4月の行事

エイプリルフールの由来や意味は?なんのためにあるの?

「4月1日」

うちの子たちは、「エイプリルフール」に嬉々として私や夫をだましにかかってきます。

だますといっても子どものことなのでかわいいものなんですが、毎回「あぁ、だまされた!」と、こりごりな気持ちが吹きあがります。

以前に一度、だまされた悔しさから「そもそもエイプリルフールってなんのためにあるのか知ってやってるの!?」と、子どもたちに問いただしました。

子どもたちは、案の定、無言・・・。

してやったりと思いながらも、大人げない自分にまた苦笑したものです。

あなたは「エイプリルフール」がなんのためにあるのかご存知ですか?

今回は、エイプリルフールの由来や意味は?なんのためにあるの?についてご紹介します。

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エイプリルフールの由来や意味は?

エイプリルフールの由来や意味は?なんのためにあるの?

「エイプリルフール」は、英語で書くと「April Fools' Day」となります。

Foolの意味とは?

・ばか者、愚か者、あほ、間抜け、能なし
・ふざける、おどける、ばかなまねをする
・だます、欺く、ごまかす、惑わす、けむに巻く、かつぐ、~に一杯食わせる、からかう、ばかにする
【英和辞典より】

上記の意味からもわかるように、エイプリルフールとは、世界的に「罪のないうそならついても良いとされる日」です。

エイプリルフールの起源

子供の頃から知っている「エイプリルフール」ですが、実は、起源には多くの説があり、その起源というのが正確にはわかっていないのです。

いくつかの起源のなかでも代表的なものを下記にご紹介します。

フランス発祥説

シャルル9世に反抗説
昔、ヨーロッパでは3月25日(キリスト教の受胎告知)を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催する風習がありました。

イエスの誕生日が12月25日であることからその9か月前である3月25日は「受胎告知の日」と定められています。

しかし、1564年、当時のフランス国王だったシャルル9世が、3月25日を新年の始まりとするのではなく、1月1日を新年とする新暦を採用する「ルシヨンの勅令」を出したのです。

しかし、地方などではこの勅令が広まらず、国王が新暦を採用した後も4月1日に新年のお祝いをしている人たちが少なくありませんでした。

そしてそんな人たちをからかって「April Fool!(4月バカ!)」という言葉が使われるようになっていきました。

そうすると、「April Fool!(4月バカ!)」とからかわれた人たちのなかには、暦の変更に反発し、4月1日を「嘘の新年」と定めてバカ騒ぎをはじめたのです。

そんな民衆の行動を知ったシャルル9世。

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王である自分の命令を無視され、怒ったシャルル9世は、「嘘の新年」を祝っていた人々を捕らえ処刑していきました。

その中には、まだ13歳の少女までも含まれていたのです。

そんな王の所業にフランスの民衆は憤慨し、この事件を忘れないようにより盛大に「嘘の新年」を祝うようになっていき、これが「エイプリルフール」のはじまりになったといわれています。

バカな魚説
フランスでは4月1日のエイプリルフールのこと「poisson d'avril(ポワソン・ダブリル)」と呼んでいます。

フランス語で、「Poisson」は「魚」「d'Avril」は「4月」を意味しており、「poisson d'avril」で「4月の魚」という意味になります。

この「4月の魚」にも下記のように諸説あります。

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◆「4月の魚」は「サバ」のことを指し、ちょうどこの時期にサバがよく釣れるため、すぐ釣られてしまうあまり利口ではないサバを「バカな魚」と呼び、4月1日にだまされる人を「4月の魚」という説。

◆フランスではその昔、魚の産卵期である4月初旬から釣りが禁止されていました。
人々は漁獲の最終日である4月1日に、釣り好きの人たちをからかってニシンを川に投げ込んだりして釣り人たちにいたずらしようとしたのが始まりという説。

