年賀状

謹賀新年&賀正&恭賀新年の意味は?賀詞の意味や選び方もご紹介!

元旦から1月7日までに届けるあいさつ状でもある「年賀状」

年賀状といえば、「賀正」「謹賀新年」「恭賀新年」などの賀詞が定番ですが、それぞれの意味について知っていますか?

また、「賀正」や「謹賀新年」などの賀詞の使い方には決まりがあるので、知らずに使っていると相手によってはマナー違反!となってしまうこともあるので注意が必要です。

今回は、年賀状によく使われる「謹賀新年&賀正&恭賀新年」などの意味についてや、賀詞の使い方や選び方などについてご紹介します。

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謹賀新年&賀正&恭賀新年の意味は?賀詞の意味や選び方もご紹介!

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年賀状の冒頭に記す「あけましておめでとうございます」といった言葉は、「賀詞(がし)」といわれるもので、賀詞とは、祝いのことばや祝詞のことをいいます。

年賀状によく使われる賀詞として、「あけましておめでとうございます」などの文章での賀詞のほかにも、「賀正」や「謹賀新年」などがありますが、賀詞には、一文字のもの、二文字のもの、四文字のものなど種類があります。

一文字の賀詞
★寿:めでたい
★福:幸せ
★賀:祝い
★春:新年、年の初め
★禧:喜び
二文字の賀詞
★賀正(がしょう):正月を祝う
★年賀(ねんが):新年を祝う
★迎春(げいしゅん):新年(新春)を迎える
★新春(しんしゅん):新年、正月、新春
★頌春(しょうしゅん):新年をほめたたえる
★慶春(けいしゅん):新年(新春)を喜んで祝うこと
★賀春(がしゅん):新春を祝う
★寿春(じゅしゅん):新年(新春)を祝うこと
★初春(しょしゅん):新しい年、年の初め
★芳春(ほうしゅん):春が香る
★喜春(きしゅん):喜びの新年(新春)
★寿春(じゅしゅん):新春を祝うこと
★慶福(けいふく):めでたいこと、幸い、慶び
四文字の賀詞
★謹賀新年(きんがしんねん):謹んで新年をお祝い申し上げます
★謹賀新春(きんがしんしゅん):謹んで新しい年をお祝い申し上げます
★恭賀新年(きょうがしんねん):恭しく新年をお祝い申し上げます
★恭賀新春(きょうがしんしゅん):恭しく新しい年をお祝い申し上げます
★敬頌新禧(けいしょうしんき):恭しく新年の喜びをお讃え申し上げます
★慶賀光春(けいがこうしゅん):輝かしい新年のお喜びを申し上げます
★慶祥麗春(けいしょうれいしゅん):うるわしい新春の到来を大いにお慶び申し上げます
文章の賀詞
★あけましておめでとうございます
★新年おめでとうございます
★新春のお慶びを申し上げます
★新年の御祝詞を申し上げます
★謹んで新年のお祝いを申し上げます
★謹んで初春のお慶びを申し上げます
★謹んで年頭のご祝詞を申し上げます
★新春を寿ぎご挨拶申し上げます

年賀状 賀詞の選び方のマナーは?

年賀状の賀詞は四文字のものが正式

年賀状の賀詞には「賀正」や「迎春」など二文字のものもありますが、二文字の賀詞は、目下の人に向けたことばなので注意が必要です。

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年上の方など目上の方に対しては、賀詞は「謹賀新年」、「恭賀新年」などの四文字の賀詞を用いるようにします。

親しい相手には二文字の賀詞もOK!

友人など親しい人へ送る年賀状であれば二文字の賀詞でもOKです。

なお、相手が目下や仲の良い友人であれば「寿」や「福」「賀」「春」などの一文字の賀詞や英語表記の「A HAPPY NEW YEAR」などでもよいでしょう。

相手を選ばず使える賀詞は?

上記のように四文字の賀詞である「謹賀新年」「恭賀新年」などは相手が誰であれ、失礼にはあたらない言葉になります。

「あけましておめでとうございます」や「謹んで新年のお祝いを申し上げます」、「謹んで年頭のご祝詞を申し上げます」などの文章の賀詞も相手を選ばず使える賀詞になります。

抑えておきたい!年賀状の基本的なマナー

年賀状は松の内までに届ける

年賀状は、季節の挨拶状のひとつです。

季節の挨拶状は送る時期も限られていますので、その時期内に届くように送るのがマナーでもあります。

そのため年賀状は、元旦から松の内(1月7日)までに届けるようにするようにしましょう。

できれば12月25日までに投かんし、元旦には相手に届くようにするのがベストです。

句読点はつけない

年賀状には句読点の「、」「。」をつけないのが慣例で、特に目上の方には控えるようにします。

元旦と元日の違い

年賀状に使われる言葉として「元旦」「元日」があり、「平成○○年元旦」と書くのが正しいのか?「平成○○年元日」と書くのが正しいのか?と戸惑う方も多いものです。

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これは、「元旦」と「元日」のそれぞれの意味からくるもので、「元旦」の「旦」という言葉には「夜明け、日の出」という意味があり、これにより「元旦」は、「一月一日の朝」という意味になります。

逆に、「元日」は、「一月一日終日」を意味しているため、一月一日中に届くのであれば「元日」を用いるのが適しており、「一月一日の朝」に届かない場合に「元旦」を用いるのは最適ではないということからきています。

「元旦」も厳密には「一月一日の朝」という意味にはなりますが、「一刻でも早く新年のごあいさつを相手に伝えたい」という思いから使われているという意味合いもあることから、一般的には、「元旦」、「元日」どちらを用いても問題はありません。

なお、年賀状が遅れてしまい一月一日に到着しない場合などには、「新春吉日」、「一月吉日」などを用いて、あえて「元旦」「元日」は使わないといったこともあります。

まとめ

年賀状で何気なく使う機会が多い賀詞ですが、それぞれに意味があり、使い方があります。

特に、相手との関係性によっては、失礼のないよう言葉を選ぶことも大切です。

せっかく素敵な文章を連ねても、賀詞の使い方が間違っていては台無しです。

年賀状を書く際には、覚えておきたい基本的なマナーかもしれませんね。

  • この記事を書いた人

ゆき

こんにちは、ゆきです。 約12年ほどわりとブラックな会社でWEBデザイナーを経て、今はサイト作成・運営のフリーランスとして活動中。 40代に突入した夫婦のライフスタイルを題材とした様々なネタを記事にしています。 詳しいライタープロフィールこちらから

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