インフルエンザ

インフルエンザの検査のタイミングや料金は?

インフルの検査タイミング

自分がインフルエンザに感染しているかどうか?を確認するには、病院に行ってインフルエンザウイルスを保有しているか否かを確認する検査をするしかありません。

以前、「インフルエンザかも!?」と思い病院へ行って検査を受けたら陰性で、次の日に「やっぱりしんどい!」と病院に行き再検査を行ったところ今度は陽性反応が・・・、といった経験があります。

しかも、次の日は休日で「休日加算」などもついて、まさに弱り目に祟り目なものでした(T_T)

インフルエンザの検査は、早すぎても遅すぎてもタイミングを逸してしまうことになり、私のように結果が正確に確認できない場合もあります。

私のように、しんどい体で何度も病院へ足を運ぶことのないよう、今回は、インフルエンザの検査のタイミングや料金についても詳しくご紹介します。

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インフルエンザの検査のタイミングは?

インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」に感染することによって起こる病気です。

インフルエンザの特徴的な症状として「急激な発症」「高熱」、「全身症状(全身倦怠感など)」があり、通常の風邪の症状と見極める方法のひとつとして「体感的なしんどさが強い」傾向があるため、「あれ、なんだかいつも風邪とは違うな?」と思ったら、インフルエンザの可能性も考えるべきでしょう。

また、インフルエンザは主に「飛沫感染」「接触感染」によって拡大していきます。

住んでいる地域でインフルエンザの流行が確認されていたり、周りでインフルエンザに罹っている人と接触した可能性がある場合などは合わせてインフルエンザへの感染の疑いもあるため注意が必要です。

まずは、インフルエンザと風邪の症状の違いについても知っておくと迅速に対応しやすいですよ。

インフルエンザの初期症状や風邪との違い

インフルと風邪の違い

インフルエンザの場合、一般的な風邪とよく似た症状が多く見られるため、「インフルエンザかどうか?」の判断は、初期の段階では非常に難しい場合もあります。

インフルエンザの初期症状のポイントとしては、「突然の発熱、全身への強い倦怠感・関節痛・筋肉痛(※人によっては鈍痛程度の強い痛みを感じる場合も)、急激な衰弱、食欲不振」などが挙げられます。

特に、インフルエンザは「全身症状」が強く現れやすく、普段の生活が送れないほど体調が悪くなるため、風邪と比較すると症状が重い傾向があるのが特徴的です。

検査のタイミングが大切!

インフルエンザか否かの診断は、「症状、流行状況、検査」などで総合的に判断されます。

インフルエンザウイルスは驚異的なスピードで増殖するのが特徴でもあります。

一般的に、1つのウイルスに感染すると、8時間後に100個程度、16時間後には1万個に、24時間後には約100万個にまで増殖するといわれています。

通常、ウイルスが100万個以上になると自覚症状が現れ、インフルエンザ特有の症状を発症するとされています。

インフルエンザは、このインフルエンザウイルスへの感染を確認するための検査を受けるタイミングがとても重要です。

それは、感染初期の段階で検査を受けるとウイルスの数が少なすぎて、陽性の反応が出ないこともあるため、ある程度の時間をおいてから、再度検査をし直す必要もあるからです。

現在多くの医療機関で用いられている「インフルエンザ迅速診断キット」や「簡易キット」は、結果が早く出る反面、精度に多少の難があり、インフルエンザの感染初期の場合などウイルスの数が少ない時点で検査を行っても、キットの性質などによっては陽性反応とならない場合があり、ある程度ウイルスが増えた段階でないと正確な診断が難しいのが現状なのです。

最近ではキットによっては、発症後3時間程度などのウイルスが微量である初期の段階でもインフルエンザウイルスの検出が可能なものも開発されていますが、医療機関によって診断キットの導入状況は異なります。

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そのため、事前に病院に行く前に確認してから行くのもおすすめです。

インフルエンザで検査を受けるベストなタイミングは?

