インフルエンザ

インフルエンザに同じシーズンで2回かかる?A型・B型の違いと再感染の理由をご紹介!

インフルエンザが流行する季節、「もう1回かかったから、今シーズンはもう安心」なんて、ほっと胸をなでおろしていませんか?

実はそれ、少し油断かもしれません。

同じシーズンのうちに2回、3回とインフルエンザにかかってしまうご家庭、決して珍しくないんです。

「上の子がA型にかかった数週間後、今度は下の子がB型に…」

「せっかく熱が下がってホッとしたのに、数日後にまたぐったり高熱が…」

そんな経験をされて、不安な気持ちでこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

特に2026年シーズンは、例年よりも早いタイミングで流行が始まり、ウイルスのタイプも多様化しています。だからこそ、同じシーズン内での再感染対策が、これまで以上に大切になってきているんですよね。

この記事では、

  • 同じ年に2回かかってしまう理由
  • A型とB型、それぞれの特徴の違い
  • 熱がぶり返したときの見分け方
  • 家庭内で二次感染を防ぐための実践的な工夫

を、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。受験や大事な仕事を控えているご家庭にとって、少しでも心の支えになれたら嬉しいです。

温かい室内で検温をしながら静かに体を休める家族の風景

インフルエンザに2回かかることはある?2026年シーズンの最新結論

結論からお伝えしますね。

同じシーズン(1年)のうちにインフルエンザへ2回以上かかることは、十分にあり得ます。

「1度感染すれば、強い免疫ができるはず」と思われがちですが、インフルエンザウイルスには複数の「型」や「株(亜型)」が存在するんです。

1回目の感染でできた抗体は、種類の異なるウイルスに対してはあまり力を発揮できません。

2026年シーズンも、異なる型のウイルスが同時期、または時期をずらして流行する「2波構造」が見られています。秋口から冬にかけて感染が広がる中、複数回感染するリスクには注意しておきたいところです(厚生労働省「インフルエンザの発生状況」より)。

「一度かかったから安心」と気を緩めず、シーズンを通して予防意識を保っておくことが大切です。

なぜ同じシーズンに2回かかる?免疫の仕組みと型の違い

インフルエンザウイルスは、実はひとつではありません。大きく分けて、いくつかの種類が存在しています。

2回感染してしまう背景には、ウイルスの「型の違い」「抗原変異」という仕組みが関係しているんです。

A型とB型の決定的な違い(症状・特徴比較)

人に流行を起こす主なインフルエンザには「A型」「B型」があります(C型もありますが、感染しても軽症で済み、終生免疫を得やすいため、大きな脅威にはなりません)。

A型とB型はウイルスの構造そのものが異なるため、一方に感染して免疫ができても、もう一方の型への予防効果はないんですね。

スポンサーリンク

インフルエンザの感染から治癒までの経過と主な症状(高熱・呼吸器症状・消化器症状)の図解

項目 A型インフルエンザ B型インフルエンザ
感染力・流行規模 非常に強い(爆発的に流行) 強い(数年おきに流行しやすい)
主な発熱傾向 38度以上の急激な高熱 高熱または微熱〜軽度の発熱
全身症状 関節痛、筋肉痛、激しい倦怠感 関節痛、倦怠感
消化器症状 少ない 吐き気、下痢、腹痛が出やすい
変異の多さ 非常に多く、亜型(兄弟)が多数 A型より少なく、系統が限定的

A型はウイルスの勢いが強く、全身症状が重く出やすいのが特徴です。

一方B型は、高熱に加えて吐き気や下痢といった胃腸症状を伴うことが多く、解熱までに時間がかかることもあります。

A型にかかった直後にB型にも感染してしまうと、体力が削られた状態でまた症状と戦うことになり、心身への負担はかなり大きくなってしまいます。

同じ「A型→A型」でも再感染する理由(抗原変異と亜型)

「型が違うなら納得できるけれど、A型に2回もかかることってあるの?」

そう疑問に思う方も多いはずです。実は、同じA型同士であっても再感染する可能性はあるんです。

A型インフルエンザウイルスの表面には、「HA(ヘマグルチニン)」「NA(ノイラミニダーゼ)」という2種類の突起状のたんぱく質があります。

この組み合わせによって、A型の中にも「H1N1(いわゆる平成21年の新型由来株)」「H3N2(香港型)」など、たくさんの「亜型(あがた)」と呼ばれるグループが存在しているんですね。

