一年を締めくくる「仕事納め」の日。
今年一年お世話になったお客様や取引先の方など、今年のお礼と来年のご愛顧の気持ちを込めて挨拶をしておきたいものです。
本来であれば、直接お伺いして挨拶をするのがマナーですが、年末はどこの会社も忙しく直接あいさつすることができない場合も多いものです。
しかし、どんな形であれ年末のあいさつなしに終わってしまってはビジネスマンとしてのモラルを問われてしまうかもしれません。
年末の忙しい時期ですので、相手に時間を取らせない簡潔にまとまりのあるあいさつを心掛けましょう。
今回は、仕事納めで挨拶はどうするの?社外向けの電話&メールで使える挨拶など例文を交えてご紹介します。
仕事納めの挨拶 社外向けの電話やメールでも使える例文をご紹介!
仕事納めの挨拶のポイントは?
仕事納めの挨拶は、1年の締めくくりとも言える大事な挨拶になりますので、お世話になった取引先の方や大切なお客様への感謝の気持ちを盛り込むのがポイントです。
- 今年1年を振り返った内容
- 来年もより良いお付き合いをお願いする内容
- 年末年始のスケジュール
などを年末の挨拶に盛り込むとよいでしょう。
仕事納めの挨拶のタイミングはいつ?
社外の方への挨拶のタイミングですが、直接挨拶に行く場合は、必ず事前にアポイントを取りましょう。
年末の忙しい時期にアポイントなしに訪問するのはマナー違反です。
尚、挨拶まわりの方法など会社のやり方がある場合は、そのやり方に従う方がいいでしょう。
例えば、社長や上司とまわるのが、通例であればスケジュールの調整をして一緒にまわりますし、個別にまわるのが通例であれば、アポイントを取って個別にまわります。
尚、挨拶まわりする範囲は、お客様や取引先など可能な限り挨拶まわりを行うようにしましょう。
ただし、年末はどこの会社も忙しいのでアポイントが取れない場合があります。
そのようなときは、電話やメールでの年末のあいさつを行うことも忙しいビジネスの場面では増えてきています。
ポイント
仕事納めの挨拶 社外向けの電話で使える例文は?
今年一年大変お世話になりありがとうございました。
今年は、○○様とご一緒にお仕事をさせていただいて、大変勉強になりました。来年もよいお話ができるように頑張りますので、よろしくお願いします。
弊社は、12月○日にて今年の業務を終了させていただきます。
来年は、1月○日より業務を行います。
本来なら直接伺わなければならないところ、お電話にて失礼します。
それでは、よいお年をお迎えください。
今年も残すところあとわずかになりました。
今年一年大変お世話になりありがとうございました。
その節は、●●様とプロジェクトを進めさて頂き、よい成果を生むことができました。
また、来年はもっとお力になれるように精進してまいりますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。
本来なら直接伺わなければならないところ、電話でのご挨拶になり申し訳ありません。
弊社は、12月○日まで営業しており、1月○日より営業を開始します。
年が明けましたらお伺いさせていただきます。
それでは、よいお年をお迎えください。
※一緒に仕事をしたことのお礼や感謝の気持ちなどを簡潔に伝えましょう。
仕事納めの挨拶 社外向けのメールで使える例文は?
基本的に、仕事納めの挨拶に関わらず、お客様や取引先へ挨拶する場合は直接挨拶するのがマナーです。
ですが、相手が忙しかったり、遠方にいるなど様々な諸事情で直接挨拶できない場合もよくあります。
そんな時は、メールで仕事納めの挨拶を行うこともビジネスの場面では増えてきています。
直接の挨拶は無理でも、メールだけでもきちんと仕事納めの挨拶を行うことで、相手は丁寧な印象を受けるものです。
1年の節目として、挨拶をしないよりは、メールででもきちんと挨拶の言葉を伝えるようにしたいものですね。
仕事納めの挨拶のメールを送るタイミングは?
お客様や取引先にメールで仕事納めのあいさつ文を送る場合は、相手先によっては、あなたの会社よりも早く営業を終える場合もありますので、相手のスケジュールは先に確認しておきましょう。
また、仕事納めのあいさつメールを送る場合は、先方の都合を考えて最終日ギリギリに送るのではなく、1週間程度前に送るようにしましょう。
尚、仕事納めのあいさつメールを送る範囲は、直接ご挨拶できなかった方など仕事で関わった方全員に送るのがよいでしょう。
もしメールアドレスがわからない場合は、「○○さんにも、よろしくお伝えください」などの一文を添えるなども良いかもしれませんね。
仕事納めの挨拶メールの例文は?
基本的な内容は、仕事納めの挨拶と同じですが、メールの場合は、「件名・宛名・前文・主文・末文・後付」などの流れで作成するとまとまりのあるあいさつ文になります。
□□株式会社
△△部 ●●様
いつも大変お世話になりありがとうございます。
○○株式会社の○○でございます。
今年も残すところあとわずかとなりましたが、貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
また、本年も格別のご高配を賜り誠にありがとうございました。
さて、本日は弊社の年末年始の営業につき、下記のとおりご案内申し上げます。
年末年始休業期間
12月○日(×)~1月○日(×)
新年は、1月○日(×) 9時より営業開始となります。
誠に勝手とは存じますが、何卒ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
本年のご愛顧に心よりお礼を申し上げるとともに、来年も格別なるお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながらメールにてご挨拶申し上げます。
寒さ厳しき折からくれぐれもご自愛ください。どうぞよいお年をお迎えください。
△△株式会社
○○
少し手間ですが、個別に送るなどした方がよい場合もありますので、迷った場合は上司に確認することをおすすめします。
□□株式会社
△△部 ●●様
いつも大変お世話になりありがとうございます。
○○株式会社の○○です。
今年も残すところあとわずかとなりました。
本年も格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
今年一年を無事乗り越えることができましたのも、●●様の多大なお支援のおかげでございます。ありがとうございます。
弊社の年末年始の休業期間については、下記のとおりとなります。
年末年始休業期間 12月○日(×)~1月○日(×)
新年は、1月○日(×) 9時より営業開始となります。
本年のご愛顧に心よりお礼を申し上げるとともに、来年も格別なるお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながらメールにてご挨拶申し上げます。
寒さ厳しき折からくれぐれもご自愛ください。よいお年をお迎えください。
△△株式会社
○○
※社外に向けた一般的な年末のあいさつメールです。相手の名前を入れるなどするとグッと親しみやすい文になります。
メールは手軽なコミュニケーションツールとしてとても便利ですので、用件を詰め込んでしまいがちですが、複数の用件が入っていると相手は混乱してしまいます。
メールを送る際は、1メールにつき1用件にするなど簡潔にまとめる方がより親切なメールになります。
まとめ
仕事納めの挨拶は、ビジネスマンにとっては大事な締めくくりのご挨拶。
気持ち良く1年を締めくくるためにも、きちんとした挨拶を心掛けたいですね。