PM2.5

PM2.5の原因と対策!飛来時期はいつ?マスクだけで十分?

「PM2.5」と言えば、ニュースでもよく耳にする問題ですね。

「PM2.5」は、健康への影響が懸念されている大気汚染原因物質でもあります。

対策としては、「マスク」が一番に浮かぶのですが、他の対策はないのでしょうか?

今回は大気汚染原因物質「PM2.5」について詳しく調べてみました。

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PM2.5の原因と対策は?

pm2.5

「PM2.5」の名前は知っていますが、そもそもどんな意味なのか知っていますか?

PM2.5とは?

「微小粒子状物質」ってご存知ですか?

微小粒子状物質とは、粒径2.5μm(マイクロメートル)【2.5mmの1/1000】以下の粒子状物質のことです。

粒径2.5μmというのは、人間の髪の毛の太さの1/30程度、花粉より小さい大きさとなります。

この微小粒子状物質のことを、「PM2.5」というのです。

また「PM2.5」は、単一の化学物質ではなく、「炭素、硝酸塩、硫酸塩、金属」を主な成分とする様々な物質の混合物です。

PM2.5の発生する原因は?

主な発生原因として、ボイラー等のばい煙を発生する施設や、自動車、船舶、航空機等の燃料の燃焼によって排出される硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中で光やオゾンと反応して、PM2.5が生成されます。

PM2.5の発生は最近ではありません。

古来より、大気中にはPM2.5の物質は存在していましたが、近年の地球全体、また世界での大気汚染が原因で、PM2.5の量が上昇し、今までに観測されたことのない濃度となっているため、世界中の人が懸念しているのです。

PM2.5が飛来する時期は?

PM2.5は大気中に存在するものですが、日本では、春先が最も多いとされています。

春先は、日本では「偏西風」の影響を受ける時期でもあるので、この時期にPM2.5が多く観測されるのです。

「偏西風」によってなぜ、PM2.5が増加するのか?

それは、中国大陸上空で発生したPM2.5が偏西風に乗って、風下にある日本に飛来するからです。

この時期は、「黄砂」も偏西風に乗って飛来してきます。

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以前は「黄砂」だけが取り立たされていましたが、2013年にPM2.5の高い濃度が観測されたことで、黄砂とともにPM2.5の飛来も問題視されたのです。

PM2.5対策はマスクだけ?

PM2.5の怖さは、先にもご紹介したその粒子の小ささでもあります。

PM2.5の大きさであれば、肺の奥深くまで入り込んでしまうのです。

そのため、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などになりやすく、特に抵抗力の低い高齢者や子供は注意が必要なのです。

呼吸器系への侵入経路は、やはり口と鼻からですので、PM2.5の吸引を避けるには、外出時にはマスクの着用が必須となります。

マスクもPM2.5に対応したマスクを着用しなければ、繊維をすり抜けて、体内に吸い込んでしまうことになります。

PM2.5対策!マスク以外に有効なものは?

最近では、空気清浄機でもPM2.5に対応してあるものが多く販売されています。

高齢者や小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、PM2.5に対応した空気清浄機の活用は有効でしょう。

屋外でマスクをしているから安心と思っていても、PM2.5は、衣類に付着して室内に侵入します。

こういった場合にもPM2.5に対応した空気清浄機であれば、室内をクリーンに保てますので安心です。

PM2.5対策!外出を控える

PM2.5対策として最も有効なものは、環境基準を超えた数値が観測された場合は、不要不急の外出は控えることが一番の有効な対策かもしれません。

環境基準とは、「健康を保護するために望ましい基準値」が定められていて、地方自治体など、全国700ヶ所以上でPM2.5の常時監視が実施されています。

まとめ

PM2.5についてご紹介しました。

小さいながらも、人体への影響は計り知れない怖さがありますね。

一番の有効な対策は、環境汚染の改善だと思うのですが、現在の世界の現状を鑑みても、正常な大気状況に戻すには、規模によっては、数十年~数百年掛かるそうです。

それだけ、一度汚染されたものを元に戻すことは難しいものなんだと改めて思い知らされました。

  • この記事を書いた人

ゆき

こんにちは、ゆきです。 約12年ほどわりとブラックな会社でWEBデザイナーを経て、今はサイト作成・運営のフリーランスとして活動中。 40代に突入した夫婦のライフスタイルを題材とした様々なネタを記事にしています。 詳しいライタープロフィールこちらから

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