お食い初め

お食い初めの食器は誰が買う?離乳食用でもOK?歯固め石など用意の仕方をご紹介!

子供が食べ物に困らないように願う行事を「お食い初め」といい、生後100日前後でお祝いをします。

お食い初めには、お食い初め用の食器とごちそうを用意してお祝いしますが、

「お食い初めの食器は誰が揃えるの?」

「お食い初めの食器は普段のものじゃダメなの?」

などと疑問に思う方たくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、お食い初めの食器は誰が買うの?普段使う離乳食用の食器でもいいの?歯固めの石はどこで用意するの?などお食い初めの準備の疑問についてご紹介します。

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お食い初めの食器は誰が買う?

お食い初め 食器 誰が買う 画像

お食い初めとは、生後100日前後に行われる儀式で、100日まで元気に育ってくれた事に対して、さらにこれからももっと元気に健やかに育ってくれるように、そして何より食べる物に今後一生困りませんようにと願いを込めて行うものです。

お食い初めでは、実際に食べ物を食べさせるのではなく、お祝いの膳を準備して、赤ちゃんに食べる真似をさせます。

元々は平安時代から続く儀式で、地域によっては「箸揃え」や「百日の祝い」「箸祝い」などと言ったりします。

お食い初めについては「お食い初めとは?意味や由来&いつくらいにやるもの?祝い方などをご紹介!」で詳しくご紹介していますので併せてご覧ください♪

ただ、お食い初めなどの赤ちゃんの行事と言うのは、一体だれがするのか誰が買うのか分からないということも少なくないでしょう。

できるだけスムーズに、そして両家の家族が納得できる形で儀式を進める為にも事前にお食い初めのマナーはある程度理解しておくのがおすすめです。

では、どのようにお食い初めのお祝いの準備をするのか下記で詳しくご紹介します。

お食い初めの祝い方はどうするの?

正式なお食い初めは、お祝いの膳に使う食器やお箸は新しいものを用意します。

そして、お祝いのごちそうを準備します。

また、生後100日前後になると、赤ちゃんに歯が生え始めてくるころですので一緒に歯固めの儀式も行いますので、歯固めの石も用意します。

歯固めとは、将来固い物でも食べられる丈夫な歯になりますようにと願いを込めて行う儀式です。

お食い初めの食器は誰が用意するの?

お食い初めのお祝い膳につかう食器は、正式には家紋(父方)の入った漆の器を用意し、お箸は柳の白木でできた物を用意するのが習わしです。

そして、お食い初めに使う食器やお箸は、母方の祖父母が贈るのが習わしです。

これは、昔は結婚すると女性は男性側の家庭(親御さんと同居)に入る場合がほとんどで、結婚(嫁入り)すると、嫁側の両親は、娘はもちろん孫に会いたくてもなかなか会いに行くのが難しいの普通でした。

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そのため、祝いごとの度にお祝いの品を持ってたずねていくのが、娘や孫に会えるよいきっかけとなっていたのです。

こういったことから、孫の祝い品は妻の実家から贈られるのがしきたりとして残っていったとされているからです。

お食い初めの料理は離乳食用でもOK?

しかし、現在では昔のように細かくこだわらず、お食い初めの儀式自体は徐々にカジュアルな形になってきていますので、昔ならではの形式にこだわる必要はありません。

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漆の器自体は手入れをすれば長く利用出来ますが、なかなか一般家庭では使いづらいという考えもありますので、そのまま普段でも使えるようにプラスチック製の赤ちゃん用の食器やお箸を用意するという方も増えています。

また、お宮参り等の時に箸を貰い受け、後は茶碗と汁椀だけを揃えるというケースもあります。

慣例に従い食器やお箸も、母方の祖父母が贈ることもありますが、お祝い金としてお金をいただき、両親が気に入ったもの買えるようにするようなケースも増えています。

もちろん、昔からのしきたり通りにしっかりと男の子や女の子で食器の色を変え、御膳等も全て用意する形でも良いです。

このように、現在では各家庭のスタイルによって異なりますので、ご自身たちが良いと思われる形で選ぶと良いでしょう。

しかし、家ごとのこだわりなどもあるでしょうから、後々いらぬトラブルにならないように、祖父母と事前にどうするのがいいのかよく相談してから決めることをおすすめします。

お食い初めの歯固め石はどこで用意するの?

お食い初めで使う「歯がための石」は、丈夫な歯が生えることを願うために用意しお膳に乗せる儀式用のものです。

従来では、地元に有る神社の境内で気に入ったものを見つけたり、川や海など水辺の石をひろったものを歯固めの石にしていました。

もし神社の境内で見つける場合は、できるだけ人が歩かないだろうと思える場所にある石を選びましょう。

自宅に持ち帰ったら、しっかりと洗って熱湯消毒などをしておくと安心です。

ポイント

神社の石を使う場合は、宮司さんに一言伝えるなど勝手に持ってからないようにしましょう。

また、あくまでもその石は神社から一時的にお借りしている物なので、儀式が終ったら返納するのがマナーです。

ポイント

なお、最近ではお宮参りの時にお下がりと一緒に渡される事もありますので確認されることをおすすめします。

なかなか神社や川などに行って拾いに行くことが出来なかったり、拾ったものを使うのはちょっと…気が引けるという方は、歯固め石も簡単にネットで購入できるようになっているので、こちらを利用するものいいでしょう。

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ちなみに、和食店などではお食い初め用のお膳も用意されていることもありますので、自分で1から準備をするのではなく、両家の祖父母を招いて和食店でお食い初めを行うのもおすすめです。

毎日赤ちゃんの世話で大変なママの負担もグッと減らせるのでいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、お食い初めの食器は誰が買うの?ご飯はどうするの?歯固めの石ってどこで手に入れるの?などお食い初めの準備の疑問についてご紹介しました。

「お食い初め」は、生後100日目前後のお祝いですが、地域によっては110日目のところも120日目のところもあり、またその日に必ずしもしなければいけないというものでもありません。

厳密に生後100日目にしなければいけないというわけではありませんので、赤ちゃんやママの体調が良く、家族が揃ってお祝いできお日柄の良い日を選んでおこなうようにしてくださいね。

赤ちゃんにとって一生に一回のお食い初めなので、ぜひ素敵なお祝になるように心よりお祈りいたします。

  • この記事を書いた人

ゆうこ

私は普段、介護のお仕事をしています。 老人ホームや介護施設では、春夏秋冬、季節感のある趣向を凝らしたさまざまなイベント・行事が行われます。 日本ならではの「和」を感じる日々がこれからも大切に子ども達にも繋いでいけるよう、日々の暮らしの年中行事や歳時記についての記事を中心に書いています。 詳しいライタープロフィールはこちら

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