会社などのビジネスの場面では、正月の仕事始めから、年度末、年度始めなどさまざまな節目があります。
その節目には、それぞれ節目に合わせた挨拶が必要となってきます。
仕事始めの挨拶は、新しい年の幕開けに合わせ、新たな気持ちで頑張るうえでも大事な挨拶になってきます。
そこで今回は、仕事始めの挨拶のポイントや管理職さんにも役立つ仕事始めの挨拶の例文についてご紹介します。
仕事始めの挨拶のポイントは?
仕事始めの挨拶は、新しい年の幕開けにふさわしく、さわやかな印象の挨拶が好まれます。
挨拶といえども、ダラダラとした内容の掴めないような挨拶はNG!
下記のポイントを抑えて新しい1年の幕開けにふさわしい仕事始めの挨拶を行いましょう。
仕事始めの挨拶のまとめ方のポイント
また、場合によっては自己紹介が必要な場合もありますので、その場合は新年の挨拶後に自己紹介も行いましょう。
特に仕事始めの挨拶の場合は、主たるテーマは抱負や希望です。
多少大げさな抱負を語り勢いをつける場合もありますが、あまり大げさすぎると逆に意欲をそがれるので注意しましょう。
具体的な数値目標を掲げることもありますが、相互扶助の精神などを今いちど確認し合うなどもいいかもしれません。
仕事始めの挨拶は、会社にとって大切な節目を意識させ、気持ちを新たにして今後も頑張ろう!という気持ちにさせるよう、前向きな内容が基本となります。
特に、スピーチなどの場合には、明るく元気な口調で挨拶するよう心掛けましょう。
管理職さんにも役立つ仕事始めの挨拶の例文をご紹介!
業務部の○○です。僭越ですが社員を代表して、一言年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年は、皆様の精励した仕事ぶりが実を結び、目標を上回る業績の伸びとなりました。
しかしながら、一方で安閑とばかりしてはいられないという思いもあります。ある著名な財界人がかつてこんなことを言っていました。
「企業は好況のときこそ基盤の安定化を図らねばならない」
日々の仕事を着実に進め、取引先やお客様との信頼関係を構築し、既存の取引先やお客様に対しては、さらなる信頼の向上を目指していくことがわが社にとっていちばん大切なことだと考えています。
心新たに、基本に忠実に、地道な努力を重ねてまいりましょう。
全社員の健康と幸福、そして我が社のなお一層の躍進を心より祈念し、ふつつかではございますが、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
上記は、自己紹介を交えた例文です。
昨年低調に終わった場合などは、それについては触れずに、今年の抱負や決意などを述べるようにしましょう。
今年もみなさんの元気なお顔を拝見できることが、何よりの幸せです。
業界再編のうねりの中で、昨年も大きな合併や統合がいくつか行われました。
当社は独自の営業方針を掲げ、昨年○○プロジェクトなどの成功などにより、堅実に成長を遂げております。
これもひとえに、全社一丸となっての活発な営業活動によるものと、あらためて皆さんの力を誇りに思っているしだいです。
しかしながら、企業の将来はいつでも前途多難です。しかし、社員のみなさん一人一人が高い目的意識を持ち、心を一つにして歩を進めれば、向かうところ敵なしです。
今年も皆さんが健康で、そして我が社のさらなる躍進を祈念し、わたくしからのあいさつとさせていただきます。
上記は、いろんな場面で使える汎用性の高い例文になります。
目標などは、数値目標を掲げてもいいですし、具体的な目標などを入れ込むこともよいでしょう。
仕事始めの挨拶は、士気を高める目的も強いので、前向きな内容を心掛けましょう。
新年となり、皆さん新鮮な気持ちでお正月を迎えられたかと思います。
昨年は、当初の売り上げ目標を大幅に上回る売上高を達成できました。
しかしながら、新規事業の開拓などの課題が持ち越されており、今後は皆さん一人一人に負担を掛けることになりますが、協力し合い、いつものチームワークで盛り立てていってほしいと思います。
本年もがんばりましょう。
挨拶は短めでもポイントを抑えておけば、内容がブレずに目的のある挨拶になります。
何を言わなければならないのか?ポイントをチェックしてまとめておくといいですね。
まとめ
仕事始めの挨拶は、士気を上げるためにも、前向きで明るい話題を中心に、暗い話や後ろ向きな言葉は控えるようにしましょう。
堅苦しい長い挨拶よりも、短くてもポイントを抑えた気持ちのいい挨拶が好まれるので、仕事始めは明るく元気に行いましょう!