しかもインフルエンザウイルスは増殖のスピードがとても速く、遺伝子のコピーミス(抗原変異)を起こしやすい性質を持っています。

そのため、同じシーズン内で少し性質の異なる「別の亜型」や「変異株」が流行していると、身体の免疫が追いつかず、A型からA型へと連続して感染してしまうことがあるのです。

2026年シーズンの流行傾向と「ワクチン3価化」の真実

2026年シーズンは、流行のサイクルや予防接種の仕様にも、例年とは違った変化が見られます。

2026年ワクチンの「3価化」とは?B型への効果と注意点

2025/2026年シーズンから、日本国内で接種されるインフルエンザワクチンは、これまでの「4価(A型2種+B型2種)」から「3価(A型2種+B型1種)」へと変更されました。

これを聞いて、「種類が減ったなら、B型にかかりやすくなったのでは…」と不安になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、ご安心ください。これは決して効果を落としたわけではないんです。

世界的に、B型のうち「Yamagata(山形)系統」のウイルスがほとんど検出されなくなったことを受け、WHO(世界保健機関)の推奨をもとに、現在流行している「Victoria(ビクトリア)系統」に絞り込んだ構成へと最適化されました(国立感染症研究所「インフルエンザ抗体保有状況」より)。

  • 変更の意図:実際に流行している株に、免疫を集中させるための適切な調整
  • お伝えしたいこと:「3価になったから防げない」ということはありません。現在流行中のB型株への防御機能は、しっかり維持されていますので、安心して予防接種をご検討ください。

※ワクチンの助成制度(対象年齢や公費負担額)は自治体ごとに異なります。詳しくはお住まいの市区町村の公式ウェブサイトなどでご確認くださいね。

「熱のぶり返し」か「再感染」か?見分け方セルフチェックリスト

体温計の数値を不安そうに確認しメモを取るお母さんの手元

一度熱が下がった後にまた発熱すると、「別の型に再感染したのかな」「それとも単に熱がぶり返しただけ?」と、判断に迷ってしまいますよね。

解熱後にもう一度熱が上がる現象の多くは、ウイルスに対する二段階の免疫反応や抗インフルエンザ薬の影響による「二峰性発熱(にほうせいはつねつ)」です。

一方で、数日以上の間隔があいている場合は、再感染や細菌による二次感染も疑われます。

熱の再発を見分ける5つのセルフチェック

以下のチェックリストで、今の状況を一緒に整理してみましょう。

  • 解熱してから再び熱が出るまでの時間は?
    (24〜48時間以内 → 二峰性発熱の可能性高/5日以上経過 → 再感染の可能性高)
  • 発熱以外の症状(咳・鼻水・全身のだるさ)の強さは?
    (初回より軽い → 二峰性発熱の可能性/初回と同等以上に重い → 再感染の可能性)
  • 耳の痛み、黄色くドロッとした鼻汁、激しい咳・胸の痛みはあるか?
    (ある場合 → 中耳炎や肺炎など「細菌による二次感染」の疑い)
  • 同居家族や学校・職場に新たな感染者がいるか?
    (いる場合 → 周囲からの「再感染」のリスク上昇)
  • 解熱後すぐに無理をして運動や長時間の仕事を再開したか?
    (思い当たる場合 → 体力低下による一時的な「ぶり返し」)

ご家庭での検温アドバイス

熱の推移を正確に把握するには、毎日の検温記録が欠かせません。

家族間での接触感染を防ぐには、肌に触れずに素早く測れる体温計を活用するのがおすすめです。

嫌がるお子さんでも、ストレスなく検温できますよ。

🟢 おすすめの理由(メリット):おでこにかざすだけで1秒で測定できるため、夜間に寝ているお子様を起こさずに検温可能。家族間での接触感染リスクも軽減できます。

🔴 注意点(デメリット):室温や汗などの影響を受けやすいため、正確な診断が必要な際は脇下で測る体温計と併用することをおすすめします。

⇒⇒【楽天市場】その他の非接触体温計をお探しの方はコチラもチェック!

