょう。
④所得から差し引かれる金額に関する事項
社会保険料控除の欄は、国民健康保険や介護保険など社会保険料等の金額を記入します。
⑤生命保険料控除
生命保険料など支払っている場合には、保険会社から送付されてくる控除証明書を参考に記入しましょう。
⑥配偶者控除
配偶者控除、配偶者特別控除の適用を受ける場合は、適用を受けるにチェックを入れ、配偶者の氏名および生年月日を記入します。

確定申告書Aの【第一表】の記入

上記の確定申告書Aの【第二表】の記入が終わったら、次は【第一表】の記入を行います。

年金給与確定申告第一表_例全体

①収入金額等
年金給与確定申告第一表_例101

給与および公的年金等の源泉徴収票の「支払金額」を記入します。


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②所得金額
年金給与確定申告第一表_例102

給与の所得金額は、給与所得の源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」欄の金額を転記します。

年金の所得金額は「(2)雑」欄に記入します。公的年金の収入金額を下記の【公的年金の所得金額の計算方法】の表に当てはめて算出し、その数字を記入しましょう。

受給者の年齢 公的年金等の年間総収入額 公的年金などに掛かる雑所得の金額
65歳未満の人 700,000円まで 0円
700,000円~1,299,999円まで (年金の総収入額)-700,000円
1,300,000円~4,099,999円まで (年金の総収入額)×0.75-375,000円
4,100,000円~7,699,999円まで (年金の総収入額)×0.85-785,000円
7,700,000円以上 (年金の総収入額)×0.95-1,555,000円
65歳以上の人 1,200,000円まで 0円
1,200,001円~3,299,999円まで (年金の総収入額)-1,200,000円
3,300,000円~4,099,999円まで (年金の総収入額)×0.75-375,000円
4,100,000円~7,699,999円まで (年金の総収入額)×0.85-785,000円
7,700,000円以上 (年金の総収入額)×0.95-1,555,000円

記入例の場合は、65歳以上に該当するため、

●3,255,830円-1,200,000円=2,055,830円
となります。
③所得から差し引かれる金額
年金給与確定申告第一表_例103

「(6)社会保険料控除」欄には、【第二表】の「社会保険料控除」の合計金額を転記します。

記入例の場合は、他に配偶者控除および基礎控除の金額をぞれぞれ記入し、「(6)~(15)」までの控除の合計金額を「(16)(6)から(15)までの計」欄に記入します。

記入例の場合は、

●社会保険料控除121,514円+配偶者控除380,000円+基礎控除380,000円=881,514円

となります。

④税金の計算
年金給与確定申告第一表_例104

所得金額の合計-所得から差し引かれる金額の合計の金額を「(21) 課税される所得金額(5-20)」欄に記入します。
1,000円未満の端数は切り捨てる

記入例の場合は、

2,491,830円-881,514円=1,610,316円
1,000円未満の端数は切り捨てによって、1,610,000円
となります。

次に、「(21)課税される所得金額(5-20)」欄は、下記の【所得税額の速算表】を参照し、該当する金額の税率と控除額から算出します。

課税総所得額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超330万円以下 10% 97,500円
330万円超695万円以下 20% 427,500円
695万円超900万円以下 23% 636,000円
900万円超1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円以上 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

記入例の場合は、

●1,610,000円×5%=80,500円
となります。

尚、平成25年から復興特別所得税2.1%(※記載例では1,690円)も考慮した82,190円が最終的な所得税額になります。

次に、公的年金等の源泉徴収票の「源泉徴収税額」の金額を「(38)所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額」欄に記入します。

上記にて算出された数字をもとに「(36)-(37)-(38)」の金額を算出し、記載します。

記入例の場合は、

●(36)82,190円-(37)0円-(38)71,600円=10,590円
ここで+になる場合は、還付ではなく徴収になるため、※百円未満切り捨てにより10,500円
となり、この金額が申告によって納める税金となりますので「(39)納める税金」欄に記入します。
⑤その他
年金給与確定申告第一表_例105

雑所得・一時所得の源泉徴収税額の合計金額を記入します。

まとめ

確定申告は年に1度ということもあって、時期になると「どう書くんだっけ?」と戸惑いがちです。

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そんな時には、是非ご参考にされてくださいね。

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