重曹掃除

年末の大掃除の時期には、効果的な掃除方法やエコな掃除方法が雑誌やTVで紹介される中、何かと話題に上がってくる「重曹」を使ったお掃除方法。

お掃除に「重曹」を使うと、どんな効果があって、どんな風に使えば綺麗にお掃除出来るの?なんて思いませんか?

今回は、一度使うと病みつきになってしまう!?重曹を使ったお掃除の効果や用途、使い方などご紹介します。

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重曹でお掃除する効果は?

「重曹」とは天然の無機物質で「炭酸水素ナトリウム」ともいいます。

この「炭酸水素ナトリウム」は唾液の中などにも含まれるなど、体の中にもある物質でもあります。

また、重曹はお菓子づくりや胃薬などにも使われているので、人体に悪影響が少ない成分として比較的安心して使うことができます。

そんな「重曹」がなぜお掃除に効果を発揮するのでしょうか?

そのメカニズムについて簡単にご紹介します。

重曹が掃除に効果を発揮するメカニズムは?

小学校の理科の実験で「酸性がどうの、アルカリ性がどうの」なんてうっすら記憶にある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

詳しい説明は省きますが、酸性はアルカリ性を混ぜることで中和され、アルカリ性は酸性を混ぜることで中和することができます。

そして、今回掃除で使う「重曹」はアルカリ性の性質を持っています。

このアルカリ性の性質を使って、酸性の汚れを中和して汚れを取り除くというのが「重曹」を使った掃除法になります。

酸性の汚れってどんなもの?

「重曹」を使ったお掃除は、酸性の汚れに非常に効果を発揮しますが、家の中での酸性の汚れってどんなものがあるのでしょう。

主な酸性の汚れは、「油脂」「たんぱく質」「炭水化物」など、下記のような汚れになります。

  • 油汚れ
  • 食べこぼし
  • 手垢
  • 皮脂汚れ
  • など

ですので、「重曹」が得意とするのは、油汚れが付きやすい、ガスコンロ・換気扇などのキッチン汚れや皮脂がついているお風呂の汚れや衣服の汚れなどに使うと効果が期待できます。

また、重曹は結晶自体が柔らかいため、傷がつきにくく研磨剤としても使うことも出来ます。

重曹は経済的?

また、重曹を使った掃除でのメリットは100均やスーパーなどでも販売されているので手軽に手に入り、コストパフォーマンスが高いところでもあります。

また、重曹はそのまま使ったり、水などに溶かして使ったり出来るため少しの量で効果がありますので非常に経済的とも言えます。

一般的にですが「重曹」は1㎏あたり300円程度~購入できます。

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重曹は手荒れするの?

「重曹で掃除をする時、手袋なしで掃除しても手荒れなどしないの?」なんて、乾燥肌の季節ですので手(肌)荒れが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

重曹は体の中にもある物質ですが、全く手荒れはしないかというと、実はそうでもありません

「えっ!食用にも使える「重曹」なのになぜ手荒れするの!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

重曹に大量にまた長時間触れていると、皮膚に「タンパク質の変性」が起きるため手荒れをしてしまいます。

タンパク質の変性とは、皮膚のタンパク質が壊される事で、軽い火傷のような症状になります。皮膚が酸性やアルカリ性に偏りすぎるために起こってしまいますので、「濃度の濃い重曹」に素手で長時間触れていたりすると「手荒れ」しますので、「重曹」掃除をする時はゴム手袋などを着用して行うほうがいいかもしれません。

「重曹」は、体の中にも存在している成分なので、掃除の後に水拭きや水で流しさえすれば触れても口に入れても問題ありませんので安心してくださいね。

体に害があるのではなく、掃除などで長時間触れていたり、濃度が濃すぎる場合は注意してくださいね。

重曹 お掃除の用途は?

