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白点病を予防するには?温度や水替えなど予防策をご紹介!

金魚や熱帯魚を飼っていると必ずと言っていいほど、金魚や熱帯魚など生体が病気にかかるという壁に当たってしまいます…

様々な病気の中でも「白点病」はもっともかかりやすい病気のひとつとしてあげられ、たくさんの方が悩まれる生体の病気でもあります。

白点病の予防

今回は、金魚や熱帯魚などの生体が白点病になる前の予防法、温度や水替えなどについてご紹介します。

また、すでに白点病にかかってしまった場合は、「白点病の治療法は?治療期間や餌やり&薬など対処法をご紹介!」で詳しくご紹介していますのでこちらを参考にして下さいね。

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白点病を予防するには?

金魚や熱帯魚などの生体がかかる白点病という病気は、人間でいうと「風邪」と同じぐらいかかりやすいと言われており、アクアリウムを始めて間がないときは悩まされる人が多い病気のひとつです。

白点病とは、金魚や熱帯魚の体にポツポツと0.5~1㎜程度の白い斑点が出てくる病気です。

初期→中期→後期へと症状が進行していき、進行すればするほど助かる見込みがドンドン減ってしまう怖い病気です。

白点病の症状とは?

初期段階
初期段階では、金魚や熱帯魚は痒みを取るような動き、水槽内の硬い場所(水草や底砂利など)に体をこすりつけるような動作をし始めます。

場合によっては、金魚や熱帯魚の目やヒレなどが白く濁って見えることもあります。

その後、金魚や熱帯魚の体に0.5~1㎜程度の白い点が1~数個程度現れ始めます。

また、白い点は時間帯によって見えたり消えたりを繰り返すため、よく観察しておかないと気づきにくいことが多いです。

中期段階
中期段階では、初期段階と同じように体を水槽内の硬い場所(水草や底砂利など)に体をこすりつけるような動作を続けます

また、エサを食べなくなったり、呼吸が早くなったりし始めます。

白い点は、移動したり、数が増えてきますので、見えたり消えたりのタイミングが分かりずらく、ずっと白い点が見えることもあります。

後期段階
後期段階では、エサを食べなくなり、呼吸も早くなり、白い点が体中に見えてきます。

また場合によっては、金魚や熱帯魚の体の表面粘膜が白濁し、剥がれてボロボロになることもあります。

すでに白点病の症状が見られている場合は、出来るだけ早く対処することで助けることができる病気です。

しかし、症状が進行すればするほど、助かる見込みが減ってしまいますので、上記のような症状が見られた場合は「白点病の治療法は?治療期間や餌やり&薬など対処法をご紹介!」を参考にして治療を行ってくださいね。

では、白点病が発症する原因について下記にご紹介していきます。

白点病の原因とは?

金魚や熱帯魚がかかる「白点病」という病気は、ウオノカイセンチュウという原生動物の繊毛虫が金魚や熱帯魚に寄生することによって引き起こされる病気です。

このウオノカイセンチュウは、自然界に常在していますので完全に駆除することは難しく、金魚が熱帯魚にストレスがかかったり、水質が悪化することで発症しやすくなります。

ウオノカイセンチュウは、宿主である金魚や熱帯魚に寄生することで、ホロントと言われる寄生虫の幼虫のような状態になり、栄養を吸い取ってシストと言われる成虫の状態になって金魚や熱帯魚から離れていきます。

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ウオノカイセンチュウが寄生するのは生体の上皮内で、体液などを摂取しながもぞもぞと繊毛運動するので、寄生された生体は痒がり、水槽内の水草や底砂利などにこすりつけるような動作行うのです。

そして、寄生したホロントがシストになって、生体から離れる直前に白い点として現れますので、白い点が見えたり消えたりするのです。

尚、ウオノカイセンチュウは、約1週間程度のサイクルで繁殖を繰り返すと言われており、ホロントからシストになって体から離れ、また寄生するを繰り返すので、一度発症すると水槽内の金魚や熱帯魚に広がるのはアッという間です。

ですので、普段から金魚や熱帯魚などが「白点病」にかからないように予防しておきましょう!

