酉の市

【2026年最新】酉の市の熊手の選び方や買い方は?飾り方や値切り方、飾る場所、買い替え方法などの注意点をご紹介!

秋が深まる11月の「酉の日」

全国各地で開運招福や商売繁盛を願う縁起市、「酉の市」が賑わいを見せます。

境内や参道でひときわ目を引くのが、煌びやかな飾りが施された「熊手(縁起熊手)」です。

初めて酉の市に足を運ぶ方や、今年から熊手を買い求めようと考えている方にとっては、疑問がいくつも浮かぶはず。

  • たくさん並ぶ熊手の中から、どう選べばいいのか
  • 値切り方の作法はあるのか
  • 飾る場所や翌年の買い替えはどうすればいいのか

こうした疑問をひとつずつ解消できるよう、酉の市の熊手にまつわる基本知識から、失敗しない選び方、粋な買い方のマナー、正しい持ち帰り方・飾り方、古い熊手の返納手順まで、わかりやすくまとめました。

酉の市の熊手とは?由来と込められた意味

酉の市の熊手の正しい選び方&買い方は?買い替える時の注意点は?

農具の熊手が縁起物になった理由

熊手はもともと、落ち葉や穀物をかき集めるための、ごく普通の農具でした。

酉の市の発祥には諸説あります。

江戸時代、秋の収穫祭として始まった祭礼で農具として売られていた熊手が、「物をかき寄せる」という本来の用途になぞらえられました。

そこから「福徳や富、幸運をかき集める道具」へと見立てられるようになったのが始まりとされています。

「福をかき込む」「運をわしづかみする」縁起担ぎ

時代を経て、農具だった熊手に様々なおめでたい飾り(指物)が付けられるようになりました。

「福をかき込む」「運をとり(酉)込む」という語呂合わせも相まって、今のような華やかな縁起物へと発展していったのです。

鷲(おおとり)神社のご祭神や鷲の爪にちなんで、「運をわしづかみする」という縁起担ぎの意味合いも込められています。

初めてでも失敗しない!酉の市の熊手の選び方

酉の市の露店で並べられた色とりどりの縁起熊手。参拝客が小さめで可愛らしい豆熊手を手に取りながら嬉しそうに選んでいる様子。

まずは予算と飾る場所のサイズを決める

会場には様々な大きさやデザインの熊手が所狭しと並びます。

事前の準備なしに向かうと、どうしても迷ってしまうもの。

熊手を選ぶときは、次の2点を先に決めておくと安心です。

  • 無理のない予算
  • 自宅や店舗で飾る場所の寸法(高さ・幅・奥行き)

初めて購入する場合は「小さめ」からスタート

伝統的な習わしでは、「毎年少しずつ大きなものへ買い替えてしていく」のが良いとされています。

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そのため初めて熊手を購入する場合は、予算や飾る場所に余裕があっても、まずは小型の豆熊手や小さめのサイズから始めるのがおすすめです。

願い事や好みのデザインで選ぶ

予算とサイズが決まったら、境内を一周して複数の熊手店を見て回りましょう。

お店や職人によって、飾りの組み合わせや表情、全体の雰囲気はそれぞれ異なります。

叶えたい願い事に合った飾りがついているものや、直感的に「良いな」と感じたデザインを選ぶことが大切です。

熊手の飾りの意味一覧|ご利益・願い事別の選び方

熊手に付けられている飾りは「指物(さしもの)」と呼ばれ、ひとつひとつに吉兆の願いが込められています。

代表的な飾りの意味を見ていきましょう。

福を招く飾り(おかめ・招き猫など)


おかめ(お多福)
多くの福を招くとされ、家内安全や子孫繁栄を願う飾り


招き猫
人やお客、福を招き寄せる象徴


扇(扇子)
末広がりの形状から、未来への繁栄やめでたさを表す飾り

金運を高める飾り(大判小判・千両箱など)


大判・小判・千両箱・巾着
富や金運アップ、財運の隆盛を象徴


打ち出の小槌
願い事を叶え、金運を大きく育てる道具

商売繁盛・豊作を願う飾り(米俵・稲穂・升など)


米俵・金俵・稲穂
五穀豊穣、豊かな実り、事業の成果を象徴


升(ます)
「益々(ますます)繁盛」の語呂合わせにちなんだ縁起物


七福神
福徳、商売繁盛、諸願成就のご利益があるとされる飾り

長寿・家内安全を願う飾り(鶴亀・松竹梅など)


