いよいよ結婚の意思が固まって、お互いの両親へ挨拶に行くことになると、胸が高鳴る一方で「失礼があったらどうしよう」と緊張しますよね。
実は私も、初めて相手の実家に伺ったとき、緊張しすぎて玄関で靴を揃えるのを忘れかけました。
手土産を渡すタイミングもすっかり見失ってしまい、帰り際に「これ、どうぞ…」と渡しそうになったほどです。
でも、事前にしっかり準備をして「お互いの家族を安心させたい」という気持ちがあれば、多少ぎこちなくても温かく受け止めてもらえます。
この記事では、そんな冷や汗をかかずに当日を笑顔で過ごすための、結婚の挨拶に行くときの基本マナーと段取りをわかりやすくお伝えします。

婚約後の結婚挨拶は、何を準備すればいい?
結婚が決まったら、最初のステップはお互いの両親への報告と挨拶です。
まずは「結婚挨拶」と「両家顔合わせ・結納」の違い、そして今どきの挨拶マナーの考え方を押さえておきましょう。
結婚挨拶と両家顔合わせ・結納の違い
結婚に向けたイベントは、目的も参加するメンバーも少しずつ違います。
- 結婚挨拶は、ふたりがそれぞれの実家を訪ねて、お互いの両親に結婚の承諾をもらう場です。
- 両家顔合わせ・結納は、双方の両親に承諾をもらったあとで、両家が一堂に会して親睦を深めたり、婚約の儀式を行ったりする場です。
最初に行うのは、ふたりでそれぞれの実家を訪ねて、ご両親に安心してもらうこと。
すべてはここからスタートします。
挨拶に行く順番と今どきの考え方
昔ながらの慣習では、先に男性が女性の実家へ伺い、そのあとで女性が男性の実家へ伺うのが一般的とされてきました。
ただ、現在は、実家の場所や仕事の都合、体調などを優先して、柔軟にスケジュールを組むスタイルが主流です。
どちらから行くか迷ったときは、パートナーを通じて「ご挨拶に伺いたいのですが、都合のよい順番はありますか?」にご両親に直接聞いてみると確実です。
結婚挨拶までに2人で決めること
実家を訪問する日が決まったら、当日慌てないように、ふたりでしっかり打ち合わせをしておきましょう。
日程・場所・食事の有無の確認
訪問の日時は、ご両親の都合を最優先に調整します。
「休日の14時〜15時頃」のように、昼食後のお腹が落ち着いている時間帯を選ぶと丁寧です。
あわせて、1〜2時間ほど訪問だけで終えるのか、そのまま一緒に食事をするのかも確認しておきます。
食事をいただく場合は、好き嫌いやアレルギーの有無も共有しておくと安心です。
親の好み・家族構成・避けたい話題の共有
当日の会話をスムーズに進めるために、お互いの家族の情報を事前に頭に入れておきましょう。
- ご両親の趣味や休日の過ごし方
- 好きな食べ物やお酒の好み
- 触れられたくない話題(政治、宗教、特定のスポーツチームなど)
- ふたりの現在の仕事や、将来の住まいについての考え
ご両親が何を気にされそうかをイメージしておけば、質問されても落ち着いて答えられます。
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結婚挨拶当日の流れと例文

当日は、玄関での挨拶から始まり、手土産を渡して着席し、本題の挨拶をして、最後に歓談という流れで進みます。
玄関〜着席までの基本マナー
到着するのは、約束の時間の2〜3分前くらいが目安です。
早く着きすぎるとご両親の準備の手間になってしまうので、10分以上早く着いたときは、近くで時間を調整しておきましょう。
- 1. 玄関前では、コートを着ている場合は玄関に入る前に脱いで、腕に畳んで持ちます。
- 2. 玄関では、ドアが開いたら「本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します」とハキハキ挨拶します。
- 3. 上がるときは、靴を脱いで上がったあと、家の人に背中を向けないよう斜めに向き、靴の向きを整えて脇に寄せます。
