東日本大震災や熊本地震。
今や災害時の備えは「常に必須!」が当たり前とも言える時代になっています。
「まさか!」はいつでも誰にでもあり得ること。
どんな状況でも前を向いて困難に立ち向かえるよう、しっかりと備えて心の準備をしておきましょう。
今回は、災害時に備えておくものや持ち出しリスト、そしてあると便利で役立つアイテムについてもご紹介します。
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災害時に備えておくものは?
まずは「身の安全」を第一に!
地震が発生したその瞬間。大抵の人が動けません。
体がこわばり、頭が真っ白になり、適切な判断が難しくなるために動くことすらできずに、ただじっと立ちすくんだりすることが多いのです。
被災者へのインタビューなどでも「あまりの突然のことに動くことすらできなかった。」、「ビックリして、どうにかこうにかテーブルの下に潜った。」など、災害時には、普段の行動はおろか、咄嗟の避難さえもなかなかできないことをしっかりと認識しておきましょう。
まずは、地震が起こったら身の安全の確保ができるよう「落ちてこない・倒れてこない・移動しない」場所に移動できるよう、日頃から「もしも」に備えてのとるべき行動をイメージしておくことが大切です。
日常的に備えることが重要
災害が起これば、電気・ガス・水道といったライフラインが途端に使用できなくなり、交通手段も停滞します。
災害時になにより必要不可欠になるのが、食料品や生活必需品の備えです。
これだけは備えておきたい備蓄用アイテムは?
食料品関連
- 水(飲料水、調理用など)
- 食料
- 菓子類
- 栄養補助食品
- 調味料
それぞれの個体差や季節等により異なりますが、人間の体が1日に必要とする水の量は3リットル程度といわれており、総務省消防庁では1人1日3リットルの備蓄を目安として示しています。
また、食料としては、最近では災害時の食品の種類も豊富になってきており、ご飯や麺類、パンといった主食になるものをメインに、お湯を注ぐだけのものやお湯がない場合に備え、水でもOKな食品もあります。
缶詰などは保存期間も長いので非常食として役立ちますし、シリアルなども栄養豊富で、そのままバリバリとスナック菓子のような感覚で食せるので非常食としても有能です。
菓子類としては、チョコレートや飴など糖分を補給できる食べ物がおすすめです。クッキーなどもいいですが喉が渇くために非常時は水が貴重なため、飴などで賄うほうがいいでしょう。
尚、被災時にストレスやビタミン不足から口内炎ができて大変困ったという被災者の体験もあります。
栄養補助食品やサプリメントなどで補えるよう備えておくのもおすすめです。
在宅避難など、被災後も自宅でしばらく生活をすることもありえます。水は飲料とは別に調理用分も含めて備蓄を考えておくと慌てなくて済みます。
生活用品関連
- 生活用水(トイレなど)
- 常備薬
- 救急箱
- ティッシュペーパー
- トイレットペーパー
- ウェットティッシュ
- 生理用品
- 使い捨てカイロ
- ライター
- ゴミ袋などの大型ビニール袋
- 簡易トイレ
- 充電式のラジオ
- 携帯電話の予備バッテリー
- ラテックス手袋
- 懐中電灯
- 乾電池
生活するうえでも「水」の確保は大切です。特にトイレなどもありますので、できる限り水は確保しておきましょう。
被災経験者が重宝したアイテム
- 水
- カセットコンロ
- ガスボンベ
- 常備薬
- お薬手帳
- 簡易トイレ
- 懐中電灯
- 乾電池
- 充電式ラジオ
- ビニール袋
- 食品包装用ラップ
上記のなかでも特に持病がある人などで役に立ったものが「お薬手帳」です。
災害時という混乱のなかでもお薬手帳の活用により、スムーズかつ適切に医薬品が供給され、適切に医療が提供される場面が多く見受けられ、東日本大震災や熊本地震などでもその重要性が再認識されたほどです。
災害時に備えておくもの 持ち出しリストは?
