社会人として初めての年末を迎えるにあたり、「いつもお世話になっている社長に年賀状を出そう!」と思う方も多いものです。
社長と普段接する機会も少ないのであれば、年賀状は社長とのコミュニケーションツールとしても役に立ちます。
でも、社会人として初めて送る年賀状。年賀状のマナーや書き方などわからないことがあるのではないでしょうか?
今回は、会社の社長に年賀状を出すとき気をつけることや、例文&一言メッセージなどについてご紹介します。
年賀状を社長に出す時新入社員が気をつけることは?
社会人1年目では、社長に年賀状を準備するときにどのように書けば良いのかなんて悩んでしまうものです。
会社のトップである社長に送るのですから、失礼があってはいけないと思うのも当然のこと。
そこで、社長に送る年賀状を書く上で気をつけるポイントを下記にご紹介していきます。
年賀状に書く内容は?
通常、年賀状には、「新年の挨拶」、「昨年のお礼」、「新年の抱負」、「本年のお願い」、「先方に対する祈念(皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます)」などを書くのが基本です。
新年の挨拶などの文言については、パソコンや印刷を使ってもかまいませんが、「昨年のお礼」や「新年の抱負」、「本年のお願い」などは、自分の言葉を使って自筆で書くのが良いでしょう。
最後に、日付(「平成○○年 元旦」など)、自分の氏名、住所を書きます。
元旦に到着するように送る!
当たり前ですが、会社の社長に年賀状を送るときには、元旦到着が必須です。
2日や3日に届くのは、大変なマナー違反ですので気をつけましょう!
元旦に到着させるためには郵便局が指定する日(12月25日が一般的)までにポストや郵便局に年賀状を投函する必要があります。
師走(12月=師匠も走り回るぐらい忙しい)は仕事やプライベートなど何かと忙しかったりします。
また、週末の忘年会などで二日酔いになり土日がつぶれてしまったりとなかなか年賀状作りが進まないことも十分に考えられますので、年賀状は早め早めに準備しておくことをおすすめします。
メモ
新年の挨拶に略語は使わない!
略語と言っても、「あけおめ」などではありませんよ^^
「あけましておめでとうございます」を意味する新年の挨拶の書き方についてです。
新春になるとに街などでよく見かける、「迎春」「慶春」「賀正」「賀春」などは、省略した挨拶、つまり「略語」になりますので、目上の方や年配の方への年賀状の挨拶として使うのは避けましょう。
今回のように社長への年賀状の挨拶は、「謹賀新年」や「謹んで新春のお慶びを申し上げます。」など畏まった文言を使うのがよいでしょう。
ポイント
「新年」と「あけまして」は同じ意味のため重複表現となります。
実は書き方以前に日本語として間違っていますので、社長に限らず、年賀状でこのような書き方はしないように注意しましょう。
縁起が悪い言葉は避ける
新年に届く年賀状は、縁起のいいものです。年賀状の中はすべて「おめでたい表現」で埋めるのがマナーです。
ですので、「衰える」「去る」「破れる」「滅びる」「病む」「絶える」「失う」「枯れる」「倒れる」など縁起の悪い言葉は避けます。
出す前の注意点
最近では、社内の中での年賀状のやり取りは任意だったり、虚礼廃止徹底など禁止している企業も増えてきていますので、社長に年賀状を出す場合は社内ルールを上司に確認をしておきましょう。
禁止をしている企業ですと、知らずに年賀状を送ると指導不足として上司が怒られることになることも…
年賀状を社長に出す時の例文は?
上記で紹介したポイントを押さえながらどのような年賀状の文言が良いかご紹介します。
例文①
旧年中は公私にわたりご親身なご指導ご鞭撻をいただき誠にありがとうございました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます
令和○○年 元旦
例文②
昨年は大変お世話になり有難うございました。
昨年の経験を生かし今年はご期待に応えるべく精進する所存でおります。
年頭にあたり、本年も変わらぬご指導をお願いいたしますとともに、ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
令和○○年 元旦
例文③
旧年中は大変お世話になり有難うございました
新しき年の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
本年も宜しくお願い申し上げます
令和○○年 元旦
例文④
皆様おそろいで良き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は仕事に慣れる事で精一杯のまま終わってしまったような気がします。
入社二年目の今年は、目標を明確に見定めて積極的な姿勢で業務にあたりたいと思っております
本年もご指導とご鞭撻の程 何卒宜しくお願い申し上げます
年賀状を社長に出す時に手書きの一言はいるの?
現在では、年賀状はパソコンや印刷などを使うことが一般的で、特に失礼に当たることもないのですが、全面印刷の年賀状では、事務的で虚礼的な印象をうけてしまうものです。
年賀状の余白部分に、自筆で一言新年の挨拶を付け加えることによって、年賀状から受ける印象も違ってきますので、年賀状への一言を書き添えてくださいね。
今回は、社長に送る年賀状ですので、自筆での一言は「昨年お世話になったお礼」「来年への抱負」や「決意表明」などを書き添えると良いでしょう。
自筆の一言~例文~
■今年も○○目標に到達できるように頑張ります。
■○○部の一層の飛躍の為に努力する所存です。
■今年は年間を通じて個人目標○○達成を目指します!ご指導宜しくお願いします!
■社会人2年目の春を迎えます。後輩も出来ることですし、お手本になるよういっそう努力していきます。ご指導ご鞭撻宜しくお願いいたします。
■仕事の厳しさと同時に、面白さを感じ始めております。まだまだ未熟ではございますが、どうぞこれからもご指導くださいますようお願い申し上げます。
■今年は入社2年目、今までご指導いただいたことを更に活かし、○○を目標に努める決意です。
まとめ
普段は、社長へ季節の挨拶状など出す機会はほとんどありませんので、年賀状は唯一送る挨拶状になることが多いものです。
それ故に、普段の感謝の気持ちを素直に伝える年賀状にしたいものですね。