暑い夏は大人でも体力を奪われてしまいます。
大人よりも体力がなく、免疫力が低い子供は、なおのこと暑い夏を乗り切るのは大変なものです。
大人と同じように夏バテの症状が現れることもあります。
子供は自分では対策ができないぶん、周りの大人がきちんとケアしてあげないと、夏バテが原因で他の症状を引き起こしたり、長引くことも少なくありません。
子供の夏バテは、早めのケアが大切です!
今回は、子供の夏バテ対策&食欲がない時や夏バテしているときの解消法についてご紹介します。
子供の夏バテ対策は?
子供も大人も夏バテの対策方法は同じです。
ですが、大人は自分で自分の体をケアできますが、子供は知識や術を知らないぶん、周りの大人が意識してケアしてあげる必要があるのです。
子供の夏バテ対策の3原則!
①食事
人間は食事から毎日の生活に必要なエネルギーや体の形成に必要な栄養素を摂取します。
子供は成長過程の途中でもあるので、1日3回の食事を規則正しく食べることが大切です。
食事も栄養の偏りや不足などがないようバランスが取れた食事が理想です。
暑い季節になると、冷たいジュースやアイスを好んで口に運ぶ機会も増えますが、冷たい飲み物や食べ物は胃腸への負担も大きくなります。
胃腸が弱ると食欲減退や下痢などの症状も引き起こします。
夏バテ対策として食事は大切ですので、大人がきちんと管理ケアしてあげましょう。
②運動
体を動かすことで筋肉が強くなり、骨の形成や、体力作りにもなります。
体を動かすことで、自然と汗をかき、血液の循環も良くなり、心肺機能も向上して、体の形成が促進されます。
これによって、免疫力も向上し、強い体を得ることができます。
ゲームやテレビなど体を動かす時間が少なくなってきている現在は、意識的に体を動かす時間を大人が作ってあげて、子供の体作りをサポートしてあげるようにしましょう。
③休養
睡眠は、心身の疲れを取るだけでなく、病気に対する抵抗力や治癒力を高めます。
よく「寝る子は育つ」と言いますが、子供にとって睡眠は大切で、夜間だけでなく、体力を奪われやすい暑い夏の季節には、「昼寝」を活用するだけでも効果的です。
夜更かしや不規則な生活は何も良いことがありません。
それどころかどんどん悪循環を生んでしまいます。
上記のように、夏バテ対策は人間の生活の中で基本となることを大切にすることで、改善されますし効果もあります。
夏休みなどは、不規則な生活になりがちですが、周りの大人が意識して規則正しい生活習慣を維持してあげるだけでも、夏バテになりにくく、また夏バテになっても長期化することがなくなります。
子供の夏バテ 食欲がない時は?
子供の夏バテの症状として、食欲不振があります。
これは、自律神経の不調により消化機能の低下を招き、食欲不振になるためです。
食欲不振が続くと、必要な栄養素が摂取できず、体力も低下し、夏バテの長期化や他の病気にもなりやすくなってしまいます。
ですので、子供が「食べたくない。」と言い出したら、注意深く観察し、適切な対処を心掛けましょう。
子供の夏バテで食欲がない時の対処法は?
消化の良いものを少量ずつ食べさせる
食欲がない時に無理やり食べさせると逆効果になります。
ですので、そういった場合には量よりも質に重点を置いて、体力回復や疲労回復に効果的な食べ物を摂り入れましょう。
体力回復や疲労回復に効果的な食べ物は?
豚肉
クエン酸
お酢、梅、オレンジやレモンなどの柑橘類。
体力回復や疲労回復に効果的なメニューは?
豚汁
食欲がない時には、スープなどは食べやすく消化も良いのでおすすめです。豚汁は、疲労回復効果もある豚肉も入っており、野菜などの具もたくさん入って栄養的にも効果的です。
また、「みそは医者いらず」という言い伝えが昔からあり、味噌の原料である大豆が発酵によって、アミノ酸やビタミン類が多量に生成されており、みその栄養価は非常に優れているのです。
また、温かい食べ物は体温を上昇させます。
体温が上がることによって免疫力がアップするとともに、血行が良くなり血液量が増え、細胞に十分な酸素と栄養が供給され、回復も早まります。
子供の夏バテ 解消法はコレ!
これは、大人の人でもおすすめの解消法ですが、子供にも効果があります。
それは、「入浴」です!
夏の暑い時期に外出を控えることも多くなります。室内にばかりいるとエアコンなどによって汗をかくことが減ります。
汗をかかないと、熱が体にこもって熱中症になりやすくなったり、低体温になることで、自律神経が乱れ、免疫力も低下します。
これはすなわち、「夏バテになりやすい体になってしまう!」ということなのです。
ですので、汗をかくためには運動が一番ですが、「入浴」も効果的で夏バテ気味の時には解消法としても効果的です。
子供の夏バテ解消法!入浴の方法は?
子供の夏バテ解消法!入浴の注意点は?
- 子供が湯船に浸かっているのが飽きたり、しんどい場合には無理はさせずに湯船から出してクールダウンさせてあげましょう。
- 入浴は水圧で体力を消耗しますので、体力が落ちている時には浸かり過ぎには注意しましょう。
- 入浴中もこまめに水分補給ができるようにしてあげましょう。
- お風呂から出る時には、湯冷めしないように手足に冷水をかけて上がり湯をするようにしましょう。
※手足を冷やすことで広がった血管が引き締まり、体の熱が逃げにくくなります。
入浴でゆっくり、しっかりと汗を出すことで体がリフレッシュされます。
また、入浴後にストレッチなどを一緒にしてあげると体もほぐれて自律神経の改善にも効果があります。
夜更かしが続いていて不規則な生活になっている場合などには、入浴をうまく取り入れて、規則正しい生活に戻すことにも効果があります。
まとめ
子供の夏バテは、早めのケアで体力回復を早めにさせてあげるようにして、夏バテが長引かないようにすることが一番です。
大人のケアが大切ですので、子供のサインを見逃さずに対応してあげましょう。