4月になると海外のニュースなどで「イースター」の情報を耳にします。
日本ではなじみのない「イースター」ですが、キリスト教圏の国ではクリスマスよりも大事なイベントなんです。
今回は、イースターって何をする日なの?意味や由来&何をするものなのかについてご紹介します。
イースターの意味や由来とは?
「イースター」は、英語で「Easter」と書き、日本語で翻訳すると「復活祭」のことを意味します。
「イースター」はキリストが死から復活したことを祝う、キリスト教最大のお祭りです。
この「キリストが死から復活した」というのは、下記のようなものです。
その際にイエス・キリストは「3日後に復活する」との予言を遺して亡くなります。
そして、3日後、イエス・キリストは予言通り復活したのです。
イエス・キリストは、たくさんの奇跡を起こしたといわれていますが、この死後の復活はイエス・キリストが起こした奇跡のなかでも最大の奇跡といわれています。
この復活をきっかけに、それまで半信半疑だった信者たちの信仰心も揺らぎないものになったそうです。
ユダの裏切りとは?
上記のように、「イースター(復活祭)」は、キリスト教では、最も重要な日とされており、このイースターのお祭りをお祝いする決まり文句は「Happy Easter!」と言い合いお祝いをするのです。
ほかにも、イースターという言葉は、春の女神である「エオストレ(Eostre)」が由来になったという説があります。
寒い冬を越えてやってくる春は、新しい自然の息吹や誕生に満ちあふれる季節でもあります。そんな春を迎える喜びが、いつしかイエス・キリストの復活の日と重なり、この時期の行事になっていったという説もあります。
ちなみに、モアイ像で有名なイースター島は、1722年、オランダ海軍がこの島を発見した日がイースターだったことから「イースター島」という名前がつけられたそうです。
イースターっていつ?
毎年、クリスマスは12月25日、ハロウィンは10月31日といった具合に日にちが決まっていますが、イースターは毎年日にちが変わります。
イースターの日にちの決め方は、地域による違いがありますが、欧米では主に下記のように定められています。
ちなみにイースターの日にちは下記のようになっています。
- 2022年:4月17日
- 2023年:4月9日
- 2024年:3月31日
- 2025年:4月20日
イースターって何をするの?
イースターには、世界中の多くの教会で特別な礼拝が行われるほか、食事やイベントなどさまざまな習慣が存在します。
イースターといえば・・・
イースターに欠かせないもののひとつが、「タマゴ」。
イースターの卵は、「イースター・エッグ(Easter egg)」として、イースター(復活祭)の休日を祝うために、特別に飾り付けられています。
卵は、復活の象徴であり、新しい命の象徴として、イースターとは切っても切り離せない重要なアイテムとなっています。
イースターに欠かせないものとしてもうひとつ、「ウサギ」。
上記のイースター・エッグを運んでくるのが「イースター・バニー」と呼ばれるウサギです。
イースターになぜ「うさぎ」なのか?
うさぎは繁殖力が高く、多産であることから、「豊穣の象徴」とされ、繁栄のシンボルともされていることからイースターのシンボルともなっています。
イースターの時期に街を歩くと、うさぎの耳をつけた子どもや大人たちの姿を見かけることが多くなりますよ^^
また、イースターは子どもたちにとっても楽しいお祭りで、下記のような遊びなどでイースターを楽しみます。
イースターエッグ
卵に絵を描いたり色を塗ったりして、オリジナルのイースターエッグをつくります。
色とりどりにペイントされたイースターエッグは、家族や友だちと見せ合ったり、ホームパーティーのひとつとして楽しんだりします。
また、イースターの時期には卵の形やウサギの形をしたチョコエッグなども店頭に多く並び、その中にもチョコレートやキャンディーがたくさん入っていて子どもたちに人気のイースターお菓子となっています。
エッグ・ハント
色とりどりにペイントされたイースターエッグを隠して、それを見つけて遊ぶもの。
小さい子たちは、大はしゃぎで楽しむイベントなんですよ!
隠されたイースターエッグのなかには、柄などによって特別なものも混ざっていたりして、それを見つけた人には、特別なご褒美が!なんて趣向を凝らして楽しんだりもします。
まとめ
日本ではまだなじみが少ない「イースター」。
ハロウィンと同じで、いつの間にか日本でもイースターイベントが増え、定着する春のイベントへとなっていくかもしれませんね。