観音様の功徳日で最もご利益があると言われる7月の9日と10日に浅草・浅草寺で開催される「四万六千日ほおずき市」。
期間中、境内には朱色に色づいたほおずきや風鈴の露店で賑わい、趣ある江戸の夏の風情を感じる風景が楽しめます。
頭に鉢巻きをした売り手の威勢のいい掛け声に導かれるように、ほおずきの鉢を手にする人もたくさんいらっしゃいます。
でも、「ほおずきってどう育てるの?」と疑問に思う方も多いもの…
特別な「功徳日」に手に入れたほおずきも枯らしてしまっては悲しいですしね…。
そこで今回は、ほおずき市のほおずきの値段や選び方は?育て方や管理方法はどうするの?についてご紹介します。
ほおずき市のほおずきの値段は?
浅草・浅草寺で開催されるほおずき市は、毎年7月9日と10日の2日間朝9時頃~夜9時頃まで開催されています。
ほおずきは、この2日間の開催時間内に行けば手に入れることができますよ。
ほおずき市は、この時期ならではのものでもありますので、ほおずきをお目当てに来る方ばかり。
ほおずきは、漢字で「鬼灯」と書かれます。
その由来は、火が灯された提灯(ちょうちん)に形がよく似ていることからとされており、中国のランタンのイメージからか、英名も「Chinese lantern plant」と呼ばれています。
浅草のほおずき市では、枝に鈴なりにほおずきを結びつけた「枝ほおずき」や、竹ひごにほおずきがひとつ付いた「ひごほおずき」や袋詰めのものなど、鉢植えのほおずきだけでなく、様々なほおずきが見られます。
枝からほおずきが鈴生りになっているのが「丹波ほおずき」、鉢に入っているものが「千成ほおずき」という種類のほおずきです。
やはり人気があるのは鉢入りのほおずきで、お値段は、風鈴付きで2500円程度。
そのほかの枝ほおずきなどは、1000円程度で種類によっては数百円程度で手に入るものも売ってあります。
ほおずきとセットで売られている風鈴。風にたなびくたびに透明感のある音に涼しさを感じますよね。
ほおずき市のほおずきの育て方や管理の仕方は?
ほおずき市に売り出される多くの「ほおずき」は、この7月9日と10日の2日間を目指して、春先から1鉢ごとに丁寧に栽培されるものだそうです。
やはり特別な「功徳日」に売られる特別なほおずきなんですね。
ほおずき市で買い求めた鉢植えのほおずきは、丁寧に栽培されているので根もしっかりはっていますので水さえたっぷり与えれば、真夏でも栽培は比較的楽チンです。
日光を好みますが、直射日光は枯れる原因にもなるため、軒下などの日陰で栽培するとちょうどいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ほおずき市のほおずきの値段や選び方は?育て方や管理方法はどうするの?についてご紹介しました。
四万六千日の「功徳日」に手に入れたほおずきは、何だか特別感がありますよね。
風鈴の涼やかな音色とともにほおずきの色づく姿を楽しむのも乙ですよ。