くしゃみや目のかゆみなどの花粉症の症状はつらいものですね。
ましてや子供の花粉症は、見ているこっちの方がつらくて悲しくなってきてしまうものです( ;∀;)
子供の体のことを考えると、「出来るなら薬などは極力控えたい!でもつらい症状を軽くしてあげたい」と思われるのは当然のことです。
今回は、出来るだけ薬を使わずに花粉症の症状を軽減する方法や、花粉に負けない体を作る方法をご紹介します。
子供の花粉症 軽減するには?
くしゃみや鼻水・鼻づまりなど息苦しくてツライものです、また、目のかゆみなど子供は我慢できないので、目をこすってしまい傷がつくなどの悪循環にもなりかねません。
症状を抑えるためには、病院などで薬を処方してもらうことが一番手っ取り早く確実な方法ですが、副作用が出ることもありますので薬に頼るのは一番後にしたいなんて考える方も少なくありません。
花粉症は、花粉が体内に侵入してきて引き起こされるアレルギー反応ですが、このアレルギー反応は、ある条件をクリアすることで引き起こされますので、まずは、花粉症を予防することがから始めるのが、花粉症軽減の第一歩になります。
簡単にご説明しますと、私たちの体は、花粉が体内に侵入することで花粉に対して「抗体」を作り出します。
数年~数十年かけて体に花粉を取り込み続けることで、体にできた「抗体」が許容範囲に達します。
この「抗体」が許容範囲に達した状態を「感作が成立した」状態といい、花粉によるアレルギー反応を引き起こす準備ができた状態になります。
この状態から、花粉を吸いこむことで免疫機能が過剰に反応(アレルギー反応)し、くしゃみや鼻水・鼻づまり、目のかゆみなどの症状を発症させるのです!
ですので、花粉症の症状を発症させないためには、できるかぎり花粉を体に侵入させないようにすることがとても大切になってきます。
関連記事花粉症になりたくない!花粉症を発症させないための予防法や対策方法は?花粉をつけない方法は?
花粉症の時期に予防策としてよく言われている方法は、
- マスクをつける
- 帽子をかぶる
- 花粉メガネをかける
- うがいをする
- 手洗いをこまめにする
- ツルツル素材の服を着せる
※服に付着する花粉を軽減します。また、花粉が付いても払い落しやすいため。
花粉は、体や服などから発生する静電気によって付着・吸着します。
花粉防止スプレーを体に振りかけることによって、静電気の発生を抑えたり、反発させて、花粉などの付着・吸着を抑える効果があります。
マスクや花粉メガネのように、体への侵入をブロックするのではなく、体や服に付着・吸着を防ぐことによって、体への侵入を軽減させるものです。
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こちらの商品は、アルコールフリーなのでアルコール成分が苦手なお子様にはおすすめです。
また、他の方法としては「家に花粉を持ち込まない」ことも効果的です。
花粉を家に持ち込まないためには?
- 玄関で服や体を払ってから入る。
- 部屋の換気を避ける。
- 小まめに掃除する。
- 洗濯物を取り込むときに払ってから入れる。
- 空気清浄機をつける。
※空気清浄機は玄関先に置くと効果的です。
※花粉は床上30㎝程度浮遊すると言われています。 - 部屋を加湿する。
※家の中が乾燥していると、花粉などのアレルゲンが浮遊しやすくなります。
しかし、花粉の体への侵入を低減させるには非常に有効ですので、出来る事はしてあげてくださいね。
出来れば薬に頼りたくない気持ちもわかりますが、病院で処方される薬は症状の軽減に非常に効果的なものですので、症状がひどい場合などは、病院で診察を受けることをおすすめします。
ただし、薬の量は少ないに越したことないので、日常で出来る花粉症を軽減させる方法はぜひ実践してみてくださいね。
子供の花粉症 体質改善して花粉に負けない方法は?
花粉症の症状がひどい場合は、病院で診察を受けて薬を処方してもらうことが一番良いのですが、やはり子供には薬は多用したくないと思われる方がとても多いものです。
上記では、花粉の体への侵入を軽減する方法をご紹介しました。
ここからは、花粉症に負けない(免疫力を高める)体をつくり症状を軽減させる方法をご紹介します。
花粉に負けない体を作るには、大きく3つの方法があります。
②十分に運動(遊ぶ)させる
③バランスの良い食事を食べさせる
①十分な睡眠を取らせる
免疫力を高めるのに、睡眠は必要不可欠な要素です。
お子様の場合は、もともとの免疫力は大人に比べて低いので、21:00~07:00ぐらいまで、しっかりと睡眠を取らせることが免疫力を高めるのに効果的です。
睡眠中は最もリラックスしている時間ですから、副交感神経が優位になり免疫機能が活発になります。
特に、22:00~02:00の間は、子供にとっては成長に最も欠かせないゴールデンタイムと言われています。この時間にしっかり睡眠がとれるように、夜遊びさせない、生活を前倒しにするなど工夫が必要です。
②十分に運動(遊ぶ)させる
ですので、十分な運動(遊び)は、血液の流れを活発にし、体を温め、免疫力を高める効果があります。
また、小さな子供とはいえ、ストレスは知らず知らずのうちに溜まっていくものです。
ストレスは、免疫力を低下させる原因にもなります。
ですので、思いっきり笑ったり、運動(遊ぶ)することによって、ストレスを発散させ、免疫力を高めてあげましょう。
③バランスの良い食事を食べさせる
なんといっても、体を作るのは食事です。
バランスの良い食事を取らなければ、免疫力を高めることも出来ません^^
それでは、免疫力を高める食材などをご紹介します。
- 乳酸菌…
腸内にいる菌バランスを改善して体内の免疫力を高める効果があります。「ヨーグルト」「味噌」「醤油」「納豆」「ぬか漬け」などの発酵食品に多く含まれています。
- ポリフェノール…
抗酸化物質が多く含まれています。また、炎症を引き起こす「ヒスタミン」などの化学物質が放出されるのを抑制する効果があるといわれています。「ココア」「大豆」「野菜」「緑茶」などに多く含まれています。
メモ
ココアは、ポリフェノール含有率が高く、体を温める効果が高く、リラックス効果もありますので、免疫力を高めるのに効果的な食材として見直されています。 - ビタミン・ミネラル…
免疫機能を高める効果があります。
野菜類・根菜類に多く含まれています。 - DHA・EPA…
免疫を正常にしてアレルギー症状を抑える働きがあります。魚介類に多く含まれています。
- 油・マヨネーズ
※ただし、えごま油やオリーブオイルなどは使用しても大丈夫です。 - お肉類
※毎日にならないようにしましょう。 - 乳製品・卵
消化に負担がかかるため、摂取しすぎに注意しましょう。
免疫を高めるために使うエネルギーが、消化に回されてしまします。 - チョコレート・ケーキなど
チョコレートやケーキには、白砂糖が多く使用されています。
白砂糖は、体を冷す効果があるので、摂りすぎに注意しましょう。
上記のように、「睡眠」「運動」「食事」の3本柱を整えることで、免疫力が上がりますので、花粉症だけでなく、風邪やインフルエンザなどの病気にもかかりにくい強い体を作ることができますので、是非実践してみてくださいね。
花粉症に負けない体を作るためには、「お魚と野菜中心」の食事を食べさせるようにしましょう。
また、花粉症の症状がひどい場合は、すぐに病院に行き診察を受けてくださいね。
まとめ
お子様の花粉症を軽減させる方法をご紹介しました。
子供の花粉症は、見ていてつらいものです。少しでも和らげてあげたいですね。