人間の体は、毎日自分が食べたものでできています。
人間の成長には栄養が必要不可欠であり、毎日の食事は、背を伸ばすためにも重要なポイントになります。
「身長を伸ばすためには〇〇が良い」と言った不確定なことを続けるよりも、毎日の食事に気を遣うことが一番の近道かもしれませんね。
「身長を伸ばす食べ物ってあるの?」今回は、そんな質問にお答えして、背が伸びるのに有効な食べ物や飲み物についてご紹介します。
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背が伸びる食べ物や飲み物は?
身長は、遺伝の影響が大きい気がする人が多くいますが、実は遺伝的要因は約20%程度で残りは、自分で努力することでも十分に伸ばすことが可能なのです。
そのなかでも重要なものに「栄養・睡眠・運動」が大きく影響すると言われています。
特に成長期の食生活は、体の形成の基盤ともなる重要な役割を担っています。
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身長を伸ばしたい!と思ったら、毎日の食生活を見直すことが一番の近道かもしれませんよ。
人間の体と栄養素の関係
人間の体は、骨と筋肉と脂肪で構成されており、これらの組織は人間が毎日食べる食事に含まれるそれぞれの栄養素で成り立っています。
栄養素は、生命活動を維持するためのものであることはもちろんですが、体の中に吸収された結果、下記の3つの大きな働きをします。
- エネルギー源になる
- 体の組織(筋肉、血液、骨など)をつくる
- 体の調子を整える
身長と骨の関係
身長が伸びるメカニズムは、基本的には、足の骨や背骨などの「骨が伸びる」ことで身長も伸びます。
骨と骨は連結していて、その連結部分に骨端線と呼ばれる軟骨のようなやわらかい部分があり、その軟骨部分が伸びることで身長が伸びていくのです。
大人になるにしたがってこの軟骨部分は堅い骨になってしまい骨は伸びなくなり、身長の伸びも止まります。
そのため、身長を伸ばすためには、まず骨の成長がスムーズに行われるようにすることが重要なポイントであるとも言えるのです。
そして、この骨端線の成長を促す栄養素として、カルシウム・タンパク質・マグネシウム・亜鉛・ビタミンDが重要となります。
身長を伸ばすにはバランスが大事
人間の体が何でできているか知っていますか?
人間の体は約7割が水分、その次に多いのが約2割を占めるタンパク質です。
タンパク質は、筋肉や内臓、爪や髪を作っているだけじゃなく、ホルモンやヘモグロビンなど、さまざまなカタチで体のなかに存在し、体の形成に重要な役割を担っています。
そして体の骨の主要成分であるカルシウムは、体がつくられる成長期には最重要です。
そして、タンパク質やカルシウムがうまく体に吸収されるようにしたり、働きをサポートしてくれるのがマグネシウム・亜鉛・ビタミンDたちなのです。
栄養素は単独で摂取するよりもそれぞれの働きをサポートする栄養素と一緒に摂取することで、より一層の効果が期待できます。
身長を伸ばしたい!と思うのであれば、上記の栄養素を毎日の食事でバランス良く摂取するのが効果的とされています。
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カルシウム
カルシウムは、乳製品、骨ごと食べる魚、殻を食べるエビ、葉物等に多く含まれます。
●大豆製品、ごま(豆腐、油揚げ、納豆、ごまなど)
●海産物(わかめ、しらす干し、ワカサギ、干しえび、うなぎなど)
●野菜(小松菜、切干大根、大根菜、野沢菜、チンゲン菜など)
タンパク質
タンパク質は、肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品に多く含まれます。
●豚肉
●鶏肉
●魚類(マグロ、カツオ、サンマなど)
●たまご
●豆類(豆腐など)
●乳製品(牛乳、チーズなど)
マグネシウム
マグネシウムは、大豆製品、魚介類、海藻、木の実に多く含まれます。
●牡蠣
●アーモンド
●ほうれん草
●大豆
●インゲン豆
●落花生
●カツオなど
亜鉛
亜鉛は、牡蠣、牛肉に多く含まれます。
●牛もも肉
●豚レバーなど
ビタミンD
ビタミンDは、魚に多く含まれます。
●しらす干し
●鮭
●きくらげなど
食事するタイミングも気を付けて!
実は、食事をするタイミングも、身長を伸ばすのに効果的なタイミングがあります。それは「お腹がすいてから食べる」ことです。
胃の中が空っぽになっている時は、食事をとることによって胃壁が刺激を受け、グレリンという成長ホルモン促進ペプチドが出ます。
そして、このグレリンが脳下垂体を刺激することによって、成長ホルモンが分泌されるのです。
成長ホルモンは、「身長を伸ばすホルモン」としてよく知られています。
ちょこちょことお菓子を食べたり、空腹感がないままだと、食事をとった時に、充分な成長ホルモンが出ないので注意しましょう。
尚、成長ホルモンは睡眠時に分泌されます。上記に紹介した身長を伸ばすために重要な栄養素であるタンパク質には、睡眠に必要な睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌に欠かせない、トリプトファンの生成にも役立ちます。
良質なバランスの良い食事を心掛けることで、成長ホルモンの分泌に重要な睡眠に結びつき、良質な睡眠の確保にも役立ちますので、すべてがスムーズに、そして好循環に結びつくように、まずはバランスの良い食事からとり組むのもいいかもしれませんね。
お菓子やインスタント食品は身長を伸ばすには良くない?
お菓子類は、脂質や糖分、炭水化物などの高カロリーの物が多く、食べ過ぎで太りやすくなります。
それにより、通常よりも思春期が早く来てしまい早期に身長が止まる可能性があります。
また、深夜のお菓子の間食は、血糖値を上げて成長ホルモンの分泌の働きにも悪い影響を与えてしまう場合があるため、健やかな成長を妨げる要因になりやすいとも言えます。
また、インスタント食品には、食品添加物としてリン酸やシュウ酸といったものが使われていることがあります。リン酸やシュウ酸は、カルシウムの吸収を妨げたり、骨中のカルシウムを排出してしまったりして骨代謝を低下させたりします。
適度な摂取は問題ありませんが、過剰な摂取は控えたほうがいいかもしれません。
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まとめ
身長を伸ばすためには、やはりバランスのよい食事を摂ることが一番大切なことです。
また、しっかりと睡眠を取ることで成長ホルモンが分泌されますのでよく食べ、よく寝ることが身長を伸ばすのに大切なのです。