青森ねぶた祭りは、国の重要無形民俗文化財にも指定されている歴史ある火祭りです。
その人気は年々盛り上がっており、期間中は300万人を超える人出で賑わいます。
「ねぶた」と言われる大型の張りぼて人形を乗せた山車と、その周りで踊る「はねと」の大集団が有名で、行ってみたい祭りで上位にあがるほどの人気ぶりなんです。
今回は、青森ねぶた祭りの日程やおすすめスポットなどをご紹介します。
青森ねぶた祭りの日程は?
青森ねぶた祭りは、毎年8月2日から7日までの6日間開催されます。
詳しい情報は下記の通りです。
日程 | 【前夜祭】2019年8月1日(木) 【本祭り】2019年8月2日(金)~8月7日(水) |
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場所 | 青森市中心部 ※前夜祭は、青い海公園 ねぶたラッセランド |
お問合せ | 017-723-7211 (青森ねぶた祭実行委員会事務局) |
公式HP | http://www.nebuta.or.jp/ |
ねぶたの起源は?
青森ねぶた祭りは、七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれていますが、その起源は定かではありません。
奈良時代に中国から入った七夕祭りと、古くから青森津軽にある習俗と精霊送り、人形送り、虫送り等の行事と一緒になり、紙と竹、ろうそくが普及されると灯籠となり、それが変化して扇ねぶた・人形ねぶたとなったと考えられています。
また、「ねぶた」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し」等の民族語彙分布と言語学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。
ねぶたについて
- 大きさ
- 使用している電球
- 運行にかかる費用
- 制作期間
- 1台のねぶたに参加しているハネト
運行する台車(高さ約2m)に乗せて全体の大きさは高さ5m、幅9m、奥行き7m、重さ4t
800~1,000個
1台約2,000万円と言われ、そのうちねぶた師の報酬は400~500万円でその大半を材料費・人件費(電気関係・紙貼り等)に費やします。
約3ヶ月
500~1,000人くらい、多い時には2,000人以上になります。
青森ねぶた祭りおすすめ日は?
まずは、ねぶたの運行コースについてご紹介します。
ねぶた祭り運行コース
ねぶた祭り運行スケジュール
主なスケジュール一覧
- 前夜祭
- 浅虫温泉花火大会
- 子供ねぶた・大型ねぶたの合同運行
- 大型ねぶたの合同運行
- 大型ねぶたの合同運行
- 青森花火大会・ねぶた海上運行
●日程:8月1日
●時間:18:00~21:00頃
●会場:青い海公園 ねぶたラッセランド
●日程:8月1日
●時間:19:30~20:40頃
●会場:浅虫温泉
●日程:8月2日・3日
●時間:19:10~21:00
●会場:青森市中心部
※運行コースを参照
※子どもねぶた約15台・大型ねぶた約15台の運行予定
●日程:8月4日~6日
●時間:19:10~21:00
●会場:青森市中心部
※運行コースを参照
※大型ねぶた約20台の運行予定
※8月2日~5日まで審査した結果を集計し、8月6日にねぶた大賞他、各賞を発表。
※6日は受賞したねぶたをご覧になれます。
●日程:8月7日
●時間:13:00~15:00
●会場:青森市中心部
※運行コースを参照
※大型ねぶた約20台の運行予定
●日程:8月7日
●時間:19:15~21:00頃
●会場:青森港
※受賞したねぶたが青森港を運行し、花火とともにネブタ祭のフィナーレを飾ります。
※8月7日はねぶた6台の海上運行予定。
8月2日~6日の期間中は、運行コース上にねぶたが待機し、一斉に全てのねぶたが動き出します。
場所によっては、ねぶたが目の前を通るまで10~15分かかる場合があります。
号砲の合図でねぶた運行終了となります。(ねぶた全台がコースを一周していなくても21:00で祭り終了となります。)
21:00(7日は15:00)前に、各ねぶたが運行コースを一周した場合は、その時点で祭り終了となります。
最終日の8月7日は昼運行、そして海上運行のみになります。
ねぶた海上運行と花火大会
8月7日の最終日には、6台のねぶたが海上を運行し、約11,000発の花火とともに祭りのフィナーレを飾ります。
●ねぶた海上運行スケジュール
【浜町ふ頭出港】18:30予定
【青森港入港】 19:00予定
【青森港出港】 20:00予定
【浜町ふ頭着岸】 20:40予定
開催期間中でおすすめ日は?
- 8月5日
- 8月6日(木)
各ねぶたは「ねぶた大賞」(ねぶたの制作を主体に、運行・跳人、囃子など、総合的に最も優れている団体に与えられる賞)をはじめ、各賞が用意されており、審査が行われます。
審査期間は8月2日~5日の期間で、5日の日に最終審査日となるため、各ねぶたともに渾身の運行を繰り広げます。
各運行団体も、ルールに則って伝統のある運行を行うので、「ザ!ねぶた!」を楽しめる日でもあります。
ねぶたによってはこの日は飛び入り参加を制限するほど、真剣勝負で挑んでくるので、その迫力はまさに本番といった感じで見ごたえがありおすすめです!
審査が終わり、祭り期間最後の夜間運行で、各ねぶたともに大盛り上がりの日です。
この日は、はねとの飛び入りも最高潮で、ハメを外してみんなが盛り上がります。
観客席へのサービスも見どころで、ねぶたの山車もグルグル大回転してくれたり、はねとさん達も接近して踊りを披露してくれたり、大変盛り上がるおすすめの日です。
また、6日は全部のねぶたが出るので、とっても盛り上がります。
テレビで見るあのねぶた祭りを見たい!という人にはおすすめです。
青森ねぶた祭りおすすめスポットは?
道が広く、ねぶたの山車も大きく回転したり見せ場な箇所でもあり、アナウンスなども流れるので毎年、人気で大変混雑します。
また、国道4号線の中間地点「柳町通り」との交差点付近では、長い直線を迫って来るねぶたの迫力を楽しむこともできます。
県庁側は混雑日必至なので、「平和公園通り」との交差点付近もおすすめです。
歩きながら、上記両方で見るのもいいかもしれませんね。
そして、一番のおすすめスポットは、
「ハネト」で飛び入り参加して運行している側から、体験しながらねぶたを見る!!
です。
「ハネト」とは、ハネト衣装(正装)を着て、運行スタート前までに運行コースに待機しているねぶたの団体へ入ってねぶたの運行に参加することです。
ハネトは自由参加ですので、団体に所属していなくても参加できますし、事前の登録や当日の受付もありません。
ただし、ハネト衣装(正装)を着ての参加が必須です。
「ハネト」の格好は、当日でも一式4,000円前後(店舗によって異なる)でレンタルできるので、チャレンジしてみるのもおすすめです。
祭りは見るよりも、参加する方が楽しいって言いますしね^^
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まとめ
いかがでしたか?
青森ねぶた祭りは、ねぶたの山車の勇壮な姿が印象的です。
東北の短い夏を思いっ切り味わうのにピッタリな青森ねぶた祭り、その盛り上がりを是非体感してみてくださいね。