「天赦日」と書いて、「てんしゃび」、「てんしゃにち」といいます。
縁起のいい日として知られる「天赦日」ですが、具体的にどう縁起がいいのか知っていますか?
今回は、天赦日とは?天赦日にすべきこと、そして天赦日にしてはいけないことってあるのか?についてご紹介します。
天赦日とは?
「天赦日」は、暦の1年の中で「最上の大吉日」とされる日で、この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされており、天の恩恵を受けて、なんの障害も起こらない「大幸運日」とされています。
天赦日は、1年のなかで限られた日数しかなく、おおよそ5日前後の日数で、多い年には5~8日程度ある年もあります。
天赦日にやるべきこととは?
暦のうえで「最上の大吉日」、「大幸運日」とされる「天赦日」。
天赦日は、1年のなかでも限られた日数しかないので、天赦日にこそやっておきたいこと!やるべきこと!は、チャンスを逃さずチェレンジしておきたいものですね。
天赦日に行うとよいとされることについて下記にご紹介します。
入籍・結婚式など婚礼に関する行事
天赦日は、婚礼には最大吉日とされています。
入籍や結婚式をはじめ、結納や告白、プロポーズなどにもおすすめです。
開店、開業、引っ越し
天赦日は、何かを始めるのにもいい日ですので、開店や開業、もしくは引っ越しなどにはもってこいの大吉日ともいえます。
ほかにも新規事業の立ち上げや、契約、停滞していた物事を再び動かしはじめてみるなど、天赦日にはじめたことは成功するともいわれているため、新しいことをはじめてみるのに最適な日であるといえます。
お財布の購入・使い始め
「なにかをはじめること」に適した天赦日ですので、身近な金運アップの行動として、普段使うお財布を買い替えたり、新しいお財布を使いはじめたりといったことにも最適日とされています。
金運やお財布の購入・使い始めにはほかにも一粒万倍日などもおすすめです。
和解・仲直り
天赦日は、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされていることから、ケンカの仲直りやわだかまりの解消、トラブルの解決、疎遠になった人との仲直りなどにも最適な日とされています。
不成就日以外の悪日を打ち消す
暦には、悪日・凶日とされるものもあります。
悪日・凶日には基本的に動かないことが最良ではありますが、天赦日の「最上の大吉日」パワーをもって悪日・凶日の負のエネルギーを打ち消すこともできるので、どうしても動かないといけない時期などに、悪日・凶日がある場合には、天赦日を選ぶとよいとされます。
天赦日にしてはいけないことって何?
「最上の大吉日」、「大幸運日」とされる「天赦日」ですが、この日にしてはいけないことってあるのでしょうか?
ギャンブル
いくら天赦日が「大幸運日」とはいっても、ギャンブル的な要素が強いお金の使い方は、あまりおすすめできません。
天の恩恵を受けて、なんの障害も起こらない天赦日は、おおよそのことは障害などなくスムーズにはじめやすく、後押ししてくれる日ととらえるといいかもしれません。
天赦日は、あなただけに運気が良くなる日ではなく、すべての人に平等に吉日とされるものですので、一か八かの賭けに出る日ではないということは注意しておきましょう。
犯罪行為
天赦日にはどんなことも赦されるといった間違った理解はNGです。
人を欺いたり、傷つけたり、他者に対して危害を加えるような行為自体、いついかなる時も許されません。
まとめ
土砂降りの日に靴をおろすよりも、天高く澄み切った青空の下で靴をおろしたくなるように、何かをはじめるようなときには、気持ち的なものも大切です。
何事によらず、首尾よく上々に事がすすむことを祈念して縁起を担ぐ心情はいつの時代も変わらぬものかもしれません。
天赦日は、何かを始めるのに最良な日ですので、今まで躊躇していたことがあるなら天赦日をきっかけにはじめてみたり、チャレンジしたりするのもいいかもしれません。