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白点病を予防する温度や水替えなどをご紹介!

上記でもご紹介しましたが、「白点病」の原因であるウオノカイセンチュウは、自然界に常在している繊毛中ですので、完全に駆除することはできません。

私が今まで経験した中で、白点病を発症しやすい条件を下記にご紹介していきます。

①生体が弱っている(ストレスを感じている)
②水質が悪化している
③水温の変化
です。

①生体が弱っている(ストレスを感じている)
ウオノカイセンチュウは、常在しているので駆除することはできませんが、金魚や熱帯魚などの生体が元気で健康な状態のときは発症しません

ですので、魚同士のいじめや新しく入った生体が先住者を警戒するなどのストレスを感じることで、免疫機能や体力が低下してしまうことによって「白点病」が発症しやすくなります。

②水温の変化
ウオノカイセンチュウは、熱さに弱く、寒さに強い特徴を持っています。

ですので、水替え時に急激に水温が変化したり、季節の変わり目で昼と夜の水温の変化などで水温が低くなると、ウオノカイセンチュウは活発になります。

また、急激な水温の変化は、金魚や熱帯魚などには負担が大きいので、体力が著しく低下してしまいまい「白点病」にかかりやすくなります。

急激に5℃以上の水温の変化を与えると、それだけで死んでしまいますので水替え時には注意が必要です。

③水質が悪化している
日々のメンテナンスが不十分であったり、水槽に対して生体数が多かったり、ろ過装置の容量が不足しているなど、水質を悪化させることで金魚や熱帯魚などの生体に大きな負担をかけてしまうことで、弱ったりして白点病にかかりやすくなります。

上記のような条件が揃っているときは、白点病などの病気にかかりやすく、逆に言えば、上記の条件をクリアできると白点病を発症しにくい環境になるということです。

また、ウオノカイセンチュウは、寄生できなければ48時間程度で死滅すると言われていますので、金魚や熱帯魚などが元気に健康で過ごせる環境作りが一番の予防方法なんですよ^^

その中でも、水槽内の温度水質の悪化に特に注意しておくと、水槽内の環境も比較的整いやすいものです。

では、下記に水槽内の温度帯や水替え頻度についてご紹介していきますね。

白点病予防の温度は?

ウオノカイセンチュウは、25℃以下の水温を好みますので、25℃以上の水温を保つことも効果的です。

水槽内にヒーターを入れるなど、季節の変わり目でも温度が一定に保てるようにすることをおすすめします。

白点病予防の水替え頻度は?

水替えは、悪化した水質を緩和させる方法です。

ウオノカイセンチュウを抑制したり、減らすのに有効という目的で行う方が多いのですが、多少は効果があるでしょうが、一番の目的は水質の悪化を緩和させることです。

一般的に、水替え頻度は「1~2週間に1度、1/3~半分程度の交換し、1~2ヵ月に1度全部取り換える」と言われていますが、これはあくまでも目安です。

水槽の大きさ、生体の数、ろ過装置の能力、エサのあげ方などご家庭の飼育環境によっての水替えの頻度は変わってきますので、どれぐらいの頻度で水替えするのがいいのか色々試してみるしかありません。

また、金魚や熱帯魚などは、弱酸性~中性の水質を好みますので、定期的にpH値を計るなど、水替えペースが確立するまでは水質検査を実施するのもおすすめです。

また、定期的に水草や底砂利などもしっかりと洗うのも忘れずに行ってください。

まとめ

今回は、金魚や熱帯魚などの生体が白点病になる前の予防法、温度や水替えなどについてご紹介しました。

アクアリム初心者などは、白点病などの病気に悩まされることが多いものです…

「病気になって、治療する」を繰り返していては、いつまでもいたちごっごになってしまいます。

アクアリム経験者であれば一度は通る道ですので、頑張ってくださいね♪

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暮らしのNEWSチーム

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