とりあえず、自宅を離れ近くの避難所などに避難することもあります。
当面必要となる最小限の品を持ち出せるよう準備しておきましょう。持ち出す際には、両手が自由に使えるようリュックに入れるのがおすすめです。
持ち出すアイテムは、玄関の近くや寝室、車の中や物置など、すぐに持ちだせる場所や家が倒壊しても持ち出せるような場所に用意しておくと安心です。
非常用持ち出しアイテム(大人1人分)
- ヘルメット・防災頭巾
- 懐中電灯(LEDで、できれば手巻き充電可能なもの)
- 携帯ラジオ(できれば手巻き充電可能なもの)
- 軍手(手の保護や防寒にも役立つ)
- ホイッスル
- 電池
- ライター
- ロウソク(電池の消耗などを防ぐため、長時間の使用には適している)
- 水(500ml×3本)
※水は1人1日3L必要と言われていますが、避難時は重量の関係もあり、最低でもその半分程度は用意しておきたい。 - 非常食(火を使わずに食べられるもの推奨)
- あめやガム(喉の渇きにも重宝)
- 衣類(下着、着替えなど)
- 現金(ある程度の小銭と5000円程度の現金)
※公衆電話用に10円玉は多めに!カード式公衆電話は停電時使用できないため。 - 救急セット(絆創膏、消毒薬、常備薬など)
- 衛生用品(マスク、歯ブラシ、ウェットティッシュなど)
※赤ちゃんのおしりふきなどは大判&衛生的で体拭きに使えたり多用途に使用可能でおすすめ - 簡易トイレ
- トイレットペーパー(トイレの他にも多用途に使用可能)
- レインコート
- レジャーシート
- ゴミ袋
- 筆記具(メモ帳、ペン、マジック)
非常時の持ち出し品は2種類あります。
まずは、災害発生直後すぐに持ち出す「一次持ち出し品」と、最初の避難後に自宅に取りに戻り改めて持ち出す「二次持ち出し品」です。
上記は、「一次持ち出し品」の場合のアイテムになります。
「備えあれば憂いなし」で、避難用品も多く持ち出せるのであればいいのですが、自分の力で持ち出せる量や重量にも限界があります。
「一次持ち出し品」は、必要最低限の備えで非常時の最初の1日間をしのぐための物品です。
ポイントとしては、火や水などのライフラインが一切使えないものとして準備するようにします。
また、季節に応じて衣類や防寒具なども適切に用意し、天候も雨天時など最悪の事態を想定して準備し、リュックが濡れても大丈夫かなどチェックしながら準備しましょう。
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持ち出し品は、家族構成や家庭の事情によっても異なってきますし、必要性も変わってきます。
必需品・貴重品など
●預金通帳
●健康保険証
●運転免許証
●印鑑
●住民票のコピー
●家・車の予備の鍵
●携帯電話
●予備メガネ・コンタクトレンズなど
女性用の避難時の持ち物
●鏡
●ブラシ
●マスク
●帽子
乳幼児用の避難時の持ち物
●哺乳瓶
●離乳食
●お菓子
●スプーン
●洗浄綿
●バスタオル
●ガーゼ
●紙おむつ
●母子手帳
●玩具
●着替え
●おしりふき
高齢者用の避難時の持ち物
●常備薬
●お薬手帳
●補聴器用電池
●入れ歯用洗剤
二次持ち出し品アイテムは?
●非常時給水袋
●食料品
●衣類
●タオル
●バスタオル
●ティッシュペーパー
●トイレットペーパー
●毛布
●雨具
●卓上コンロ
●ガスボンベ
●食品用ラップ
●アルミホイル
●簡易食器
●歯ブラシ
●石けん
●充電器
●使い捨てカイロ
災害時に備えておくもの 役立つアイテムは?
懐中電灯はヘッドライト式がおすすめ
災害時は、電気もストップするため、一面真っ暗です。特に都会の生活に慣れていると、暗闇に慣れていないために、非常に不便なうえに、精神的にも恐怖を感じてしまいます。
やはり、ほんの少しの灯りでもあると安心ですし便利です。
懐中電灯は非常に備えている方も多いですが、手持ち用のものもいいですが、おすすめはヘッドライト式のものです。
頭につけたり、首にぶら下げたり、腕に付けたりもできるので、暗がりでの調理時などにも便利ですし、トイレ時にも常に灯りをキープできますし、手を使わなくていいので便利です。
うちで装備しているヘッドライトは上記のものですが、ヘッドライトの明るさが調整が可能でボタンひとつで調整が簡単なところ。最大時の明るさも充分ですし、照射時間が最大50時間もあるところ。
明るさは調整できるのが一番です。明るすぎても電池を消耗してしまうので・・。また、電池式ですし、生活防水機能も備えているので安心です。
ヘッドライトのほかにも懐中電灯は、キーホルダーになってる小さいものと、手のひらサイズのものにカナビラをつけて、リュックにぶら下げています。
万能ナイフも便利
万能ナイフは、非常時の持ち出しリストにある場合もありますが、絶対に必要かと言われれば、あまり出番は・・・。
でも、うちは装備しておいて良かったと思います。
うちが装備していたのは、ビクトリノックスというメーカーのアウトライダーというものです。
ビクトリノックスのナイフは、種類が大変豊富で、どれにしようか迷いました。選ぶ前には、実際に店舗に行き、最終的にトラベラーと迷いましたが、大きさが持ちやすいアウトライダーに決めました。
トラベラーよりも大きいぶんナイフなどの刃渡りも安心感があり、ロック機能もあるので、使い慣れない私達には安心感もありました。
「装備しておいて良かった」と思ったのが「ハサミ」の機能とナイフも意外と切れ味がよく使い勝手が良いところ。
充電器・モバイルバッテリー
うちは、キャンプにもよく行くので、スマホなどの充電器も装備していました。
今は、昔に比べ大容量のものも増え、価格もお手頃なものが増えました。スマホなどは、災害時に色んな場面で役に立つので、充電器も一緒に備えておきたいアイテムです。
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まとめ
災害は、いつどこでも誰にでも起こるものです。もしもの備えは、自分でしかできません。
まずは、「災害は身近なもの!」という心の準備からはじめましょう。