滋賀県・琵琶湖。ここにパワースポットとして知られるひとつのスポットがあります。
その名も「竹生島」。
琵琶湖の湖岸から約6kmの沖合に浮かぶ周囲約2kmの竹生島は、古くから神の住む島とされ、尊ばれてきました。
島全体が神秘的な空気に包まれ、諸願成就のパワースポットとして全国から多くの人が訪れる人気のパワースポットとなっています。
今回は、全国でも有数のパワースポットである竹生島について、アクセス方法や御朱印&お守り情報など実際に行った体験記も含めご紹介します。
パワースポット竹生島へのアクセス方法は?
「竹生島」という名前は、「(神を)斎く(いつく)島」に由来し、その中の「いつくしま」が「つくぶすま」と変じ「竹生島」になったといわれています。
なお、「竹生島」という漢字は、島の形が雅楽などに使われる楽器の「笙(しょう)」に似ていることからつけられたという説などがあります。
竹生島は、琵琶湖八景のひとつに数えられ、平家物語(巻七)の「竹生嶋詣」にも描かれるなど、その歴史は古く、神秘的な美しさを秘めた島として、千年の時を経た今でも、多くの人を魅了する島となっています。
平家物語(巻七)「竹生嶋詣」とは?
「一度でもここに参詣した者は願いがすべて叶うと聞いている」
と、木曽義仲討伐に赴く途中、竹生島を訪れた経正は、宝厳寺の僧に請われて琵琶を奏でることになります。
社殿に澄んだ音色が響き渡ると、神仏も白龍となり経正の袖の上に姿を現されました。
経正は、うれし涙を流しながら、「ちはやぶる神に祈りのかなえばやしるくも色のあらはれにける」と歌を詠み、戦の勝利を確信し、竹生島をあとにしました。
竹生島へのアクセスは?
琵琶湖に浮かぶ「竹生島」。
竹生島に向かうには、竹生島近隣の港から就航されている竹生島クルーズ船にて上陸することができます。
JR湖西線「近江今津駅」下車徒歩約5分
【車】でのアクセス方法
名神高速道路「京都東IC」より約70分
●航路所要時間:片道約25分
●料金:【竹生島往復】大人 2,590円、学生 2,080円、小人 1,300円
●お問い合わせ・申し込み:0740-22-1747
●定期船時刻表:http://www.pref.shiga.lg.jp/c/kotsu-s/biwakuru/kojyou/tikubusima/tikubusima2.html
JR北陸線「長浜駅」下車徒歩約10分
JR「米原駅」下車タクシーで約15分
【車】でのアクセス方法
名神高速道路「長浜IC」より約15分
●航路所要時間:片道約30分
●料金:【竹生島往復】大人 3,070円、学生 2,450円、小人 1,540円
●お問い合わせ・申し込み:0749-62-3390
●定期船時刻表:http://www.pref.shiga.lg.jp/c/kotsu-s/biwakuru/kojyou/tikubusima/tikubusima1.html
なお、竹生島クル-ズのクーポンを利用すると、お得に乗れちゃうので下記のクーポンの利用もおすすめです。
★竹生島クル-ズ(長浜航路)クーポン:http://tokutoku-coupon.jp/kinki/4995/
上記の今津港・長浜港それぞれ各港から竹生島への往復航路が基本となりますが、今津港・長浜港それぞれの港から「びわ湖横断航路」というものも出ています。
例えば、今津港であれば、「今津港発→竹生島上陸→長浜港着」となり、長浜港であれば「長浜港発→竹生島上陸→今津港着」といったように竹生島を中心に琵琶湖を横断するように航路が組まれているものになります。
尚、琵琶湖横断航路の料金は、「大人 2,830円、学生 2,260円、小人 1,420円」となっています。
電車でのアクセスの方で、琵琶湖巡りなどする人におすすめかもしれません。
各航路図は下記をご参照ください。
私たちが行った時には、車を利用してアクセスしている方がほとんどでした。
車の場合は、高速などを利用して来られる方も多いようですので、渋滞情報など随時チェックできる下記のサイトを知っておくと安心ですよ。
竹生島へのアクセス 駐車場はあるの?
竹生島への定期便が運航されている長浜港・今津港には、近隣の無料駐車場があります。
船の運航時間に合わせて、駐車する車の数もバラツキがあるようですが、広い駐車場なので問題なく駐車できるでしょう。
下記は、長浜港の駐車場風景です。
長浜港の観光船のりばのすぐ横にある無料駐車場ですが、ここが満車の時にはぐるっと向かい側にある駐車場を案内されます。
ご参考までに^^
竹生島は何時まで行けるの?
竹生島へは、船でのアクセスしかありませんので、船の就航時間に応じてしか行けません。
竹生島へ定期運航している長浜港・今津港ともに、竹生島へ向かう最終便は、13時台から14時台が最終で、上陸時間や復路の時間も含め夕方17時前までにはすべての船が終了となりますのでご注意を!
