「マンションは頑丈だし、うちは低い階だから大したことはないだろう」そう思っていませんか?
ですが、自然災害は容赦なくやってきます。私は実際に台風での「停電」を経験し、マンションであっても事前の備えが絶対に必要だと痛感しました。
災害は忘れた頃にやってきます。一気に揃えようとするとお金も手間もかかるので、まずは家にあるものから確認し、必要最低限のものだけでも準備しておきましょう。
今回は、実体験から学んだ「マンション住まいだからこそやっておきたい台風・停電対策」を詳しくご紹介します。
最優先!水の確保(断水・トイレ対策)

台風で停電が起きると、マンションの給水ポンプが止まるため、同時に「断水」が発生します。水は命綱ですので、何よりも先に確保しましょう。
湯船に水をいっぱいに溜める
台風が近づいたら早めに入浴を済ませ、バスタブに水を限界まで張ります。家族が多い場合は、バケツやポリタンクにも生活用水を確保しておくと安心です。
飲料水はケース買いで常時備蓄
我が家では2リットルのペットボトル水をケース買いして備蓄しています。賞味期限はおおよそ半年ほどあるため、年に2回、安売りのタイミングでローテーション(入れ替え)しています。
断水時のトイレ・衛生対策
水が止まるとトイレが流せなくなり、非常に不衛生になります。また、夏の台風で入浴ができない時も、備蓄水で濡らしたタオルで体を拭くだけで、衛生的かつ精神的にとても快適に過ごせます。
夏のエアコン停止に備える「暑さ対策」
夏の台風で最も恐ろしいのが「閉め切った部屋での停電」です。外は暴風雨のため窓を開けられず、室内は尋常じゃない暑さになります。熱中症を防ぐためのアイテムを必ず用意してください。
保冷剤とペットボトルを凍らせる
冷凍庫に保冷剤を多めに準備しておきましょう。また、水を入れたペットボトルを凍らせておくのもおすすめです。溶けた後はそのまま生活用水やトイレを流す水として使えるため、一石二鳥になります。
体を効率よく冷やすコツ
停電中に保冷剤を使うときは、太い血管が通っている「首の後ろ・脇の下・足の付け根(股)」を冷やすと、効率よく体感温度を下げられます。冷却スプレーや冷却タオルの併用も効果的です。
うちわを用意しておく
電気が止まった室内では、うちわで風を起こすだけでも体感的に大違いです。すぐ手に取れる場所に家族の人数分を用意しておきましょう。
カセットコンロと非常食の確保
2〜3日分の非常食
カップラーメンやインスタント食品を数日分用意します。また、チョコレートや飴などの甘いものは、脳に満腹感を与え、被災時の不安な気持ちを和らげてくれるのでおすすめです。
卓上カセットコンロとボンベ(予備6本)
オール電化の家庭はもちろん、停電時はお湯を沸かす手段がなくなります。カップラーメンがあっても、お湯がなければ食べられません。ガスボンベの予備は常に6本ほどストックしておくと、数日間の停電でも温かい食事をとることができます。
ポイント
暗闇と情報不足を防ぐ「灯り・スマホ」の対策
懐中電灯の事前点検
停電時の暗闇は精神的な不安を大きくします。電池式の懐中電灯は、いざという時に「液漏れ」で動かないことがあるため、台風前に必ず点灯確認をしてください。
ポイント
手回し充電式などの防災ラジオ
停電するとテレビから情報を得られなくなります。スマホのバッテリーを節約するためにも、地域の避難情報や台風の状況を収集できるラジオは非常に重宝します。
スマホ・モバイルバッテリーのフル充電
スマホは懐中電灯にも情報収集にもなる命綱です。台風が最接近する前の「電気が通っているうち」に、すべての端末とモバイルバッテリーを100%フル充電にしておきましょう。
【雨戸なし】窓ガラスの補強とベランダ対策
雨戸がないマンションにとって、暴風による窓ガラスの破損は命に関わる重大なリスクです。周りに木やトタン屋根の建物がある場合は、特に厳重な対策が必要です。
段ボール+養生テープで「枠ごと」固定
剥がすときに粘着が残りにくい「養生テープ」を使い、窓の内側に段ボールを敷き詰めて固定します。
この時、ガラス面だけでなく周りのアルミサッシ(窓枠)まで一緒にテープで留めるのがポイントです。
万が一ガラスが割れても、破片や段ボールが室内に吹き飛ぶのを物理的に防げます。
ポイント
頻繁に台風が通る地域や海沿いにお住まいなら、市販の「飛散防止シート」を事前に貼っておくのもおすすめです。
カーテンを閉めてロック
カーテンやブラインドは必ず閉め、中央を洗濯バサミなどでガッチリ留めておきます。これだけでも、割れたガラスの室内への侵入を強力に防ぎます。
ベランダの私物をすべて室内へ
植木鉢、洗濯バサミ、掃除道具、ゴミ箱など、風に飛ばされそうなものはすべて室内に避難させます。物干し竿も床に下ろして固定しましょう。
ベランダ排水口のゴミ掃除
落ち葉やゴミが詰まっていると、大雨の際にベランダに水が溜まり、サッシを越えて室内に浸水する原因になります。必ず事前に掃除を済ませてください。
盲点!車の台風対策(水没・飛来物から守る)
以前、私のマンションの屋外駐車場で、近所から飛んできた看板が直撃し、車の窓ガラスがバキバキに割れる被害がありました。
車の窓ガラスって高いんですよね^^;修理代に数十万円をかけるくらいなら、事前の対策が賢明です。
ガソリンは必ず満タンに!
停電が長引いて遠方へ買い出しに行く際、車は大活躍します。また、エアコンの効く「動く避難所」や「巨大なモバイルバッテリー」としても使えます。台風後は地域のガソリンスタンドも停電で営業していないことがあるため、事前の満タン化は必須です。
地下駐車場は「早めの移動」を検討
「地下だから風が当たらず安心」は大間違いです。近年の想定外の大雨では、地下駐車場が丸ごと水没し、車が廃車になるケースが多発しています。ハザードマップを確認し、リスクがある場合は早めに安全な場所へ避難させましょう。
屋外駐車場なら「自走式立体駐車場」へ避難
近所のコインパーキングや商業施設の「自走式立体駐車場(上層階)」へ一晩避難させるのが一番安全です。数千円の駐車代を払うだけで、数万円の修理費や愛車を失うリスクを防げます。※台風直前は周辺の立体駐車場が一瞬で満車になります。暴風域に入る前日の夜など、早めの移動を心がけてください。また、24時間出し入れ可能かどうかも要確認です。※マンションの「機械式駐車場」は、停電すると車が出せなくなるので注意してください。
車カバー・毛布を使用する際の注意点
車を移動できずカバーをかける場合は、風でカバーがバタついてボディに無数の擦り傷がつかないよう、紐でガチガチに固定します。毛布を養生テープで留める場合は、塗装やコーティングが剥げるのを防ぐため、テープを貼るのは「ガラス面だけ」に留めましょう。
まとめ:備えあれば憂いなし!
自然災害は人間の都合を待ってくれません。「自分は大丈夫」と思っていても容赦なくやってきます。しかし、事前にできる範囲で「ある程度の対策」をしておくだけで、もしもの時も数日間は安心して過ごすことができ、精神的な余裕が生まれます。ぜひこの機会に、ご自宅の台風対策をもう一度見直してみてくださいね。