インフルエンザ

インフルエンザは自然治癒するの?薬を飲まないでも治るの?治る期間は?

インフル自然治癒
毎年、冬になると流行するインフルエンザですが、「あれ?なんか体がだるい?インフルかな?」と思っていても、忙しくて病院に行く暇がなく、発症してしまうなんてこともあります。

また、高熱の中、病院に行くことさえも辛くて家で静かに寝ていたいなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、病院や薬がなくてもインフルエンザは自然に治るのか?治るのにどのぐらいかかるのか?などをご紹介します。

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インフルエンザは自然治癒するの?

「インフルエンザは自然治癒するの?」としていますが、結論を言いますと自然治癒します。

というより、実はインフルエンザを治すのは自然治癒しかありません

「えっ!そうなの?」と驚かれる方も多いのではないでしょうか。

インフルエンザは、普段元気な方(健康な成人)は安静に寝ていれば、4~5日で解熱し自然に治る病気なのです!

注意ポイント

小児や高齢者など、体の抵抗力が低い(弱い)方はその限りではありませんが…

インフルエンザ特効薬と言われる「タミフル」「リレンザ」が出てきてからは、「インフルエンザは、すぐに病院を受診して検査をしてもらい、インフルエンザの薬を飲まないと治らない。」と思っておられる方がまだまだ多いようです。

メモ

インフルエンザに罹った時に処方される「タミフル」は2001年に、「リレンザ」2000年に国に認可された薬で、それ以前インフルエンザは自然に治すものだったのです。

インフルエンザは薬で治すのではなく、薬でウィルスの増殖を抑え、自分の免疫力で治すしか方法がありません。

ですので、インフルエンザを発症した場合は、安静にして体を休め、栄養を取って免疫力を高めることが一番の近道なのです!

インフルエンザは薬を飲まないでも治るの?

「インフルエンザは薬を飲まないでも治るの?」としていますが、薬を飲まなくても治ります

実は、病院で処方されるインフルエンザの薬で治ることはないのです

インフルエンザを発症した時に処方される「タミフル」「リレンザ」はインフルエンザウイルスが増えるのを抑えるものであって、やっつける効果はないのです。

ですので、抑えるべきインフルエンザウイルスが体の中で増えきってしまってからでは、服用してもあまり意味がありません

インフルエンザの薬の効果を得るためには、発症後48時間以内(ウイルスが体の中で増えきらないうち)に服用することが必要で、それにより症状の重症化や、長期化を防ぐのが目的になるんです。

なぜ病院ではインフルエンザの薬を処方するのでしょうか?

インフルエンザの怖さは、ウィルスのパワーが風邪などに比べて強いため、症状が重症化する恐れが強いためです。

特に、小児や高齢者などは体の免疫力が低い(弱い)ため、重症化しやすく場合によっては死に繋がる恐れも…。

実際に毎年ニュースになるように、インフルエンザで亡くなられている方もいらっしゃいます。

普段元気な方(健康な成人)であっても、インフルエンザにかかっているときは、高熱のため、体力を奪われてしまい免疫力も低下する可能性が高まります。

そのため、病院で処方された薬を飲むことで、症状をやわらげ発症期間を短くすることが期待できるからです。

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ただし、インフルエンザの薬「タミフル」や「リレンザ」は発症後48時間以内に服用しないと効果が薄いとされています。

「タミフル」や「リレンザ」は、ウィルスのパワーがピークに達するまで(ウィルスが体の中で増殖しきらないうち)に服用することで、重症化や長期化を防ぐためです。

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ですので、服用は早ければ早いほど効果が高く、24時間以内であれば、より明確にウィルス抑制の効果が高いとされています。

基本的には病院に行って、治療を受けよう!

上記のようにインフルエンザは薬がなければ絶対に治らないという病気ではありませんが、よほどの事情がない限りは治療を受け、少しでも早く体力を回復させるのが一番です。

インフルエンザウイルスは、特に感染力が強い病気のため、感染した本人だけでなく、周囲の方にうつしてしまう可能性もある怖さがあるものです。

学生の場合は「学校保健安全法」という法律があり、インフルエンザにかかってしまった場合、「インフルエンザ発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」休学しなければならない、ということが決められています。

社会人の場合は、インフルエンザに感染した際、仕事をいつまで休まなければならない、という法律はないですが、たいていの会社や職場において、「学校保健安全法」と同様な日数期間のお休みをすすめているとされているようです。

インフルエンザウイルスは、自力で治癒することが可能とはいえ、その感染力の強さから学校や会社を休まなければなりませんし、場合によっては、ちゃんと治療したかを確認するため、病院を受診して診断書ももらう必要もあります。

自分自身の体力を過信したり、自己判断するよりも、まずは病院へ行って診察を受けましょう。

また、感染の拡大を防ぐため、まずは早期発見のためにも、38度を超える熱が1日以上続く場合は必ず病院へ行って診察を受けましょう。

インフルエンザに解熱剤も使わない方がいいの?

基本的に、発熱しているときは、体がウィルスを退治しているサインです。

そして、私たちの体は体温が高い方が抵抗力は高まります

ですので、無理に熱を下げてしまうと体の抵抗力を低下させ、結果長期化してしまう可能性もありますので、熱があるからと言って安易に解熱剤を多用するのは良くないとされています。

ただ、高熱が続くことで「眠れない」「休めない」など、体力が奪われてしまうような場合は、解熱剤を服用して熱を下げることも必要になってきます。

大事なのは「体の免疫力を高めるために、体力を奪われない(体を休める)」ことですので、様子を伺いながら、高熱が過度の負担にならないようにしましょう。

インフルエンザに風邪薬は効くの?

インフルエンザの症状には、風邪と似た症状があるため、初期段階では区別がつかず、風邪薬を飲んで様子を見る方もいらっしゃいます。

しかし、インフルエンザと風邪とは、似ているようで全くの別物ですので、残念ながら風邪薬でインフルエンザは治りません。

そもそも、風邪薬は、発熱や咳、鼻水、鼻づまりなどの風邪の諸症状を抑える(和らげる)薬で、風邪が治るものではありません。

インフルエンザが自然治癒する期間は?

「インフルエンザの薬を飲まなくて自然に治すのにどのぐらいかかるの?」など、仕事が忙しい方や、プライベートで予定がある方などは、治る期間がどれぐらいなのか気になるものですね。

通常であれば、インフルエンザが発症した後、4~5日ぐらいで熱が下がり、1週間ぐらいで治るとされています。(個人差はあります。)

注意ポイント

解熱したからと言って体からインフルエンザウイルスが、すぐになくなったわけではなく、感染力の強いウィルスはまだ残っているため、感染拡大などを防ぐためにも2日程度の待機期間を設ける必要があります。

もちろん、この期間は家で安静にして、ゆっくり体を休めている場合ですよ。無理してしまうと長引く可能性がありますので気をつけましょうね。

また、インフルエンザ特効薬とされている「タミフル」や「リレンザ」を服用すれば、1~2日ぐらいは治るのが早くなるとされています。

※ただし、インフルエンザの症状が発症後、48時間以内に薬を服用した場合になります。

少しでもインフルエンザを早く治したい場合は、やはり病院で診察を受けて、インフルエンザの薬を処方されるのが良いでしょう。

まとめ

インフルエンザは基本的に自然治癒で治すものですが、症状の重症化や長期化を避けるためにも、病院で診察を受けることをおすすめします。

また、インフルエンザの薬の効果も早ければ早いほど効果が高いので、「もしかして?」と体の異変を感じたらすぐに病院に行き対処することが症状を抑えたり、早く治すコツです。

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