- 4. 部屋に案内されたら、勧められるまでは下座(出入口にいちばん近い席)の前に立って待ちます。「どうぞお座りください」と声をかけてもらってから、「失礼いたします」と座りましょう。
手土産を渡すのは、この「座る前」のタイミングです。
手土産を渡すタイミングと一言
手土産は、部屋に通されて最初の挨拶を交わしたあと、席に着く前に渡すのが一般的です。
紙袋から出して、両手で相手の正面に向けて差し出します。
事前に大丸松坂屋オンラインなどのデパ地下や公式ECで、上質な和洋菓子を用意しておくと安心です。
渡すときは「お好きだと伺いましたので」「おいしいと評判のお菓子ですので、ぜひ皆様でお召し上がりください」と一言添えると、好印象です。
🟢 おすすめの理由(メリット):相手の好みに合わせた上質な個包装スイーツや地元の銘菓が豊富で、事前に余裕を持って準備できるため、手土産選びで失敗しにくくなります。
🔴 注意点(デメリット):賞味期限やお届け日数は必ず事前に確認して、訪問日に合わせて手配する必要があります。
結婚の意思を伝える挨拶例文
歓談が一段落して、場の雰囲気が和んできたタイミングで、本題に入ります。
男性から伝える場合の基本の例文は、次のとおりです。
〇〇さんとお付き合いをさせていただく中で、これからもずっとふたりで支え合っていきたいと思うようになりました。
先日、私から〇〇さんにプロポーズをして、よいお返事をいただきました。
まだまだ未熟な私ですが、〇〇さんを幸せにできるよう努めてまいります。
どうか、ふたりの結婚をお許しいただけますでしょうか。」
呼び方はニックネームではなく「〇〇さん」にして、真摯な姿勢と感謝の気持ちを伝えることがいちばん大切です。
親から聞かれやすい質問と答え方
ご両親が知りたいのは、「我が子がこれから幸せになれるか」「生活は安定していそうか」という点です。
次のような質問には、落ち着いて答えられるように準備しておきましょう。
- 仕事内容や勤務地については、「現在は〇〇の業務を担当しており、転勤の予定は当面ありません」
- 今後の住まいについては、「〇〇エリアで賃貸マンションを探す予定です」
- 結婚式や入籍の時期については、「来年の〇月頃を目安に、双方のご意見も伺いながら進めたいと考えています」
帰宅後のお礼連絡
訪問を終えて無事に帰宅したら、その日のうちにお礼の連絡を入れましょう。
お電話か、丁寧なLINE・メールで、「本日は温かく迎えていただき、本当にありがとうございました。おいしいお茶と素敵なお話に感激いたしました。今後ともよろしくお願いいたします」と感謝を伝えます。
結婚挨拶の服装|男性・女性別の選び方

結婚挨拶の服装は、清潔感があって、誠実さが伝わるものを選びましょう。
男性の服装:スーツまたはジャケットスタイル
男性は、ネイビーやグレーのダークスーツを選んでおけば間違いありません。
ビジネスカジュアルで伺う場合も、襟付きのシャツにジャケットとスラックスを合わせるのが基本です。
- 靴下は、白や派手な柄を避けて、黒やネイビーの無地を選びます。穴やヨレがないかも確認しておきましょう。
- 身だしなみは、髭の手入れ、髪型の清潔感、爪の長さを整えておきます。
🟢 おすすめの理由(メリット):フォーマル感と清潔感を備えたスーツやジャケットが豊富で、挨拶の場にふさわしいきちんとした装いを手頃に整えられます。
🔴 注意点(デメリット):購入後にスソ上げなどの補正期間が必要になるため、直前ではなく1〜2週間前までに準備しておくのがおすすめです。
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女性の服装:膝が隠れるワンピースやセットアップ
女性は、上品で清楚な印象を与えるワンピースや、ブラウスとスカートのセットアップがおすすめです。
- 丈は、座ったときにも膝が出ない長さを選びます。
- ストッキングは、素足だとマナー違反になってしまうので、ナチュラルな肌色のものを着用します。
- メイクと髪型は、派手すぎないナチュラルメイクにして、長い髪はまとめておきます。