【2026最新】家庭内二次感染を防ぐ5つの予防策と隔離シミュレーション

家族の誰かがインフルエンザにかかったとき、いちばん避けたいのが「家庭内での全滅(二次感染)」ですよね。

特にお子さんやご高齢の方がいるご家庭では、感染リレーを断ち切る対策を、なるべく早く講じておきたいところです。

家庭内隔離シミュレーション(5つのステップ)

インフル感染期間


1. 部屋を分ける(空間の分離)
発熱した本人は、できるだけ個室で療養しましょう。
間取りの都合で別室が難しい場合は、ベッド同士を2メートル以上離し、間にカーテンや仕切りを設置してください。


2. 部屋の換気を徹底する
1〜2時間ごとに5〜10分程度、対角線上にある窓を2カ所開けて、空気を入れ替えましょう。


3. 室内湿度を50〜60%に保つ
インフルエンザウイルスは、乾燥した環境(湿度40%以下)で生存時間が長くなります。
空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜防御機能も低下してしまうため、加湿器などを活用して適切な湿度を保つことが大切です(tenki.jp「インフルエンザ予防対策」より)。


4. 看病する人を1人に固定する
感染リスクを分散させないよう、お世話をする家族は1人に決めましょう。
持病のある方、ご高齢の方、妊婦さんは、看病担当から外れてくださいね。


5. 共有物を完全にゼロにする
タオル、食器、コップ、歯ブラシ立てなどの共有は厳禁です。
洗面所のタオルは、この機会にペーパータオルへ切り替えるのもおすすめです。

🟢 おすすめの理由(メリット):部屋全体の空気をきれいに保ちながら、インフルエンザ対策に最適な湿度50〜60%を自動で維持。浮遊ウイルスの働きを抑え、家庭内感染のリスクを下げてくれます。

🔴 注意点(デメリット):タンクへの給水や定期的なフィルター清掃の手間が発生します。また、設置スペースの確保も必要です。

⇒⇒【楽天市場】その他の加湿空気清浄機をお探しの方はコチラもチェック!

どうしても休めない時の選択肢|予防内服(タミフル・ゾフルーザ等)の費用と比較

受験生や、どうしても仕事を休めない大切な時期に同居家族が発熱してしまった――。

そんなときの選択肢のひとつに、医師の判断のもとで抗インフルエンザ薬を事前に服用する「予防内服」があります。

予防内服は治療目的ではなく予防目的となるため、全額自己負担(自由診療)になる点は押さえておきましょう(厚生労働省「抗インフルエンザウイルス薬の供給状況」も参考にご確認ください)。

薬剤名 服用方法 費用目安(自費) 特徴と向き不向き
タミフル 1日1回×7〜10日間 約7,000円〜9,000円 実績が豊富。小児にも適応があるが、毎日服用する手間がある
ゾフルーザ 1回のみ服用 約9,000円〜12,000円 1回の服用で完了するため飲み忘れがない。忙しい人向け
ゾコーバ 1日1回×5日間 実費約50,000円程度 新型コロナとの同時予防にも対応できるが、非常に高価

※予防内服は、感染者と濃厚接触してから「48時間以内」に開始することが推奨されています。また、ワクチンの代わりになるものではないため、あくまで最終手段としての選択肢として、医師にご相談くださいね。

もし再感染が疑われたら?受診のタイミングと出席停止期間の数え方

「また熱が出てきた、もしかして再感染…?」

そう思ったときこそ、慌てずに受診のタイミングを見極めることが大切です。

発熱直後(発症から12時間未満)は、体内のウイルス量がまだ少なく、検査キットで正しい判定が出ないことがあります。

高熱が出始めてから12時間以上〜48時間以内を目安に、医療機関を受診するようにしましょう。

学校・保育園の出席停止期間の正しい数え方

学校保健安全法により、インフルエンザに感染した際の出席停止期間は、次のように定められています(日本小児科学会「学校感染症と出席停止期間の基準」より)。

基準「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」

この数え方でいちばん間違いやすいのが、「日数カウントのスタート地点」なんです。

  • 発症日(熱が出た日)は「0日目」と数える(翌日が1日目)
  • 解熱した日も「0日目」と数える(翌日が1日目)