鶴と亀
「鶴は千年、亀は万年」といわれる長寿や夫婦円満、吉兆の象徴


松竹梅
寒さに耐え一年中緑を保つ松、力強く根を張る竹、気高く咲く梅。生命力や長寿、子孫繁栄を願う飾り

飾りの意味は店や地域によって異なる場合も

これらの飾りの組み合わせや意味合いは、熊手店や地域によって独自のこだわりや解釈がある場合もあります。

📌 ポイント

「この飾りでなければいけない」という厳格なルールはありません。

願いやデザインの好みに合わせて選んでみてください。

酉の市での粋な熊手の買い方・値切り方のマナー

酉の市の露店で商談が成立し、威勢よく三三七拍手の手締め(一本締め)を行っている瞬間。店主とお客の笑顔と打ち合わされる手元を中心にした構図

購入前に必ず価格(値札)を確認する

熊手店には値札が出ているものもあれば、表記がないものもあります。

価格がわからない場合は、気に入った熊手を指して「これはおいくらですか?」と、購入前に必ず値段を確認しましょう。

値切り交渉は必須?無理に値切らなくても大丈夫

江戸っ子の粋な風習として、「熊手を値切る」という駆け引きはよく知られています。

ただし、値切ることを「運を値切る」と捉える考え方もあり、最初から提示された金額で買い求める人も少なくありません。

値切り交渉は必須の作法ではないので、提示価格のままスマートに購入しても何の問題もありません。

値切った分を「ご祝儀」として渡す粋な買い方

伝統的な粋な買い方の手順は、次の通りです。

1 店員さんと交渉して価格を値切る(例:1万円の熊手を8千円に値切る)
2 値切った後の価格(8千円)ではなく、最初の提示価格(1万円)を支払う
3 値切った差額の2千円は「おつり」として受け取らず、そのままお店への「ご祝儀」として渡す

安く買っておいて、差額は粋にご祝儀として置いていく。

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これが酉の市ならではの買い方です。

手締め(一本締め)が行われるタイミングと注意点

一定以上の大きさの熊手を購入したり、ご祝儀を渡して商談が成立したりすると、お店の人たちが威勢の良い掛け声とともに「三本締め」の手締め(一本締め)を行ってくれます。

手拍子が始まったら、感謝を込めて笑顔で一緒に手を合わせましょう。

熊手を買った後の持ち帰り方と飾る場所

熊手の正面を前に向け・高く掲げて持ち帰る

購入した熊手は、正面を進行方向に向け、できるだけ高く掲げて持ち帰ると「途中の福をたくさんかき集められる」といわれています。

ただし、酉の市の会場や周辺は非常に混雑します。

⚠️ 注意

周囲の人や看板にぶつけたり、大切な飾りが壊れたりしないよう、安全を最優先に持ち運んでください。

神棚や目線より高い清潔な場所に飾る

自宅や店舗に持ち帰ったら、神棚、あるいは大人の目線より高い清潔な場所に祀ります。

方角の目安

北向きを避け、東向き・南向き・西向き(金運)が良いとされますが、設置する部屋の環境を優先して構いません。

避けるべき場所

  • 直射日光が当たる場所
  • 湿気の多い場所
  • エアコンの風が直接当たる場所
  • ドアの開閉でぶつかりやすい場所

玄関・店舗に飾る際の注意点

店舗やオフィスで飾る場合は、人通りの多い入口付近や高所の壁面に飾るのが一般的です。

壁掛けや棚置きの際は、熊手の重量に耐えられる留め具や突っ張り棒を使い、落下防止の対策をしっかり施してください。

熊手の買い替え時期と古い熊手の返納方法

基本は一年間飾って翌年の酉の市で買い替える

熊手は一年間お祀りし、翌年の酉の市で感謝を込めて返納。

そのうえで、新しい熊手に買い替えるのが一般的なサイクルです。

「毎年大きくする」習わしの意味と上手な付き合い方

前年より大きな熊手に替えるのは、「集める福や事業の規模を年々大きく育てていく」という吉兆を意味します。

とはいえ、住環境や事業規模、予算の都合で無限に大きくすることはできません。

同じ大きさを維持したり、無理のないサイズを選んだりしても、まったく問題ありません。

大切なのは、自分自身の状況に合わせ、納得感を持って選ぶことです。

同じ大きさや小さいサイズを選んでも大丈夫?