上記でもご紹介しましたが、「重曹」はアルカリ性なので酸性の汚れを中和する働きや、シルバー製品の黒ずみ除去、排水溝の滑り、たばこのヤニなどをとる効果があります。また、嫌な臭いも消してくれる(消臭効果)優れものです。

しかし「重曹」には、お掃除するうえで得意なこと、苦手なことがありますので、それぞれご紹介しますね。

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重曹が得意なこと

  • こびりついた油汚れの掃除
  • グリルや五徳についた焦げの掃除
  • 銀(シルバー)製品の黒ずみ汚れやくすみの除去
  • 照明のカバーの掃除
  • 電子レンジの掃除
  • 排水溝のヌメリや臭いの除去
  • 洗濯槽に沈着した皮脂汚れの除去
  • 靴箱の中の消臭・除湿
  • フローリングやカーペットなどの掃除

※適するものでも材質によってキズがつくことがあります。目立たないところで試してからお使いください。
※硬い道具(金属たわし、たわし、研磨材入りスポンジ等)を使用する場合、キズつくことがあります。強くこすらないでください。

重曹が苦手なこと

  • 水拭きできないもの
  • 水回りの水垢や石鹸カス
  • トイレの便器にこびり付いた尿石などの汚れ
  • アルミ製品や銅や真鍮製品の汚れ
    ※重曹を使うと変色する
  • 白木など水がしみ込みやすいもの、うるしやニス塗りの家具・壁・床・柱等
  • たたみ
  • 革製品
  • 金銀などの貴金属製品
  • クリスタルガラス

重曹で掃除する時の注意点は?

「重曹」で掃除をする時にいくつか注意することがありますので下記にご紹介しておきます。

  • 重曹は研磨作用もありますので、漆器、大理石、クリスタル製品などのは塗装をはがしたり、傷つける可能性があります
  • 「重曹」は畳やゴザなど繊維に含まれるタンパク質と化学反応しシミになります。無垢の木製品などもシミになります。
  • 人の体内にも存在する成分なので、1日5g程度なら口に入ってもそれほど問題はありませんが、「炭酸水素ナトリウム」である「重曹」を大量に接種すると塩分の過剰接種となりますので注意が必要です。

重曹は「過ぎ」なければ、人体に特に影響のないものですので、適量をを守れば入浴剤の代り(硬水を軟水に変える)や歯のホワイトニングとして歯磨きに少量加えて使うことも出来ます。

重曹でお掃除する時の使い方は?

「重曹」でお掃除するときは、そのまま使うよりも「重曹水」や「重曹ペースト」を作っておくと便利ですので、その作り方をご紹介します。

重曹水の作り方は?

用意するもの

・スプレーボトル
・重曹
・水(または、ぬるま湯)
・ロート(あれば便利)

作り方

  • スプレーボトルに重曹を、小さじ1を入れます。
    ※重曹を入れる時にロートがあると便利♪
  • 次に重曹を入れたスプレーボトルに、水(ぬるま湯)100mlを入れます。
  • キャップをつけてボトルをよく振り、重曹が溶けたのを確認すれば完成です。
  • ガンコな汚れなどには、重曹の量を多くすると効果的です。

重曹ペーストの作り方は?

用意するもの

・容器(アルミや銅製品以外ならOK!)
・重曹
・水(または、ぬるま湯)
・割りばし(かき混ぜれるものならOK!)

作り方

  • 容器に重曹を入れます。
  • 次に重曹を入れた容器に、水(ぬるま湯)を入れます。
    ※目安は重曹:水=3:1 ペースト状になれば良い
  • 割りばしなどで混ぜてペースト状にする
    ※完全に溶けていなくてもOK!
  • ガンコな汚れなどには、重曹の量を多くすると効果的です。