🟢 おすすめの理由(メリット):露出が控えめでシルエットが美しいセレモニー向けのワンピースが充実していて、上品な印象に仕上がります。
🔴 注意点(デメリット):デザインによってはカジュアル寄りに見えることもあるため、シックな色合いで膝下丈のものを選ぶのがポイントです。
服装のチェック表
| 項目 | 男性のポイント | 女性のポイント |
|---|---|---|
| 基本の服装 | スーツまたはテーラードジャケット | 清潔感のあるワンピース・セットアップ |
| 足元 | 磨かれた革靴、黒・紺の無地靴下 | 3〜5cmヒールのパンプス、ストッキング着用 |
| アクセサリー・手元 | シンプルな腕時計、爪のケア | 控えめなピアス・ネックレス、ナチュラルネイル |
手土産の選び方、相場、のしのマナー
結婚挨拶の手土産は、感謝と挨拶の気持ちを形にする大切なアイテムです。
金額の目安とおすすめの品
金額の相場
おすすめの手土産
相手の実家の近くで当日直前に買うと、「急いで用意した」という印象を与えてしまいます。
前日までには準備しておきましょう。
のし(熨斗)のマナーと書き方
結婚挨拶の手土産には、のしをかけなくても失礼にはあたりません。
丁寧にしつらえたい場合は、次のルールを守ります。
- 水引は、一度結ぶとほどけない「紅白の結び切り」か「あわじ結び」を選びます。繰り返しを意味する蝶結びはNGです。
- 表書きは、上段に「御挨拶」、下段に自分の苗字を書きます。
- かけ方は、品物が見えるように包装紙の上に掛ける「外のし」にします。
親に反対された・事情があるときの対応
事情を抱えている場合でも、誠実で一貫した姿勢を見せることが、解決への近道です。
反対された場合の進め方
その場で返事がもらえなかったり、難色を示されたりしても、無理に承諾を迫ってはいけません。
まずは「本日はお話を聞いていただき、ありがとうございました」とお礼を伝えて、静かに引き上げます。
そのあと、ご両親が気にされている点(生活費や将来の展望など)をふたりで話し合い、具体的な対策を用意してから、もう一度時間をいただけるようお願いしましょう。
おめでた婚・再婚などの報告
おめでた婚の場合
再婚・子連れ婚の場合
よくある質問
結婚挨拶について、よく寄せられる疑問をまとめました。
❓ 結婚挨拶は必ず男性が先に行くべきですか?
🟢 必ずしも男性が先でなくて大丈夫です。
伝統的な慣習では男性側が先とされてきましたが、今はお互いの都合や距離を考えて決めるのが一般的です。
❓ 相手の実家近くの駅でお菓子を買っても大丈夫ですか?
🟢 訪問先の最寄り駅で買うと「間に合わせで買った」という印象を与えるおそれがあるため、避けたほうが無難です。
デパ地下やオンラインで、事前に手配しておきましょう。
❓ 手土産にのしは絶対に必要ですか?
🟢 必須ではありません。
おしゃれなパッケージの洋菓子ならリボン包装でも問題ありませんが、フォーマルに整えたいときは「外のし・結び切り・表書き御挨拶」で用意すると安心です。
挨拶が無事に終わったら、次は両家顔合わせの店探しや結婚式場の見学、指輪選びへと進んでいきます。
🟢 おすすめの理由(メリット):両親への挨拶が完了したあと、両家顔合わせの店探しや結婚式場見学、指輪選びまで、お得な特典つきでスムーズに相談できます。
🔴 注意点(デメリット):挨拶の前から予約を詰め込みすぎると準備が負担になるため、まずは挨拶を終えてから活用するのがおすすめです。
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まとめ|大切なのは形式より誠実さと事前準備
結婚挨拶は、マナーを完璧にこなすことだけが目的ではありません。
いちばん大切なのは、「ふたりで力を合わせて幸せな家庭を築いていく」という誠実な気持ちと、ご両親への感謝を伝えることです。
事前の準備をしっかり整えて、当日は落ち着いて、笑顔で大切な挨拶に臨んでくださいね。
