結婚が決まって嬉しい反面、両親から「結納はどうするの?」と聞かれて、ドキッとした方も多いのではないでしょうか。
実は私も昔、仲人なしの略式結納を前に、
「当日は誰が進行するの?」
「結納金や結納返しで揉めたらどうしよう」
と悩み、夜な夜なスマホで検索を繰り返した経験があります。
でも大丈夫です。
ポイントを事前に整理しておけば、肩の力を抜いて、温かい記念の日を迎えられます。
この記事では、仲人なしの略式結納をスムーズに進めるための手順を、相場や準備のコツと一緒にお伝えします。
先に結論をお伝えすると、決めておくべきことは以下の4つです。
・結納金の扱い
・結納返しの有無
・当日の進行役
この4つを両家で話し合っておけば、大きな失敗はありません。
結納とは、もともと「結いのもの」、つまり宴席で一緒に飲食する酒と肴を指していたと言われています。
婚姻を申し込む「云納(いい入れ)」という言葉から転じたという説もあります。
婚約のしるしとして両家で金品を取り交わし、婚約を公にする伝統的な儀式です。
2人にとっては、結婚に向けた気持ちの大きな節目になります。
生活環境の違う両家が結納を通して歩み寄れるので、今後の親戚付き合いを円滑にする機会にもなります。
最新のリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025を見ると、両家の顔合わせ食事会のみを行う人は87.1%で、これが主流です。
結納を行う人は4.3%にとどまりますが、そのうち仲人を立てない「略式結納」を選んでいる人が76.2%と、大多数を占めています。
では、仲人なしの略式結納を無理なく進める流れとマナーを、順番に見ていきましょう。
(参考:NIWAKAの結納基本ガイド)

略式結納とは?仲人なしで行う現代の結納
正式な結納では、仲人が男性宅で結納品や目録を受け取り、女性宅へ届けます。
さらに、女性宅から預かった受書を男性宅へ届けるという、複雑な往復をします。
仲人なしの略式結納では、この役割を両家が直接担います。
両家だけで行うので、和やかで気兼ねのない雰囲気で進められます。
その分、日程調整や当日の進行は、自分たちで事前に打ち合わせておく必要があります。
結納と顔合わせ食事会の違い
「結納と顔合わせ食事会って、何が違うの?」と迷う方は少なくありません。
違いをひと言でまとめると、次の通りです。
顔合わせ食事会
結納
最近は形式にこだわらず、顔合わせだけを選ぶカップルが多数派です。
一方で、「けじめとして形に残したい」「両親の希望がある」といった場合には、結納が選ばれています。
仲人なしでも安心して進めたいなら、プロが進行や準備をサポートしてくれる結納・顔合わせプランの活用が近道です。
🟢 おすすめの理由(メリット):プロが進行や準備をサポートしてくれるため、仲人なしでも当日のもたつきやマナーの不安を解消できます。
🔴 注意点(デメリット):会場やプランによって結納品の持ち込み可否や進行範囲が異なるため、事前の問い合わせが必要です。
(参考:アニヴェルセルの結納マナー解説)
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略式結納(仲人なし)の当日の流れ
仲人なしの略式結納は、事前に決めたタイムスケジュールに沿って進めます。
一般的な当日の流れは、次の通りです。
1. 着席します
2. 開式の挨拶をします
3. 結納品を交換します
4. 目録と受書を確認します
5. 記念品を交換します
6. 締めの挨拶をします
7. 記念撮影をして食事会へ移動
進行役は誰が務める?
仲人がいないので、進行役は新郎本人か、新郎の父親が務めるのが一般的です。
ホテルや料亭の結納プランを使う場合は、専任スタッフが進行をサポートしてくれることもあります。
予約の段階で、どこまで任せられるかを聞いておくと安心です。
結納の日取り・場所・出席者
日取り
結婚式の3カ月〜6カ月前の吉日に行うのが伝統的です。
時間帯は、午前中から11時〜15時ごろが多めです。
結納のあとにそのまま食事会へ移れるよう、夕方から始めるケースも増えています。
場所
かつては、男性側が女性側の自宅へ出向くスタイルが主流でした。
今は、料亭やホテル、結婚式場を使うのが一般的です。
準備や片付けの手間がかからず、個室で落ち着いて行えるのが大きなメリットです。
出席者
基本は、当事者の2人と両親です。
最近は兄弟姉妹も参加して、家族全員の顔合わせを兼ねるカップルも増えています。
厳かな雰囲気にしたいときは、当事者と両親だけで結納を行い、食事会から兄弟姉妹が合流する形もおすすめです。
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結納品は何を用意する?品目と意味
結納品は、本来、両家とも奇数の組み合わせで用意します。
7品が中心で、5品や9品にするケースもあります。
主な品目と込められた意味は、次の通りです。
- 目録(もくろく):結納品の品目や数を書き記したものです。
- 長熨斗(ながのし):長寿の象徴とされるあわびを伸ばしたものです。
- 金宝包(きんぽうつつみ):結納金を包んだものです。
- 寿留女(するめ):幾久しい縁を願うスルメです。
- 子生婦(こんぶ):子宝と「よろこぶ」に通じる昆布です。
- 友白髪(ともしらが):ともに白髪になるまで仲睦まじく過ごせるようにと願う白い麻糸です。
- 末広(すえひろ):純真無垢と末広がりの意味を持つ白扇です。
- 勝男武士(かつおぶし):男性の剛毅を象徴する鰹節です。
- 家内喜多留(やなぎだる):祝い酒を包む樽です。
略式結納なら、5品目や7品目のセットで十分です。
🟢 おすすめの理由(メリット):略式結納にぴったりな5品目・7品目のセットや、プロによる筆耕(目録・受書の代筆)付き商品を手軽に注文できます。
🔴 注意点(デメリット):関東式・関西式で品目の構成が異なるため、購入前に両親の意向を確認する必要があります。
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目録と受書とは?