◆「4月の魚」はうお座からきていて、3月まではうお座にいた太陽が4月1日からは、牡羊座に移動する(離れる)からという説。

上記のように、フランスで4月1日のエイプリルフールのことを「poisson d'avril(ポワソン・ダブリル)=4月の魚」と呼ぶ理由には諸説あります。

フランスではエイプリルフールの4月1日に、友達同士で嘘をつきあったり、いたずらをしあったりして、「poisson d'avril」と叫び合います。

また、子供たちは紙に魚の絵を描き、それをできるだけ気づかれないように背中にこっそり貼って、その人が魚の絵に気づくとからかい合ったりします。

キリスト説

「poisson」は、元々「Passion(受難)=「キリストの受難」」を意味し、キリストが生前、保守派の祭司長たちに愚弄されたことを忘れないための行事とする説

イギリス発祥説

イングランドでは、1660年の王政復古の記念日として、5月29日を「Oak Apple Day(オークアップルデー)」として祝っていました。

チャールズ2世がオークの木に隠れて助かったこと(いわゆる「ロイヤル・オーク」の伝説)から、この日の午前中だけオークの実(Oak Apple)を身に着けて国王に忠誠を誓う習わしがあり、その影響から、イギリスでは4月1日のエイプリルフールの嘘も午前中までとなっているという説。

ノアの方舟説

旧約聖書で語られるノアの方舟。

その話の中で、主人公であるノアは洪水が収まってきた頃、陸地を探すためにハトを4月1日に飛ばしますが、結局陸地にたどり着けず手ぶらでノアのもとへ戻ってきてしまいます。

この話をもとに、4月1日はハトのように無駄なことをさせられるといういわれが起源になったという説。

インドの修行僧説

インドでは修行僧が、春分の日から1週間の期間、過酷な悟りの修行を行います。

その修行が終わる日が4月1日で、せっかく悟りの境地に達したのに、すぐ俗世(この世)に戻ってくることから、「修行がムダになってしまう」として、笑いの種になっていました。

このことから、修行期間が明けた日である4月1日を、「揶揄節(やゆせつ)」と呼び、他人にムダなことをさせてからかう習慣が、エイプリルフールとして定着したという説。

エイプリルフールってなんのためにあるの?

上記のようにエイプリルフールについての起源も多くの説があり、どれが正確かは定かではありません。

そのためエイプリルフールが何のためにあるのか?についてもはっきりとした理由があるわけではありません。

ですが、エイプリルフールは、世界的に「罪のないうそならついても良いとされる日」として現在でも受け継がれています。

ちなみにイギリスなどでは4月1日の午前中までが嘘をついても良いとされており、正午を越えた頃合いから嘘だった事をバラす事が多く、ひとつのエイプリルフールのルールともなっています。

日本ではそのようなルールはないため、4月1日中であれば嘘をついても良いとされています。

ただし、世界的にエイプリルフールとはあくまでも「悪ふざけ、いたずら」程度のものまでが許されており、人を必要以上に傷つけたりすることは逆に非難の対象ともなることが多いので注意が必要です。

あくまでユーモアを楽しむ日として、その嘘をばらした時・ばらされた時にみんなが笑顔で楽しめる日がエイプリルフールでもあるのかもしれませんね。

まとめ

我が家では、「そもそもエイプリルフールってなんのためにあるのか知ってやってるの!?」と、子どもたちに問いただしたわけですが、

「あくまでユーモアを楽しむ日として、その嘘をばらした時・ばらされた時にみんなが笑顔で楽しめる日がエイプリルフールなんだよ!」と伝え、「相手を怒らせたり泣かせたり悲しませることはNG!みんなが笑顔で終わる嘘をついてください!」と教えました。

みなさんも、笑顔になれるエイプリルフールを心掛けましょう!

  • この記事を書いた人
ゆうこ

ゆうこ

私は普段、介護のお仕事をしています。 老人ホームや介護施設では、春夏秋冬、季節感のある趣向を凝らしたさまざまなイベント・行事が行われます。 日本ならではの「和」を感じる日々がこれからも大切に子ども達にも繋いでいけるよう、日々の暮らしの年中行事や歳時記についての記事を中心に書いています。 詳しいライタープロフィールはこちら

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