贈答品へのお礼、お祝いへのお礼、お世話になったことへのお礼など、お礼状は日常のなかでも最も書く機会が多いものかもしれません。
退職や転勤、退職などにより職場でお世話になった方へお礼の気持ちを伝える場面も多くあります。
最後にきちんとお礼の言葉を伝えることは、とても大切でかけがえのないもの。
心からの感謝やお礼の気持ちを失礼のないかたちで伝えたいものですね。
そこで今回は、職場でお世話になった人へのお礼の手紙の文例について&お礼の言葉をポイントつきでご紹介します。
職場でお世話になった人へのお礼の手紙の文例は?
お世話になった人へのお礼の手紙 書き方のポイント
まずは、お世話になったことに対するお礼の言葉を述べましょう。
「うまく書こう」とか「気の利いたことを書かなくては」と思うと、何を書けばいいのかわからなくなってしまいがちです。
うれしかったことや感謝の気持ちを素直に文字にするようにするといいでしょう。
その際、喜びや感想をなるべく具体的に伝えることがポイントで、相手にも強い感謝の気持ちが伝わりやすくなりますよ。
なお、お世話になった方は目上の方も多いもの。
目上の方などあらたまった相手にも、ある程度の形式にのっとった手紙を書くだけで礼儀正しい印象を与えられます。
「何を書いたらいいのかわからない・・・。」
という場合は、お礼の手紙の基本の流れに沿って組み立てるとスムーズですよ。
お礼の手紙の基本の流れ・構成
①前文
②主文
③末文
ポイント
お世話になった職場の方へのお礼の手紙【例文】
在籍中は、何かとお心におかけいただき、ありがとうございました。右も左もわからずに入社した私でしたが、いつも丁寧なご指導をいただき、誠にありがとうございました。
○○様にはいろいろなお話をお伺いし、ときには、悩みを聞いていただいたり、落ち込んでいるときには心強く励ましていただいたり、ご迷惑ばかりお掛けして申し訳ない気持ちでいっぱいですが、○○様のおかげで私はとても救われ、慣れない業務もいつも前向きに頑張れました。
これも○○様というよき指導者に巡り合えたおかげと、深く感謝の気持ちでいっぱいです。
これから、○○様から教わった言葉を胸に忘れることなく、精一杯頑張っていきたいと思っております。
これからも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
過ごしやすい季節ですが、まだまだ朝晩は冷え込みます。どうぞご自愛ください。
かしこ
お礼の品を贈る場合はどうする?
お世話になった方へ手紙だけではなく、何かお礼の品も一緒に贈りたいということもあるかもしれません。
その際は、自分が贈りたいものではなく、相手に喜ばれるもの、相手の負担にならないものを選ぶよう心がけましょう。
なお、お礼の品を贈る際には、手紙にもその旨を伝えるようにしましょう。
お礼の品を贈る場合の例文
- 心ばかりのお礼の品を同封しました。お受け取りいただければ幸いです。
- 感謝の気持ちとして、心ばかりの品を贈らせていただきます。
- ほんの心ばかりの品ですが、お礼の意を込め同封させていただきました。お受けいただけると幸いです。
まとめ
お礼の手紙などは、具体性のない決まり文句の文章よりも、具体的なエピソード(お互いだけのエピソード)などを書いたり、親切などに感謝する姿勢を素直に伝えると、相手も幸せな気持ちになるものです。
お世話になった大切な方へは、言葉だけでなく、手紙などであらためてお礼の気持ちを伝えると嬉しいものですよ。