目録は、相手方に渡す結納品の一覧表です。
納品書のような役割だと考えると、イメージしやすいと思います。
受書は、受け取った側が内容を確認したうえで、相手に渡す受領書です。
具体的な書き方や準備は、ゼクシィの結納品・目録ガイドで詳しく解説されています。
結納金の相場と決め方
結納金の金額は、多くの方が頭を悩ませるポイントです。
リクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025では、結納金の全国平均は約95.2万円でした。
最も多い価格帯は100万〜150万円未満で42.1%、次いで50万〜100万円未満が36.8%です。
「100万円が当たり前」というわけではなく、あくまで目安と捉えてください。
費用の全体像を知りたいときは、三菱UFJ信託銀行の結婚費用データも参考になります。
結納式にかかる費用(会場代や飲食代など)の平均は約43.9万円、結納品の費用は約18.7万円です。
結納金とは別に、これだけの出費があると見込んでおくと、予算を立てやすくなります。
結納金は、男性側の家から女性側の家へ、嫁入りの支度金として贈るお金です。
金額は地域や家庭の考え方によって違うので、背伸びをして無理に用意する必要はありません。
男性本人が用意するケースや、両家で相談して決めるケースも増えています。
目録の表書きは、地域によって「御帯料」「帯地料」「小袖料」などを使います。
結納返しは必要?相場と省略の考え方
結納金を受け取ったお礼として、女性側から男性側へ贈るのが「結納返し」です。
三菱UFJ信託銀行の結婚費用データによると、平均費用は約23.5万円です。
地域によって、考え方には次のような傾向があります。
関東式
関西式
最近は、結納返しをしないカップルも珍しくありません。
結納返しの代わりに、腕時計やスーツなどの記念品を贈り合うカップルも増えています。
大切なのは、両家で事前に方針をそろえておくことです。
結納返しをするなら、現金の半返しにこだわらなくても大丈夫です。
🟢 おすすめの理由(メリット):現金の半返しだけでなく、相手に喜ばれる品物やカタログギフトでスマートに結納返しを行えます。
🔴 注意点(デメリット):お取り寄せやオーダー品の場合、結納当日に間に合うよう余裕を持った手配が必要です。
略式結納のメリット・デメリット
メリット
・それぞれが結納品を持ち寄り、その場でスムーズに交換できます。
・そのまま食事会へ移れるので、時間を効率よく使えます。
デメリット
・当日の司会進行や品物の受け渡しも、自分たちで段取りする必要があります。
結納をやらない場合の選択肢
「そこまで厳格な形式でなくてもいいかも」と感じたら、結納を行わずに、両家の顔合わせ食事会だけにするのも自然な選択です。
顔合わせの席で婚約指輪や記念品をお披露目し、両家で記念撮影をするだけでも、十分に温かい婚約の節目になります。
結納は義務ではありません。
両親の意向を汲みながら、無理のない形を選んでください。
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略式結納の準備チェックリスト
最後に、準備から当日までの流れを、結納当日から逆算してまとめました。
| 時期 | やること・確認項目 |
|---|---|
| 結納の3〜4カ月前 | 両家の意向確認(結納にするか、顔合わせのみにするか) |
| 結納の2〜3カ月前 | 日程の調整、会場(ホテル・料亭等)の予約、出席者の決定 |
| 結納の1〜2カ月前 | 結納品セット・目録・受書・記念品の手配 |
| 結納の1カ月前 | 当日の進行役の確認、持ち物の最終チェック |
| 当日 | 結納品の持参、儀式の実施、記念撮影と食事会 |
まとめ
結納の原点は、酒と肴を持って結婚を申し入れ、新しく縁を結んだしるしに喜びを分かち合うことにあります。
形式や仲人の有無にとらわれすぎず、自分たちのスタイルに合う形で、温かい記念の日を迎えてください。
なお、結納の進め方、結納金や結納返しの金額、結納品の品目には、地域や家庭の慣習による差がありますので、この記事の内容はあくまで一般的な目安になります。最終的には、両家と、利用する会場・専門店の案内を確認してください。
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