新型コロナウイルス感染症が世界的な拡大を見せるなか、日本でも首都圏などで感染者数が増えていることもあり、危機感が高まっています。
ニュースなどを見ていると、「オーバーシュートにならないように」、「ロックダウンを早く行うべき」といった言葉を耳にすることも増えてきました。
少し前には「パンデミック」や「クラスター」といった言葉もよく聞きましたね。
このカタカナの聞き慣れない言葉ってわかりづらくないですか?
「つまりどういう状況なの?」と聞き返したくなるものですが、テレビのなかの人たちはみんなわかってて当たり前といった感じで普通に話を続けてしまいます^^;
今回は、現在の新型コロナウイルス感染症の状況に置いて行かれないように、必要最低限知っておきたいオーバーシュートやロックダウンなどどういう意味?についてわかりやすくまとめてご紹介します。
オーバーシュートやロックダウンなどどういう意味?わかりやすく教えて!
一般市民にとってカタカナ表記の用語がいいのか悪いのか?
新型コロナウイルス感染症の広まりだけでも不安なのに、現在の状況が分かりづらかったら余計に不安になるものです。
オーバーシュートやロックダウンといった言葉は、使い慣れない&聞きなれない言葉である以上、分かりにくいのは事実です。
日本でも、新型コロナウイルス感染症が拡大を見せるなか、自分や大切な人を守るため、とりあえず、自分たちになじみのある日本語に置き換えて、「なるほど、今はこういう状況なんだな。」と、自分のなかで認識し、納得できるようにはしておきたいものです。
特に、うちのように子供がいるご家庭では、子どもの命を守るためにも、自分のなかで認識する力は必要かもしれませんね。
下記に新型コロナウイルス感染症の広まりにともない、よく耳にするカタカナ表記の英語について「どんな意味なのか?」についてご紹介します。
- パンデミック(pandemic)世界的大流行
- クラスター(cluster)感染者集団
- オーバーシュート(overshoot)爆発的患者急増
- ロックダウン(lockdown)都市封鎖
世界中の人に感染する可能性がある病気が国境を越えて広がり、制御不能に大規模で流行している状況を指します。
「集団」や「房」から転じたもので、感染症の小規模な集団感染や、それによってできた感染者の集団のこと意味します。
※厚労省は今回、同じ場所での接触が明らかな感染者が5人以上いる状況をクラスターと定義しています。
金融市場や統計などで、基準を超えて行き過ぎた変動を指すもので、爆発的に感染患者が増える状況のことを意味します。
一定期間、都市封鎖したり、外出禁止や店舗を閉鎖する措置のことをいいます。
上記の代表的なもののほかにも、テレビなどを見ていると下記のような表現も聞かれることもあるのでご紹介しておきます。
- リンクが追えない
- 新たなフェーズに移った
感染源が分からない、感染源が追えないなど、感染経路がたどれない状況のことです。
フェーズ(phase)とは「段階」の意味があり、おかれた状況が変化したとき、物事が新たな局面や時期に入ったことを表現するときなどに使われます。
※「フェーズ1(フェーズワン)」=「第1段階」とも言い換えられます。
新型コロナウイルス感染症 国内の感染状況
現在の日本国内の状況もですが、自分が住んでいる地域の状況についても知りたいものです。
厚生労働省は、感染者間の関連が認められた集団の発生箇所を示した「全国クラスターマップ」を公開しています。(※下記参照)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#kokunaihassei
また、日本国内の新型コロナウイルス感染症患者数マップがジャッグジャパン株式会社より公開されています。
各省庁ならびに地方自治体から発表される患者発生の情報を一元的に取りまとめて分かりやすく視覚化されていますのでご参考に!(※下記参照)
https://gis.jag-japan.com/covid19jp/
まとめ
新型コロナウイルス感染症の脅威はまだまだ続きます。
行政機関などは、「知っていて当たり前」ではなく、一般の人になじみがない言葉で状況を伝えるのではなく、老若男女すべての人が分かるような言葉で丁寧に説明する必要があるのかもしれませんね。
工夫すべきところがあれば、改善したり、できるだけ日本語に置き換えたり、状況に応じて柔軟に表現を変えていくことも必要な気がします。
わかりやすく丁寧に説明することで、不安を和らげることにも繋がるため、こういう緊急時だからこそ、いろんなことに丁寧さが求められるのかもしれませんね。