見た目って大事ですよね。
秋から冬にかけて顔に白く粉が吹いたようになったり、カサカサとした肌が気になる季節。
最近では、女性だけでなく、男性も冬の時期の粉ふき顔に悩まれる方が多くなっています。
また、顔などに出てくる粉はひどくなるとかゆみがでたり、しみて痛くなったりもしてしまうため、この様な状態を放っておくと、皮膚炎や湿疹など原因にもなりかねません。
今回は、男の顔の粉ふきの原因や効果的な改善策&男性でもできる簡単なスキンケア方法などについてご紹介します。
男の顔の粉ふきの原因は?
顔に出る白い粉の大きな原因は、ずばり乾燥です!
通常、健康なお肌は、一番外側を皮脂膜が覆い、その内側にある角質層によって体内の水分の蒸発を防いでくれたり、細菌やウイルス、紫外線、刺激などから体をまもる役割をしてくれます。
しかし、皮脂膜はおよそ0.2㎜ととても薄く、掻いたり擦ったりするとすぐにダメージを受けてたり、乾燥によってダメージを受けてしまいます。
皮脂膜がダメージを受けることで、角質層が通常よりはがれやすくなり、このはがれた角質層が白く粉を吹いたように見えるのです。
また、角質層がはがれることで、お肌を守る機能が低下するので、細菌やウイルス、紫外線、刺激などが体に侵入しやすくなり、様々なお肌のトラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。
さらに、乾燥肌の状態が続いたり悪化すると、通常真皮内にとどまっている神経線維が表皮まで伸びてくるので、いつもなら何ともない刺激でもかゆみや痛みを感じてしまうようになります。
また、かゆいからといって掻きむしったりすると、さらにお肌を傷つけることになってしまい、悪循環になってしまい、ますます粉ふき顔が進行してしまうことにもなりかねません。
また、乾燥だけでなく体調や環境、生活習慣が原因で粉ふき肌になりやすい人もいます。
傷ついた角質層は、バリア機能を果たせず体の水分を保てなくなってしまいます。
市販の石けんは弱酸性ばかりではなくアルカリ性の石けんもあります。泡立ちが良いからといってアルカリ性の石けんを使用することで、必要以上に皮脂を洗い流してしまい、お肌の機能を低下させてしまうことになってしまいます。
これを繰り返して最後に垢(角片)となってはがれ落ちるまでの新陳代謝をターンオーバーといいます。
偏った食生活をしていると、新しく生まれる細胞に必要な栄養が行き渡らず、ターンオーバーがうまくできなくなります。
また、新しく生まれた細胞が栄養不足なら、角質層も正常な働きができなくなってしまいます。
特に冬場は気温が低いので、手・足・耳などの末梢神経や、顔の血行が悪くなります。
弱った細胞では正常にバリア機能を発揮できず体の水分を保ちにくくなり、粉ふき肌になりやすくなります。
など、乾燥だけでなく様々な要因が重なってお肌がカサカサになり、白く粉が吹いたようになってしまうのです。
それでは、どの様にするれば粉ふき肌をなくすことができるのが下記に詳しくご紹介していきますね。
男の顔の粉ふき 効果的な改善策は?
また、ボディーソープは石鹸を液体にするために化学物質が含まれていることが多いので、固形石鹸を使う方がお肌への刺激が少ないといわれています。
尚、石鹸などを使わなくても余分な皮脂汚れなどはお湯でも落ちますので、肌荒れがひどい場合は、石鹸などを使わない方が良いかもしれませんね。
また、アルカリ性の石鹸が必ず悪いわけではありません。
アルカリ性石けんは
を持っているので肌のターンオーバーを促す長所がありますが、その反面、一時的に肌の保湿メカニズムのバランスを崩しやすかったり、肌に残りやすいと言う短所もあります。冬場など肌荒れが気になる季節は、弱酸性の石鹸をつかうなど工夫をした方が良いかもしれませんね。
健康な体作りが、肌荒れの対策にもなります!!
約40℃程度の湯船に10分程度浸かるだけでも、血行が良くなります。
ただし、熱すぎるお湯に浸かったり長風呂などは、お肌の潤いを保つセラミドが溶け出し乾燥肌を促進させますので注意が必要です。
湿度が上がれば、体感温度も上がりますのでエアコンの温度を控えめにしても温かく感じることができますよ♪
免疫機能を上げると老化だけでなく、お肌のトラブルや病気などからも体から遠ざけてくれますよ!
男の顔の粉ふき 簡単なスキンケア方法は?
粉ふき肌を改善するには、上記で紹介したことを実践するのはとても重要ですが、しっかりとスキンケアを行うことで、即効で粉ふき肌を改善することができます。
ですが、男性は普段化粧などをしない方が多いのでどのようなスキンケアをすればいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
それでは、男性でも簡単にできる粉ふき肌対策のスキンケア方法として保湿クリームを使用するのもおすすめです。
保湿クリームの選び方は?