では、重曹を使ったお掃除方法をご紹介しますね。

換気扇

換気扇についているファンやフィルターを取り外します。45リットル以上のゴミ袋を2回以上用意して重ね合わせます(破れないように)。

取り外した換気扇の部品をゴミ袋に入れ重曹とお湯を入れ1時間~2時間程度浸けておきます。

浸け置きが終われば、スポンジなどで軽くこすり水で流しましょう。

非常にガンコな汚れの場合は、重曹ペーストをファンやフィルターに直接塗りつけ、色が変わる(油が溶ける)のを待ってスポンジでこすり洗い流します。

取り外しの出来ないフード部分は、キッチンペーパーなどを貼り付け、重曹水をスプレーします(重曹パック)。この状態で1時間~2時間程度おきます。

途中で乾いてくるようであれば、再度重曹水をスプレーして湿らせた状態を維持してください。乾いてしまうと、汚れと一緒に固まりますのでよりガンコになってしまいます^^;
また、ラップなどを上からかぶせると乾きにくくなります。

重曹パックをはがし、スポンジなどで軽くこすり雑巾などで拭きあげます。

ガスコンロ(シンク周り)

ガスコンロなどを掃除する時は、重曹水スプレーをかけながら掃除しましょう。

五徳など取り外しできる部分は、上記の【換気扇】と一緒に浸け置き洗いをすると良いでしょう。

※ガンコな汚れの場合は、重症パックするか、重曹ペーストを塗り汚れが浮き上がるのを待ち、スポンジなどで軽くこすり雑巾で拭きあげます。

ガスコンロはスプレーをしながらスポンジやタワシ(コンロが傷つかないとように気をつけて!)でこすって下さい。

また、細かい部分などは、古い歯ブラシなどを使うと掃除しやすいですよ。

お風呂

重曹をスポンジにつけ、傷つけないようにこすります。浴槽、タイル、扉などについている皮脂汚れを落とします。

排水溝は、髪の毛などの取れる汚れを取り除き、重曹を振りかけます(一緒にクエン酸を振りかけるとより効果的です)。熱湯をかけて2時間以上おき、流しましょう。

※重曹とクエン酸を混ぜるとシュワシュワと泡立ちますが、これは炭酸(二酸化炭素)です。有害ではありませんので安心してください。ただし、行う時は換気を十分にしましょう。

お風呂は、皮脂汚れだけでなく水垢や石鹸カスなどもありますが、重曹では水垢や石鹸カスの汚れは落ちません。その際はクエン酸を使いましょう。

フライパンや鍋、魚焼き網などの焦げ

フライパンや鍋は水を入れて沸騰させます。火を止めて重曹を入れて冷めるまでおいておきます。

お湯が冷めれば、傷つかないようにスポンジなどでこすり、水で洗い流しましょう。

※焦げが取れない場合は、重曹の量を増やすか、直接重曹を振りかけて汚れが浮き上がるのを待って洗います。

銀(シルバー)製品

シルバー製品(アクセサリーなど)の黒ずみを取り除く方法は、金属以外の耐熱容器(適当な大きさのお皿やコーヒーカップなどでもOK)を用意します。容器に、アルミホイル(大きさは、容器の底が隠れるくらいが目安)を敷きます。

容器に少量の重曹とお湯(60~80℃)を入れ、割り箸などで軽く混ぜた後、シルバー製品を容器の中に入れおいておきます。容器から引き上げ、布でよく拭きます。
シルバーがすっかりピカピカになり、まるで新品同然の輝きを取り戻します。

参照シルバー製品がキレイになるメカニズムは「社会に貢献するアルミ箔の世界HP」より参照しています。

照明のカバーや傘

照明のカバーなど取り外します。重曹水スプレーをかけて柔らかいスポンジや布などで吹き上げます。

汚れがガンコな場合はキッチンペーパーやティッシュなどを貼り付け、重曹水をスプレーします(重曹パック)。少しこの状態でおいておき汚れが浮き上がってきたら拭きあげます。

まとめ

重曹は少し注意することがありますが、天然の無機成分ですので、小さなお子様やペットを飼っているお家の掃除で安心して使えますので、是非お試しくださいね。