インフルエンザの感染初期の段階では、ウイルスの数が少なすぎて検査結果が確実ではない場合もあります。

そのため、検査を受けるタイミングとしては、「インフルエンザ発症後24時間以内」がベターとされています。

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インフルエンザウイルス迅速検査キットのウイルスに対する感度についてはコチラを参照しています。

上記の「インフルエンザの初期症状や風邪との違い」などを参考に症状をよく確認、見極めながら行動することが大切です。

インフルエンザの検査ができない場合も

場合によっては、「早めに対応したい!」という思いから、症状が出ていない段階で検査を受けようとする人もいらっしゃいます。

インフルエンザの場合、早めに対応することで、薬の投与などによりウイルスを効果的に抑えられますが、「インフルエンザかどうか?」を確認する検査に関しては、初期であればあるほど「本当はインフルエンザの場合でも検査上は陰性」になる可能性があります。

また、病院側も過度な検査や不必要な検査は、過剰検査となるため行ってくれない場合もあります。

あくまで、インフルエンザか否かの診断は、「症状、流行状況、検査」などで総合的に判断されるものですし、検査もお金が掛かるものですので、「早めに対応したい!」と思っても、「インフルエンザ発症後24時間以内、遅くとも48時間以内」の推奨されているベストなタイミングで病院に行き、検査を受けるのがいいかもしれません。

インフルエンザの検査料金は?

インフルエンザの検査をするのもお金が掛かります。いったいいくらぐらい掛かるのか?

インフルエンザの検査は保険適用されるの?

インフルエンザの検査は基本的に保険適用されます。でも、条件や保険が適用されない場合も下記のようにあります。

インフルエンザの検査は原則1回だけ!

インフルエンザの検査は、「原則1回だけ」が厚生労働省の方針です。(※1日1回、1つの病医院)

2回目以降には、保険適用外で自費扱いになるところもあります。(※その場合は、病院側からも説明はあるはずですので確認しましょう)

1回目のインフルエンザの迅速検査が陰性で、翌日以降にもう1回だけ再検査することが可能なところもありますが、これは地域によるので、お住いの地域を確認するのがおすすめです。

保険が適用されない場合

  • 症状が出ていない状態で、医師が問診した結果、検査までする必要がないと判断されたが、本人の希望により検査を実施した場合。
  • 保険の適用が認められていない新しい検査キットを使用する場合。
  • ※上記のいずれも保険が適用されない場合には、医師から説明などがあるはずですので、確認しましょう。

インフルエンザの基本的な検査費用は?

●感染症免疫学的検査(インフルエンザウイルス抗原精密測定):150点

●検体検査判断料(免疫学的検査判断料):144点

●初診料:282点
(※再診料の場合は診療所と中小病院は72点、200床以上の大病院は73点)

合計:576点=5,760円

※1点=10円、10円未満は四捨五入

よって、各負担額によって下記のようになります。
※3割負担:1,730円
※2割負担:1,150円
※1割負担:580円

検査の結果インフルエンザと診断された場合は、「抗インフルエンザウイルス薬」が処方されることになりますので、別途、調剤代がかかります。

調剤報酬に関しては、調剤薬局によって「調剤技術料」など料金が違ってくるため、一概に言えないところがあるため、おおよその概算で「4,000~5,000円程度」と考えておくとよいでしょう。
両方を合計すると、おおよそ、「4,000~7,000円程度」で、やはり「薬代」が結構なお値段致します。

早朝・夜間・休日に受診する場合は加算料金も忘れずに!

早朝や夜間、休日に受診する場合には加算料金がつきます。これは、調剤薬局も同様につきますので、夜間や休日に受診する人はプラスαとなりますので注意しましょう。
  • 時間外加算(8時前と18時以降 土曜日は8時前と正午以降)
    ★病院・診療所(初診):850円
    ★病院・診療所(再診):650円
    ★調剤薬局:調剤基本料と同額を加算
  • 休日加算(日曜日・祝日・年末年始)
    ★病院・診療所(初診):2,500円
    ★病院・診療所(再診):1,900円
    ★調剤薬局:調剤基本料の1.4倍を加算
  • 深夜加算(22時~6時)
    ★病院・診療所(初診):4,800円
    ★病院・診療所(再診):4,200円
    ★調剤薬局:調剤基本料の2倍を加算
  • 夜間・早朝等加算 ※診療所のみ(18時~8時 土曜日は正午~8時)
    ★診療所:500円 ※診療時間内であっても加算されます。
  • 夜間・休日等加算(19時~8時 土曜日は13時~8時)
    ★調剤薬局:400円
  • ※医療機関や診療態勢によって加算等が異なる場合があります。

    ※上記には健康保険が適用され、自己負担額は、70歳未満は上記の3割、未就学児は2割、70歳から74歳の方は2割(ただし平成26年3月31日以前に70歳になった被保険者等は1割)、70歳から74歳の現役並み所得者は3割負担です。

まとめ

インフルエンザの検査はお金もかかります。出来れば平日の診察時間内の良いタイミングで1回の検査で確認できるのがいいんでしょうね。

でも、そううまいタイミングもなかなか難しいもので・・・。

一番良い方法は、インフルエンザに罹らないよう予防対策をしっかりと行うことかもしれませんね。

  • この記事を書いた人

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