インフルエンザ

冬の室内の最適な湿度は?インフルエンザ予防にもおすすめの温度&湿度は?

冬は乾燥する季節ですね。

乾燥しているとインフルエンザなどのウィルスが活発になりやすいため、毎年12月~3月頃は、インフルエンザ対策としても部屋の湿度を気にする方が多くいらっしゃいます。

ただ、湿度が高いのがいいと言っても高すぎると結露やカビの原因になったりしますので気をつけなければなりません。

では、部屋の湿度っていったいどのぐらいに保つのがいいのでしょうか?

今回は、冬の室内の最適な湿度は?インフルエンザ予防にもおすすめの温度&湿度についてご紹介します。

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冬の室内の最適な湿度は?

冬の室内の最適な湿度は?

冬は、インフルエンザや風邪などウイルスに感染することで発症する病気が増える季節です。

その中でもインフルエンザは高い感染力を持ち、発症後すぐに高熱がでて、それが2~5日続くなど相当しんどい病気ですので、出来れば罹りたくない病気の一つです。

特に冬の時期になってくるとインフルエンザは毎年流行しますので、インフルエンザ対策として下記のような対策をとられる方がたくさんいらっしゃいます。

  • 予防接種をうける
  • こまめに手洗いをする
  • 外出後はうがいをする
  • 外出時にマスクをする
  • 人ごみを避ける
  • 換気をする
  • 湿度や温度を適切に保つ
  • 規則正しい生活をして免疫力を高める

などが主な予防・対策としてよく知られています。

予防接種や手洗い・うがい、人ごみを避けるなどは、ウィルスを遠ざけるためですので予防や対策としては納得しやすいものです。

しかし、なぜ【湿度や温度を適切に保つ】ことがインフルエンザの予防や対策になるのでしょうか?

なぜ冬の室内の湿度や温度を保つの?

空気が乾燥すると、のどや鼻などの気道粘膜の防御反応が低下し、ウィルスが体に侵入しやすくなり、インフルエンザにかかりやすくなってしまします。

ですので、部屋の湿度を上げることでのどや鼻などの気道粘膜の防御機能を正常に保つことで、インフルエンザにかかるリスクを減らすことができます。

尚、インフルエンザウィルスは、温度が低く乾燥した環境(湿度40%以下)を好みますので、部屋の温度を20度以上、湿度を50~60%程度に保つことでインフルエンザウィルスの活動を抑えることができます。

また、インフルエンザの主な感染経路は、【飛沫感染】によるもので、インフルエンザウィルスに関わらず、ほとんどのウィルスは空気中に浮遊している状態になります。

ウィルスはとても軽いものですので、乾いたホコリが少しの風ですぐに舞い上がるようにほんの少しの風などで、すぐに舞い上がってしまいます

ですが、部屋の湿度が高い状態であれば、ウィルス自体に水分がつき重くなるため、床などに落ちやすくなりますので、インフルエンザにかかる確率も減るというわけです。

尚、インフルエンザはくしゃみや咳などによって飛沫しますので、乾燥しているとより遠くまでウィルスが運ばれ、湿度が高いと飛沫する距離も短くなります。

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ですので、部屋の湿度を50~60%程度に保つことで、インフルエンザなどウイルスによる感染のリスクを減らすことができるとされています。

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冬場の室内の湿度を保つ方法は?

冬場はエアコンや電気ストーブなどの暖房器具を使うことで、部屋の空気は乾燥しやすくなるので、下記に部屋の湿度を保つ方法をいくつかご紹介します。

加湿器を使う
市販されている加湿器を使って部屋を加湿します。

現在では、空気清浄機付き加湿器も販売されていますのでウィルスを除去しながら部屋を加湿してくれるので、インフルエンザ対策にはとても有効です。

部屋に濡れタオルを干す
部屋に濡れたタオルなどを干すことで、湿度を上げることができます。

また、タオルよりも表面面積の大きいバスタオルを干すことでより効率的に湿度を上げることができます。(部屋の広さなどによって効果は異なります)

ただし、湿度計などで湿度が上がりすぎないように調節しないと、結露やカビの原因になってしましますので注意しましょうね^^;

植物を置く
植物は、根から吸収した水分を葉っぱから蒸発させる性質があるため、自然の加湿器になります。

また、葉から水分を吸収するものもありますので、湿度の低い時には加湿を、湿度の高い時には除湿もしてくれます。

特に葉の大きいものは、吐き出す水分も多いので効果的に湿度を高くしてくれます。

尚、オフィスなど広い空間などでは、癒しとともに湿度調整をしてくれるためにとても有効なのです。

霧吹きをする
霧吹きスプレーなどを使って、部屋全体やカーテンなどに吹きかけます。

ただし、テレビやパソコンなど水に弱い家電にかかると故障する可能性もありますので、あまりおすすめしません。

また、部屋の湿度を高めるものではありませんが、のどや鼻の粘膜を守る方法も下記にご紹介します。
室内でもマスクをする
マスクは「咳エチケット」のためや、ウィルスや細菌などの侵入を防ぐために行うことが一般的ですが、マスクをして呼吸することで口の中の湿度を保ち、気道粘膜の乾燥を防ぐことができます。
小まめに水分補給をする
体が水分不足になると、粘膜などを守る粘液に粘り気が出てしまい、線毛の働き(体内に侵入したウィルスなどを排出する機能)が低下してしまいます。

小まめに水分補給をすることで、粘液をサラサラの正常な状態に保つようにしましょう。

アメを舐める・ガムを噛む
アメを舐めたり、ガムを噛んだりすることで、唾液を分泌させ口の中が乾燥するのを防ぎ、喉を潤してくれる効果があります。

ちなみに、私個人的にはマスクをしながらアメを舐めるとより効果的な気がするので、インフルエンザの流行時期はいつもマスクとアメを常備していますし、いつもより意識して水やお茶によるこまめな水分補給を心がけています。
これのおかげかわかりませんが、7年ぐらいインフルエンザにかからずに過ごせています^^

また、部屋の温度と湿度を保つことはとても重要ですが、たまに換気をしてウィルスの溜まった空気を入れ替えることも必要です。

換気は、1~2時間に1回程度、部屋の対角にある窓を全開にして行うのが最も効果的と言われています。

まとめ

今回は、冬の室内の最適な湿度は?インフルエンザ予防にもおすすめの温度&湿度などについてご紹介しました。

インフルエンザウィルスは、部屋の温度が20度以上、湿度が50~60%程度に保つことで活動を抑制することができます。

どちらか一方だけだと効果が薄れてしまいますので、温度・湿度ともに注意してくださいね。

  • この記事を書いた人

ゆき

こんにちは、ゆきです。 約12年ほどわりとブラックな会社でWEBデザイナーを経て、今はサイト作成・運営のフリーランスとして活動中。 40代に突入した夫婦のライフスタイルを題材とした様々なネタを記事にしています。 詳しいライタープロフィールこちらから

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