今では現代の連絡手段として、必要不可欠になっている電子メール。
ビジネスツールとしてはもちろん、情報伝達や意思疎通、報連相(報告・連絡・相談)等少なからず利用していると思います。
普通に使っているからこそ、今更聞けない基本的なメールのマナー、CCとBCCの違いって?件名はどの様につけるのが良いか等、メールマナーの基本を紹介します。
メールのマナー 基本とは
メールは顔の見えない相手とのやり取りになります。
特に表情などが分からない分、マナーを欠いたメールを送ると不快な思いをさせたり、思いもよらぬ誤解を生むことや大変な失敗をしてしまうことも…
そんな失敗をしないように、下記にメールの基本的なマナーを紹介します。
メールを送る前に確認!
日本でのメールにおける規約は、
- 漢字コードは、JIS(IOS-2022-JP)を用いる。
- 半角カタカナは使用しない。
- 機種依存文字は使用しない
丸付き数字、ローマ数字、括弧付き省略文字、単位記号など
(特定のPCや機種、OSなどに依存する文字)
漢字コードは初期設定されていますので気にすることはないですが、半角カタカナは気をつけましょう。
形式
メールには、テキスト形式、HTML形式、リッチテキスト形式があります。
一般的なメールでは、テキスト形式で送るのがマナーです。
ポイント
急ぎの連絡には向かない
メールは、送信した後すぐに相手が読んでくれるとは限りません。
相手がメールを見るのに時間が掛かることを前提として利用しましょう。
もし、急ぎの用事がある場合は、メール送信した旨を相手に電話連絡するのがマナーです。
添付ファイル
一般的には、相手に初めてのメールを送信する場合に添付ファイルを送るのはマナー違反になります。
まずは、相手に添付ファイルを送る許可を得てから送付するのがマナーです。
また、重い(容量の多い)データを送る時は、通信に時間がかかる場合や、相手が受信できない場合がありますので気をつけます。
重いデータを送る時は、圧縮ソフトを利用して送信します。
ただし、相手に解凍ソフト(ファイルの形式にあったもの)がないと開くことが出来ません。
ウイルス対策
ウイルス(コンピューターウイルス)は、メールやHP(ホームページ)などからのDL(ダウンロード)を介して広がっていきます。
ウイルスに感染すると、パソコンに保存されているデータが消されたり、壊されたり、プログラムが正常に動かなくなったり、個人情報の漏洩などで損害を受けたり、復旧させるには多大な手間とコストがかかり、信用も無くなります。
- 知らない相手からの添付ファイルは開かない。
- 何か変なメールは、知人からのメールであっても疑ってかかる。
また、ウイルスに感染しているパソコンからメールを送信すると、相手のパソコンにもウイルスが感染してしまう可能性があります。
安全のために、ウイルス対策ソフトをインストールし適宜ウイルス対策を行いましょう。
メールのマナーは?CCとBCCとは?
宛先
まず、メールを送る場合は宛先(address)を入力します。
宛先で気をつけなければならないことは、メアド(メールアドレス)に間違いはないかを必ず確認して送信します。
ポイント
メアドの間違いがあった場合は、相手に届かないのはもちろん、違う相手に送信してしまう場合も考えられます。
注意ポイント
CCとは?
CCとは、Carbon Copy(カーボンコピー)の頭文字の略です。
CCは同じメールを宛先の人以外にも送りたい時に入力します。ここに入力されたメアドは、宛先、CC、BCCのメール受信者全員に公開されます。
メアドも個人情報ですので、面識のない人同士をCCに入れてメールを送ると情報漏洩になりマナー違反です。
CCを使用するときは、ビジネスの場合は相手とのメールでのやり取りを上司にも見てもらうために、友達なら共通の友達にも同じメールを見てもらうために入れることが多いです。
相手には、「このメールの写しは上司(または共通の友達)にも送信しています」ということが分かります。
BCCとは?
BCCとは、Blind Carbon Copy(ブラインド カーボン コピー)の頭文字の略です。
BCCは不特定多数の相手に送る場合や、同じメールを宛先の人以外にも送りたいが、受信者(宛先)には、誰に送ったかがわからないようにしたい場合にこの欄にメールアドレスを入力します。
ただし、BCC欄に入力されてメールを受信した人たちには、宛先に入力されたメアドは伝わります。
送り先が複数で送り先同士面識のない場合は、「宛先」に自分のアドレスを入れ、「BCC」に送りたい複数の相手先を入れるのがマナーです。
そうする事で、自分のアドレスだけが公開される事になります。
メールのマナー 件名
メールを送る際には件名(Subject)をつけます。
件名は本文の概要がわかるようにし、簡潔にしましょう。
■山田より>鈴木様へ商品送付のお願い
■〇月〇日の同窓会の件
■〇〇会の出欠に関するご連絡
■お世話になっております
■先ほどの件
■Re: あるいは re: のみ
ポイント