会社でお世話になった上司の退職や、同僚の退職。
餞別を贈ろうと思うけれど、熨斗への書き方がわからない場合って意外に多いものです。
表書きは?
連名の場合はどう書くの?
金額も書くのかな?
今回は、会社での退職される方への熨斗の書き方をお伝えします。
餞別の書き方!退職される方へ!
- 水引の色
- 水引の結び
- 表書き
- 裏側について
紅白ののし袋
「花結び(蝶結び)」か「あわじ結び」を選びます。
※下記参照
【定年退職の場合】
「御引退御祝」、「御定年御祝」、「御祝」、「御餞別」
※上司や目上の方には失礼なためNG
【退職の場合】
「御祝」、「御餞別」
※上司や目上の方には失礼なためNG
中包み(または中袋)が付いている場合は、中袋の裏側に住所と名前を記載する。
中袋が付いていない場合のみ、裏側の向かって左下に住所と名前を記載する。
縦書きで、筆や筆ペン、またはサインペンでもOKです。万年筆やボールペンは不作法とされるため気をつけましょう。
文字の色は「黒色」に限り、楷書体ではっきりと書く。
餞別の書き方!連名の場合は?
①向かって右側から左へ、地位・年齢の高い順に書入れる。役職や年齢に関係ない場合は五十音順にします。
②表書きの差出人の箇所に連名で書く人数は3名までです。3名以上の人数になる場合は、金封の名前書きを○○一同として、向かって右側から左へと地位や年齢の高い人の順に書いた紙を添える。
③贈る相手を書入れる場合は、向かって左上に贈る相手の名前を入れる。
贈る側が連名の場合は向かって左側より右へと地位・年齢の高い人の順で書入れる。
注意ポイント
餞別の書き方!金額はどう書く?
①中包み(または中袋)の表側に、漢数字縦書きにて金額を記載します。
※連名の場合は、総額の金額を記載する。
ポイント
②熨斗袋と中包み(または中袋)とお札は、表(おもて)の面 が揃うように入れます。
中袋が付いていない簡単な祝儀袋や、中包み(または中袋)だけで上包みが無い簡単な祝儀袋の場合、祝儀袋の裏の左下に金額を書きます。
改まったお祝いとは違い、中袋がない熨斗袋は、金額が少額の際に使用するものなので、「金○○圓也」のように正式に書いても構いませんし、「五〇〇〇円」「三千円」と簡単に書いても構いません。
まとめ
会社での退職される方への熨斗袋の書き方について特化してお伝えしてみました。
熨斗袋の書き方は、用途によって様々な書き方や決まり事があったりするものです。
退職される方への餞別は、お世話になった方へ渡す機会も多いものです。失礼のないよう気をつけたいものですね。
是非、今回の情報を参考にしてみてください。