「去年より小さくすると運気が下がる」といわれることもありますが、これは俗信や縁起担ぎのひとつにすぎません。

生活スペースの変化に合わせてサイズを小さくすることは、決して不敬にはあたりません。

一旦リセットして、また一から福をコツコツ集めていく。

そんな前向きな気持ちで選んでみましょう。

古い熊手の納め方(返納場所と注意点)

一年間お祀りした熊手は、翌年の酉の市に持参します。

1 神社や会場内に設置されている「熊手納め所(古札お納め所)」へお返しする
2 納めた後は、境内で新しい熊手を買い求める

遠方で会場に行けない場合は、購入した神社・寺院に郵送返納の可否を確認するか、地元の神社の納札所へ相談してみてください。

自治体のゴミとして出す場合は、塩を振ってお清めしてから、分別ルールに従って処分しましょう。

2026年の酉の市はいつ?開催日と訪問時のポイント

秋の酉の市で賑わう神社の境内。手前には金運や商売繁盛のおかめや大判小判で飾られた華やかな豪華な縁起熊手が鮮明に映り、背景には温かく光るちょうちんの灯りが美しくボケている。

2026年(令和8年)の浅草酉の市の日程

2026年の浅草鷲神社などの酉の市は、以下の日程で開催される予定です。

  • 一の酉:2026年11月7日(土)
  • 二の酉:2026年11月19日(木)

年によっては「三の酉」まである年もありますが、2026年は一の酉・二の酉の2回開催となります。

お出かけ前に訪問先の神社・寺院の公式情報を確認

開催時間、熊手店の出店規模、交通規制、熊手納め所の受付時間などは変更になる場合があります。

お出かけ前には、必ず訪問予定の神社や寺院の公式サイト・公式SNSをチェックしておきましょう。

🟢 おすすめの理由(メリット):深夜・早朝から賑わう浅草などの酉の市へ遠方から出かける際は、周辺ホテルや新幹線・航空券とのパックプランを事前に予約しておくと安心です。混雑時も慌てずゆったり参拝できるほか、楽天トラベルならポイント還元もお得です。

🔴 注意点(デメリット):11月の酉の市シーズンは、開催日に向けて周辺ホテルが早期に満室になりやすい時期。日程が決まり次第、早めの予約がおすすめです。

酉の市の熊手に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 神社の「熊手御守」と露店の「装飾熊手」の違いは?

🟢 神社の授与所で拝受する「熊手御守(かっこめ等)」は、神職がお祓い・祈祷を行った神社のお札・御守です。

一方、境内の露店で買い求める「装飾熊手」は、熊手商が制作・販売する商売繁盛や開運の縁起物。

どちらを選んでも、併用してお祀りしても差し支えありません。

Q2. 遠方で翌年の酉の市に行けない場合はどうすればいい?

🟢 購入した神社や寺院の授与所・社務所へ連絡し、古い熊手の郵送返納が可能か相談してみましょう。

通販や代理参拝に対応している社寺や熊手店を利用する方法もあります。

🟢 おすすめの理由(メリット):酉の市へ直接出かけるのが難しい方や、自宅やオフィスの省スペースに飾れる小ぶりの「豆熊手」を探している方に向いています。職人手作りの華やかな装飾熊手から、モダンなインテリアに合うコンパクトな縁起熊手まで、予算やサイズに合わせてじっくり比較しながら選べます。

🔴 注意点(デメリット):通販で購入できる装飾熊手は、神社や寺院の授与品(お祓い済みのお札・熊手御守)とは扱いが異なる場合があります。信仰上の取り扱いや返納方法については、各販売店やお住まいの地域の案内に従って確認してください。

⇒⇒縁起熊手・豆熊手・神棚関連商品の一覧はこちらをチェック!

Q3. 通販で熊手を買う際の注意点は?

🟢 通販で装飾熊手を購入する際は、サイズや重量、壁掛け用の穴やスタンドの有無を必ず確認しましょう。

壊れやすい繊細な装飾品のため、梱包形態や破損時の保証対応も、商品ページでチェックしておくと安心です。

まとめ

酉の市の熊手は、1年間の感謝とともに次の1年の開運や商売繁盛を願う大切な縁起物です。

「必ず毎年大きくしなければいけない」「絶対に値切らなければいけない」といった厳しい決まりはありません。

ご自身の生活スタイルや予算に合わせたサイズを選び、気持ちよくお祀りすることが何より大切です。

今回のポイントを参考に、自分にぴったりの熊手と出会い、粋で心地よい酉の市参拝を楽しんでみてください。

  • この記事を書いた人

ゆき

主婦・会社経営と複数の草鞋を履きながら、本サイトの統括(編集長)を務めています。Webデザイナー・エンジニア・ディレクションなど15年培った「徹底的なユーザー目線の構成力」が強みです。これまでの豊富な人生経験から得た「失敗や後悔をライフハックに変える」共感の姿勢を大切に、大人のマナーや、シンプルで丁寧な身軽な暮らしのヒントを提案します。読者の皆様の毎日に寄り添う、心地よいメディア運営を心がけています。 詳しいライタープロフィールこちらから

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