粉ふき肌の原因は、角質層が乾燥して剥がれ落ちていることによって起こるものです。
保湿クリームを塗ることで、乾燥によって失われる水分を閉じ込めることができます。
保湿クリームは、その成分によって様々な種類のものが売られていますし、価格もピンキリで売られています。
慣れていない男性にとっては、「何がどう違うの!?」なんて混乱してしまいますので、お手軽にドラッグストアなどで買うことができる代表的な保湿クリームの選び方についてご紹介します。
尿素は、NMF(天然保湿成分)の一つとして、角質層内に保持されている成分で、昔から抗角化症薬として治療薬や市販薬に広く使われている成分です。
尿素の働きに保湿機能がありますが、もうひとつ注目すべき作用が、「タンパク質を分解する働き」です。
お肌の角質はケラチンというタンパク質なので、角質を分解していく作用が働くのです。
この働きがあるために、尿素系の保湿クリームは、角質層が乾いて硬くなったり、角質が重なった状態でボロボロと塊で剥がれやすくなっている状態の時などに使用することで、硬い角質層の分解が速まり、お肌に柔らかさを感じやすくなったり、角質の剥がれ方が早まり、ターンオーバーが速くなるなどの効果が期待できるのです。
そのため、角質が硬くなりやすい「ひじやかかと」に使用するのがおすすめです。
尿素系の保湿クリームは、長期間使用することで敏感肌になりやすくなるため、角質が硬くなっているなどのダメージがひどい状態の肌に対して、ある程度良くなるまでの期間に限って使用するようにしましょう。
ワセリンが保湿クリームとして好んで使われる理由のひとつに、「副作用がない」ことがあげられます。
そのため、赤ちゃん肌やデリケート部分の保湿として使い分けるのがおすすめです。
また、ワセリンは、保湿に優れていますが、お肌そのものに潤いを与えるというより、お肌に今ある潤いを逃さないようにする機能があります。
尚、ワセリンは粘着質でベタベタ感が気になる人もいますので、体の部位でもベタベタ感が気にならない箇所への使用がいいかもしれません。
ワセリンでも精製純度が低いものだと多少のかぶれが生じることもありますし、ワセリンであれば、絶対に問題が起こらないというわけではありませんので注意も必要です。
保湿作用と血行促進作用があり、皮膚の乾燥性症状を軽くし、使用部位の血行を促進し、血行障害に基づく痛みや腫れを軽くします。
通常、皮脂欠乏症、指掌角皮症、凍瘡、瘢痕・ケロイド、血行障害に基づく痛みや炎症性疾患、外傷後の腫れ・痛みなどの治療に用いられます。
私もケロイドが残った時に、ヘパリン類似物質クリームの「ビーソフテン」を処方してもらいましたが、毎日塗っているとケロイド部分が目立たなくなりました。
傷跡や色素沈着を薄くしたり、アザを早く治す効果もあるので、保湿効果だけでなく血行促進作用もうまく利用して使うのもおすすめです。
尚、ヘパリン類似物質の特徴として、浸透力が強く、次に皮膚になる層にも浸透するところがあげられます。
全身に使え、子どものお肌にも使えるとても低刺激なものなので、安心して使用できるのも嬉しいところです。
まずは、この中から選んで試してみるのがいいのではないでしょうか。
ポイント
ちなみに旦那が毎年愛用しているワセリンは下記のものです。
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保湿クリームはいつ塗るのが効果的?
保湿クリームを塗るときは、タイミングが命!とも言えます。
保湿クリームを塗るおすすめのタイミングは、お風呂の入浴後、浴室ですぐ塗る!です。
入浴中や入浴後の皮膚は、水分や脂質を蒸散、流出しやすい状態にありますが、その一方で、水分や脂質が皮膚に浸透しやすい状態であるとも言えます。
そのため、保湿クリームをすぐ塗ることで、入浴後に皮膚の潤いが保たれます。
入浴後は、時間の経過とともに乾燥がすすむため、できる限り早く保湿を行うのがポイントです。
尚、保湿クリームは顔だけでなく腕や足など全身を塗るようにしましょう。。特に乾燥する冬場は、クリームや軟膏タイプの保湿効果が高い剤形を使用するのもおすすめですよ!
また、保湿クリームの効果を高めようと、クリームを塗りまくる人もいらっしゃいますが、実はこれもNG!
保湿剤を塗りまくることで、お肌本来の自己修復機能を阻害する原因にもなるため、あくまで保湿剤は1日に数回程度で、薄く塗り伸ばす程度に留めておきましょう。
注意ポイント
まとめ
いかがでしたか?
今回は、男の顔の粉ふきの原因は?効果的な改善策&簡単なスキンケア方法は?についてご紹介しました。
お肌の手入れとか面倒くさくて嫌がる方も多いものですが、少しの手間をかけるだけで、カサカサの粉ふき肌やかゆみから解放されますので、頑張ってお肌のケアをしてあげてくださいね。