楽しい夏休み。
だけど、夏休みと言えば「宿題」も気になっていませんか?
「明日やろう!」と思っても気が付けば夏休みも残りあと少し・・・orz。
なかでも自由研究などの課題は、「何をやればいいの?」と、はじめから戸惑ってしまいがちですし、「どうまとめればいいのか分からない」など、なかなかハードルも高いようです。
そこで今回は、自由研究のテーマの決め方&書き方やまとめ方まで簡単に書けるポイントについてご紹介します。
自由研究のテーマの決め方は?
自由研究は「自由」と付くだけあって、特に悩むのが「テーマ選び」かもしれませんね。
「自由に何でも好きなこと」と、言われるとかえって「何にしたらいいのか分からない」と戸惑うものです。
①教科書をみる
普段学校で使っている教科書には、自由研究のネタがたくさん詰まっています。
②近くの科学館や水族館、博物館などのイベントに参加してみる
③自由研究関連の本やインターネットで探す
現在では、夏休みの時期になると本屋さんなどでも自由研究関連の本の特設コーナーが用意され、様々な自由研究ネタが書かれています。
④普段の生活で気になること
普段の生活のなかにもテーマのネタはいっぱいです。
ふとした時に感じる「なぜ?」や「あれ?」と思ったことを考えてみましょう。
身近なところでテーマが発見できるかもしれませんよ。
例えば
●夏になると暑いのはなぜ?冬はなぜ寒いの? など
⑤自由研究のタイプから絞る
自由研究と言っても、色んなものがあります。自分がどんなタイプのものをテーマにしたいのかを絞ってからテーマ選びをするのもおすすめです。
- 科学系
- 生物系
- 地学系
- 工作系
色んな実験をするのが好きな人にはおすすめなタイプで、細かな作業が苦にならない、好奇心旺盛な人にはおすすめです。
例として
★ものが溶ける仕組み
★圧力の仕組み
★重力の仕組み
★ビンの水を一瞬で凍らせる
時間をかけてじっくり取り組むことができるコツコツタイプで、生物が好きな人や興味がある人にはおすすめです。
例として
★人間の感覚の仕組みについて
★猫のIQテスト
★犬の指さし理解度実験
★生物の観察日記
環境など大きな視点で物事を見ることができたり想像できるタイプで、天気や地形などに興味がある人や外に出て動き回って調べることが好きな人におすすめです。
例として
★地震の液状化を再現
★地層のできる仕組み
★雲のできる仕組みと再現
好奇心旺盛で、自分で作りあげることが楽しくできるタイプで、手先が器用でモノづくりに興味がある人におすすめです。
例として
★機械の分解
★ロボット作成
★牛乳パックから紙を作る
★使い捨てカイロを作る
テーマ選びのポイント
不思議だと思う気持ちが大切!
自由研究のテーマを選ぶとき、「面白そうだから」「簡単だから」という理由だけで選んでしまって、一番大事な「知りたい!」と思う気持ちがないままだと、せっかくの研究も深まることがありませんし、ありきたりで内容もまとまりのない平凡なものになりやすくなります。
逆に「知りたい!」という気持ちがはっきりしている研究は、ドンドン進められて、自分もあっと驚くような楽しいものになりやすい傾向があります。
自由研究の書き方やまとめ方 簡単に書けるポイントをご紹介!
自由研究は、テーマを決めてそれが完成したり、結果がわかるだけで終わりではありません。
自由研究のポイントとして大事なのが「観察や実験、工作を行ったあとに、その結果や成果をレポートにまとめること」です。
せっかく自分にピッタリのテーマが決まって、実験や観察、工作をしても、その調べたことや作ったもの、観察した内容がみんなに伝えることができなければ自由研究とは言えないのです。
「みんなに伝える」ためには、「レポート」にまとめる必要があるのです。
「レポート」は、自分だけのものではなく、みんなに伝えるためのもの。
誰が見ても分かりやすく、そしてその実験を行った人が説明しなくても実験の内容や結果、どう思ったのか?などがきちんと書かれてあるものでなければなりません。
起承転結でまとめる
文章を書く時に、よく「起承転結に気を付けて書くとまとめやすい」と言われますが、レポートも同じです。
- 起
- 承
- 転
- 結
例えば?
★「なぜ、そのテーマを選んだのか?」
★「なぜ、調べたいと思ったのか?」
起承転結の「起」は、自由研究のテーマや、そのテーマを選んだきっかけや理由、調べたかったことなどを短くまとめて文章にしましょう。
例えば?
★「実験で用意(準備)したもの」
★「どこに注意して実験を行ったか」
★「実験の流れ」
起承転結の「承」は、具体的な実験内容の手順などを文章にします。
文章で難しい場合は、写真や絵、地図などを貼りつけてもオリジナルな素敵なレポートになりますよ。
例えば?
★「実験に失敗した場合の原因や修正点」
起承転結の「転」は、実験内容の補足説明的なもので、実験の手順や方法ではない、実験中や観察中、工作中に何を感じたか?難しかったポイントなどを文章にしましょう。
実験が失敗した場合もレポートに書ける大事な要素。「どうして失敗したのか?」、「失敗をもとにこう修正してみた」など一気にレポートも充実するので、失敗を恐れずそして失敗した内容もしっかりレポートに書き込みましょう。
例えば?
★「その結果からどのようなことが分かった(分からなかった)か」
★「実験や調査、観察からどんなことを感じたか」
起承転結の「結」は、実験の結果やその結果からどんなことを感じたのか考えたのかを文章にしましょう。
もし分からない場合でも、「分からないこと」も大事な結果なので、しっかり「分からない」ことを書きます。レポートはそれが大事!
頑張った実験や調査、観察でどう感じたのか?考えたのか?を自分の言葉で書きましょう。
自由研究のレポート例
まとめ
自由研究は、「なぜ?」をきっかけに自分も楽しく考えられるテーマが重要です。
どうしても浮かばない場合でも、自分が少しでも興味があることや好きなことに取り組むことで、簡単にそしてスムーズに完成させるきっかけになるので、テーマ選びはしっかり行いましょう。