冬の季節になると、風邪やインフルエンザが流行をみせます。
感染力の高いインフルエンザになってしまうと、高熱が出るなど症状が悪化しやすいので、毎年流行前に予防接種を受けるなどの予防策をとっている方も少なくありません。
予防接種はとても有効ですが、予防接種を受けただけで100%防げるかというとそうではありませんので、日頃の生活の中でできる予防も大切になってきます!
でも、手間がかかったり、毎日続けたりすることが難しいものだと予防策としてはあまり意味がないものになってしまいます。
そこで今回は、自分で簡単にできる風邪やインフルエンザの効果的な予防法!についてご紹介します。
風邪やインフルエンザの予防方法は?
風邪やインフルエンザの流行時期が近づくと、予防接種だけでなく、マスクをしたり、こまめに手洗いやうがいを行ったりと様々な予防策を取る方も多いものですね。
風邪やインフルエンザのウィルスを侵入させないようにしたり、抗体を作ってウィルスに負けない体を作ることはとても大事なことです。
しかし、風邪やインフルエンザに罹らない体を普段から作っておくと、特定の病気だけでなく、疲れやだるさなども遠ざけることもできるようになってきます。
では、「病気になりにくい体づくりって?」どうすればいいか下記にご紹介していきますね。
風邪やインフルエンザなど病気になりにくい体づくりは?
風邪やインフルエンザに関わらず、疲れが取れない、体がだるいなどのあらゆる体の不調は、あなたの持っている免疫力が落ちているからかもしれません。
免疫力を低下させる原因のひとつに「ストレス」があります。
短期的にストレスを感じていても、一時的には脳が「体を元気にしなければならない」と心身の負担を軽減させるホルモンを分泌して、ストレスから体を守ってくれます。
しかし、長期的にストレスを感じることで、体の中に毒性の活性酸素が溜まり、免疫細胞を弱体化させ、「疲労因子」が作られます。
健康な状態であれば、睡眠(仮眠)をすることで、疲労回復因子が作られ、弱体化した免疫細胞を回復させますが、「疲れ」を我慢したり、無理をしてしまうと、寝ても疲労回復因子が作られにくくなり、ドンドン疲労因子が溜まり、それに比例して免疫力が低下します。
そして、免疫力が低下することで、疲れがとれない、体がだるいと感じたり、風邪やインフルエンザの流行時期にウイルスに感染しやすくなってしまいます。
ですので、日頃から免疫力を高めることで風邪やインフルエンザに罹りにくい体を作っておくことが大切なんです。
「で、どうやって免疫力を高めるの??」
免疫力を高める方法は、【生活習慣の乱れ】を整えることです。
- 仕事が忙しくてご飯はコンビニ弁当ばっかりになっている。(栄養が偏っている)
- 予定が詰まっていて、ゆっくり睡眠をとることができていない。(睡眠不足)
- 車やバスで移動するのでほとんど運動していない。(運動不足)
などなど、現代社会に生きる私たちは、仕事や友達付き合いなど何かと忙しく、様々なストレスを感じたり、規則正しい生活を送ることが難しくなっていませんか?
免疫力を高めるのに「(質の良い)食事」「(十分な)睡眠」「(ごく軽い)運動」の3つは特に重要ですので、これらの整えることで改善されていきます。
また、「食事」「睡眠」「運動」は三本柱ですので、一つでも欠けると効果が半減してしまいますので、注意が必要です。
風邪やインフルエンザの自分でできる簡単で効果的な予防法はコレ!
上記でご紹介したとおり、普段から生活習慣を整え免疫力を高めることが、風邪やインフルエンザだけでなく、様々な体の不調から守ってくれるので一番良いのですが、何かと忙しい現代では、「(質の良い)食事」「(十分な)睡眠」「(ごく軽い)運動」の三本柱を整えることが難しいという方も少なくありません。
そこで、もっと簡単にできる効果的な風邪やインフルエンザの予防方法をご紹介します。
インフルエンザの予防は歯磨き!?