【具体例:小学生が月曜日に発熱し、水曜日に解熱した場合】

  • 発症日(月曜)=0日目
  • 火曜=1日目、水曜=2日目、木曜=3日目、金曜=4日目、土曜=5日目(ここで「発症後5日」をクリア)
  • 解熱日(水曜)=0日目 → 木曜=1日目、金曜=2日目(ここで「解熱後2日」をクリア)
  • 登校可能になる日:日曜日または翌月曜日から

インフルエンザの発症後5日かつ解熱後2日の出勤解禁日シミュレーション図解

もしシーズン中に2回目の感染(別型など)と診断された場合は、2回目の発症日を改めて「0日目」としてカウントし直し、再度上記の期間お休みさせる必要があります。

※出席停止期間の詳細な取り決めや登校許可書が必要かどうかについては、学校や自治体、または日本小児科学会の最新情報を必ずご確認ください。

よくある質問(FAQ)

❓ Q1. ワクチンを打っていたのに2回も感染しました。予防接種は意味がないのですか?

🟢 意味がないわけではありません。ワクチンの主な役割は「感染を完全に防ぐこと」ではなく、「発症や重症化(肺炎や脳症など)を防ぐこと」です。接種していたことで、2回目の感染も軽い症状で済んでいる可能性があります。

インフルエンザ症状

❓ Q2. 2回目の感染の方が症状が重くなると聞きましたが本当ですか?

🟢 一概に重くなるとは言えません。1回目の感染で体力が落ちているタイミングで2回目にかかると、体感的に「つらい」と感じることはあります。ただ、身体に似た免疫が部分的に残っている場合は、かえって軽症で済むこともあるんです。症状の強さは、本人の体調や感染したウイルスの型によって変わってきます。

❓ Q3. 熱が下がった後に吐き気や下痢が続きます。これも再感染ですか?

🟢 B型インフルエンザへの交代感染、または胃腸炎の併発が考えられます。A型からB型へ感染が切り替わった場合や、解熱後で免疫が落ちている時期にノロウイルスなどの感染性胃腸炎を併発した可能性もあります。水分補給ができない様子が見られたら、早めに小児科や内科を受診してくださいね。

玄関で手指のアルコール消毒を行い笑顔で帰宅を迎える家族

まとめ|2026年シーズンは油断せず万全の予防で乗り切ろう

インフルエンザは「1度かかれば安心」という病気ではありません。型の違いやウイルスの変異によって、同じシーズン中に2回以上かかる可能性があります。

  • 2回かかる主な原因は「A型とB型の違い」や「ウイルスの変異」
  • 熱の再発は「24〜48時間以内なら二峰性発熱」「5日以上なら再感染」を疑う
  • 加湿器(湿度50〜60%)や手指消毒液を活用して、家庭内二次感染をブロックする

🟢 おすすめの理由(メリット):帰宅時や看病前後の手指消毒を習慣化することで、ウイルスを家の中に持ち込まない・広げない対策が手軽に行えます。

🔴 注意点(デメリット):頻繁に使用すると手荒れを起こすことがあるため、保湿クリームなどと併用してご使用ください。

⇒⇒【楽天市場】その他の手指消毒剤をお探しの方はコチラもチェック!

「また熱が出たかも…」と不安になったときは、焦らず体温や症状の経過を記録して、必要なタイミングで医療機関を受診しましょう。

日頃の適切な予防策と早めのケアで、ご家族皆さんで健やかな日々をお過ごしください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診察・治療などの医療行為に代わるものではありません。症状に不安がある場合は、必ず医師の診断を受けてください。

※流行状況や供給情報は、厚生労働省「インフルエンザの発生状況」など、最新の公式発表もあわせてご確認ください。

  • この記事を書いた人

ゆうこ

4人家族で賑やかに暮らしながら、現役の介護士として働く2児の母です。 日々の介護施設イベントを通じて深めた「年中行事や歳時記の由来」の知識を活かし、子どもたちへ伝統を繋ぐ、温かみのある家族の過ごし方を提案しています。また、現役ならではの健康管理や介護の現場視点に基づいたヘルスケア情報も発信。「何気ない毎日に彩りをプラスする」ような、心温まる記事をお届けします。 詳しいライタープロフィールはこちら

-インフルエンザ
-, ,