また、船の就航時刻などは季節によっても変更がありますし、気象条件等により就航不可能な場合もあります。
パワースポット竹生島の御朱印&お守りなどもご紹介!
竹生島への定期便が運航されている「長浜港・今津港」からクルーズ船に乗船して、竹生島を目指します。
竹生島までは約30分程度で、琵琶湖の大きさを実感できるクルーズでもあります^^
竹生島 島内の所要時間は?
竹生島に上陸すると、宝厳寺に向かう石段の入口横で「拝観料(大人400円、小人300円)」を支払う必要があります。
なお、竹生島への上陸時間は、「長浜港・今津港」で若干違いがありますが、約80分程度となっています。
竹生島に行く前は、「上陸時間内で見て回れるかな?」と心配でしたが、島の南側の一部分のみだけが拝観できるようになっているため、60分程度あればしっかり見て回ることができる感じでした。
散策内容は、「竹生島港」→「宝厳寺(本堂)」→「三重塔」→「唐門・観音堂」→「船廊下」→「都久夫須麻神社本殿」→「竹生島港」といったものです。
竹生島の各スポットは下記の図をご参照に!
ただ、宝厳寺(本堂)へ向かう階段など各階段とても急勾配なのでご注意くださいね。
竹生島の見どころは?
宝厳寺(本堂)
宝厳寺(本堂)へ向かう石段には「祈りの石段」という名があります。
これは数多くの巡礼者や参拝者が祈りを捧げながら165段の石段を上ったことからこう呼ばれるようになったそうです。
この石段を上りきると「宝厳寺」です。
宝厳寺は、724年に行基が開いたお寺で、西国三十三所観音霊場・第三十番礼所で、ご本尊は日本三弁才天のひとつである弁才天で、日本三弁才天のなかでも最も古いことから「大」の字をつけ「大弁才天」と称されます。
ここで有名なのが、願い事を書いて奉納すると願いが叶うといわれる「弁天様の幸せ願いダルマ」です。ひとつひとつ愛くるしい弁才天様の姿が描かれたダルマはとっても可愛い^^
願い事を書いたダルマを奉納するのに500円。弁才天姿のストラップお守りも購入する場合は追加で500円必要になります。
愛くるしい姿なのでストラップお守りも購入しちゃいました^^
宝厳寺 もちの木
宝厳寺三重塔の横にある樹齢約400年のもちの木。
立派な佇まいについ手を合わせたくなります^^ご利益ありそうなので、そっと枝に触れながら願い事もしちゃいました^^
また、このもちの木付近からの眺めも最高でした。
都久夫須麻神社本殿
国宝にもなっている都久夫須麻神社本殿。
平安時代の延喜式に載る由緒ある神社で、神社名の「つくぶすま」は竹生島の古名だといわれています。
厳かな雰囲気のなかに荘厳と佇む姿は、歴史と風格を感じさせてくれます。
龍神拝所
竹生島のなかで一番の絶景が見られる龍神拝所。
ここで有名なのが2枚のかわらけの1枚に自分の名前、もう1枚に願い事を書き、宮島鳥居へと投げるかわらけ投げです。
投げると願い事が成就するといわれており、みなさん1人づつ願い事をと自分の名前を書き入れつつ真剣に投げていました^^
ここからの景色も絶景ですので、しばし景色を見ながらボーっとするのも気持ちがよかったですよ。
福小判
龍神拝所を出てすぐのところに小さな社が軒を連ねています。
そこにある有名なものが「福小判」。
上記のように小さな社の横に無造作に置かれているんですが、この小判がなかなかのご利益があるようで、この小判を財布に入れておくと金運が上がる!?という噂も・・。
信じる者は救われるってことで、200円を奉納して福小判をそっとお財布に入れました^^
竹生島の御朱印
竹生島でも御朱印がいただけちゃいます。
御朱印は、宝厳寺(本堂)の横にある納経所にていただけます。ここでは「大辯才天女降臨之霊場 大辯才天」、「西国三十三所霊場第30番 大悲殿」と、「西国三十三所霊場第30番 御詠歌(月も日も 波間に浮かぶ 竹生島 船に宝を 積む心地して)」の合計三種類(※上記写真参照)をいただきました。
「御朱印をお願いします」と伝えると、御詠歌以外の2種類を案内されるので、御詠歌も欲しい方は、「御詠歌もお願いします」と伝えた方がいいですよ。
あと、都久夫須麻神社本殿でも「辯才天本社 竹生島神社」の御朱印(※下記写真参照)がいただけます。
まとめ
日本一の大きさを誇る湖であり、世界で三番目に古い湖でもある琵琶湖に浮かぶ神秘の島「竹生島」。
「大弁才天」が祀られた竹生島の荘厳な佇まいのなかにひと時でも身を置くだけで、来た人にしか感じ得ない特別なパワーを感じる場所な気がします。
祈願成就のパワースポットとしておすすめの場所でした。