「歯磨きなら毎日しているけど、風邪やインフルエンザに罹ったことがあるよ」
なんて声が聞こえてきそうですが、もちろん風邪やインフルエンザにかかりにくくする歯磨きにはポイントがあります。
その最大のポイントとは…
朝起きてすぐ歯磨きをする!
です。
普段は、食後に歯磨きをすることがほとんどだと思いますが、もちろん虫歯予防など口腔ケアのためには食後の歯磨きは重要です!
しかし、風邪やインフルエンザに罹らないようにするためには、「朝起きてすぐ歯磨きをする」ことが重要になってきます。
では、「なぜ、朝起きてすぐ歯磨きすると風邪やインフルエンザに罹りにくくなるのか詳しくご紹介していきますね。
一般的に大人の口の中というのは、300~700種類の雑菌が生息していると言われています。
そして、よく歯を磨く人でも1000~2000億個、あまり歯を磨かない人で4000~6000億個の雑菌が口の中に住み着いていると言われています。
ですが、起きている間は、唾液が分泌され、唾液がもつ自浄作用によって洗い流されるので特に問題はありません。
しかし、寝ている間は私たちの口の中は唾液の分泌量がグンと減ってしまいます。
メモ
そのため、寝ている間は唾液の自浄作用も低下し、口の中の雑菌が最も繁殖する時間帯でもあるので、朝起きてすぐの口の中は雑菌や細菌でイッパイになっています。
また、口の中に繁殖した雑菌が何より怖いのは、【プロテアーゼ】というタンパク質を分解する酵素を出す特性があるということです!
インフルエンザや風邪のウイルスなどは、鼻や喉(気道)の粘膜に付着して体の中に侵入してきます。
起きている時など通常の状態では、粘膜はタンパク質でガードされているので、ウイルスなどが侵入しにくくなっています。
しかし、口の中の雑菌が生みだした【プロテアーゼ】は、粘膜を保護するタンパク質を分解し、ウイルスの侵入を手助けするので、「インフルエンザ応援酵素」とも呼ばれることがあります。
上記でもご紹介したように、朝起きてすぐの口の中は、雑菌でイッパイになっているので、朝起きてすぐ歯磨きすることで、プロテアーゼや不要な雑菌を洗い流すため、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染の予防にとても有効なのです。
歯磨きの代わりにマウスウォッシュでもいいの?
また、私のように「朝はバタバタしているので2回も歯磨きしてられない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私の場合ですが、朝起きてすぐの歯磨きは、時間的に難しい(少し早起きすればいいのですが…)ため殺菌作用のあるマウスウォッシュを使って口の中を洗浄しています。
歯垢などに雑菌が大量にいるのはわかっているので、歯磨きをした方が良いのはわかっているのですが…
その代わり、夜は少し特殊な方法で歯磨きをすることにしています。
その方法は、「マウスウォッシュ」→「歯磨き」→「マウスウォッシュ」です。
「歯磨き」→「マウスウォッシュ」というのが一般的なのですが、私が通っている歯科医師の話では、「歯磨き前にマウスウォッシュすると、歯垢などが浮きやすくなるため口腔ケアには有効なんですよ」というのを信じて、寝る前の歯磨きでは、前後にマウスウォッシュで口の中をすすぐようにしています。
今のところ(2年ぐらい)は風邪やインフルエンザはもちろん病気はしていないのでこれからも続けてみようかと思っています^^
まとめ
「朝起きてすぐに歯磨きをすると風邪やインフルエンザの予防になる」なんて最初知った時は驚きましたが、なるほど!の根拠がありますよね。
また、最近では歯磨きなど口腔ケアをしっかり行わないと、虫歯だけでなく脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるなどの新常識も出てきています。
毎日しっかり歯磨きして、健康な歯、健康な体を保っていきたいですね♪