今年1年の慰労と締めくくりを行う忘年会。
ただ参加して美味しいお酒や食事、仲間との談話を楽しむだけならいいのですが、幹事の方から「忘年会の挨拶お願いしますね」なんて依頼されることもあります。
挨拶など慣れていなければ「どんな挨拶すればいいのだろう…」なんて悩んでしまう方も少なくありません。
そこで今回は、忘年会の挨拶を頼まれたときに役に立つ、開会~締めの挨拶までの場面別や立場別の挨拶の例文をご紹介していきます。
忘年会の挨拶を頼まれたときどうする?
会社の忘年会では、当日いきなり挨拶を振られることもありますが、大抵の場合は幹事の方から「開会の挨拶をお願いします」など事前に依頼があるのが一般的です。
いきなり挨拶を頼まれるのも大変ですが、事前に依頼されると「時間もたっぷりあるのでちゃんとした挨拶をしなければ…」なんて気負ってしまうものです。
1年の締めくくりである忘年会の挨拶ですので、今年1年間のエピソードがたくさんあると思います。
しかし、挨拶の時にあれもこれもと詰め込んでしまうと話も間延びしてしまいますし、聞き手側はあなたが何を言いたいの分からなくなってしまいます。
そこで忘年会の挨拶の例文の前に、上手く挨拶するポイントについてご紹介しておきますね。
忘年会で上手く挨拶するポイントは?
その中であなたがどの場面で挨拶をするのかを明確に確認しておきましょう!
例えば、開会の挨拶であれば、今年1年の慰労の言葉やみんなの頑張りについて話すなど、その場面ごとに挨拶する言葉が変わってきます。
また、【始めの挨拶】と【締めの挨拶】は、ある程度決まった言い回しができますので、【本文】で伝える内容を重点的に考えれば挨拶文は完成します。
挨拶を手短に行いたい場合は、本文で話すエピソードを1つに絞り込むことがコツです。
人前で話をすることは、少し恥ずかしいですが、自信なさげにボソボソと話したり、早口でまくし立てるように話しては、どんなに素晴らしい内容でも聞いている人には届きません。
敢えて、みんなが注目するまで間を取ってから話し始めるのも聞いてもらうには効果的です。
以上のポイントを押さえながら挨拶すると、まとまりのある挨拶になりやすいものですよ。
とはいえ、慣れていないうちは挨拶の本文を考えるときどうしようなんて悩んでしまうものですので、下記に挨拶文の例文をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
忘年会の挨拶 場面や立場別の例文をご紹介!
忘年会は、上記でもご紹介したように「幹事の挨拶」「開会の挨拶」「乾杯の音頭」「歓談と会食」「余興」「締めの挨拶」と進んでいきます。
ですので、それぞれのシーンに合わせた例文を下記にご紹介していきます。
忘年会 幹事の挨拶の例文は?
本日、幹事を務めさせていただきます○○(所属と名前)と申します。どうぞよろしくお願い致します。
まずは、○○社長(開会の挨拶人の名前)に開会の挨拶を頂戴したいと思います。
○○社長、よろしくお願いします。
忘年会の司会進行を務めさせていただきます○○(所属と名前)です。
おかげさまで今年1年の締めくくりとなる忘年会を皆様とご一緒に迎えることが出来ましたことを大変うれしく思っております。
司会進行は不慣れなもので至らない点が多々あると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
では、開会の挨拶を○○社長お願いいたします。
幹事の挨拶でのポイントは、【手短に済ませる】ことです。
基本的に参加者の皆様は「早く乾杯して、お酒が飲みたい!!」と思っている方が大半ですので、幹事の挨拶は手早く済ませて、次の進行をスムーズに行いましょう。
忘年会 開会の挨拶の例文は?
忘年会の開会の挨拶は、基本的に出席者の中で一番役職の高い方が行うのが一般的ですので、ここでは社長や管理職の挨拶の例文をご紹介していきます。
忘年会 社長の挨拶は?
今年は、わが社にとって大変な1年となりましたが、この不況の中で皆さんが日々努力を続けてくれたおかげで、今日の忘年会を迎えられたことを大変嬉しく思っております。
来年のことを言うと、鬼が笑うとはよく言いますが、また来年の忘年会もこのような楽しい気持ちで迎えたいと思います。
そのためにも、皆さんのお力をより一層お借りすることになりますがどうぞよろしくお願いします。
さて、話が長くなると折角の料理が冷めてしまいますので、後は幹事にお任せします。
皆さん、今日は思いっきり楽しんで下さい!
ポイント
この1年を振り返ると、リスクを負う覚悟で行ったプロジェクトが大変好調で、今年の中期決算では、売上目標を上方修正するほどで、早くもわが社を支えるものとなっています。
これもそれぞれの仕事を責任をもって精一杯頑張ってくれたおかげだと感謝いたします。
来年も、この姿勢で全社一丸となって大いに会社を盛り上げていただきたいと思っております。
こうして心に余裕をもって忘年会を迎えられ、本日は格別に嬉しく思っております。
本日は、存分に飲んで、語って、にぎやかに楽しんで下さい。
最後に、今年1年の皆様の頑張りに感謝申し上げます。ありがとう!
忘年会 管理職の挨拶は?
今年は、新しいプロジェクトが発足し通常業務と合わせて何かと忙しい1年でしたが、皆さんの努力やチームワークのおかげで、例年にはない充実感を持って今日の忘年会を迎えることができ心より感謝申し上げます。
このチームワークで来年も乗り切り、来年の忘年会を迎えたいと思っております。
また、年末の忙しい中忘年会のために奔走してくれた幹事の○○君ありがとうございます。
今日は、みなさん大いに楽しんで下さい。
挨拶文の中に個人名出したエピソードなどを入れると、挨拶が心に残りやすくなります。
また、周りの雰囲気を大切にするためにも、少しおどけた感じで話すのもいいかもしれませんね。
忘年会 乾杯の挨拶の例文は?
乾杯の挨拶は、管理職など上役が行う場合や新人が行う場合など様々ですので、それぞれの立場による挨拶の例文をご紹介していきますね。
忘年会 管理職の乾杯の挨拶は?
今年も1年皆さん本当にご苦労様でした。
わが部にとって、今年は激動の1年で目標達成が難しいかと思われましたが、皆さんのおかげで、目標達成できたことを大変嬉しく思っております。
もうすぐお正月休みに入りますが、ゆっくり家族と過ごして来年に向けての鋭気を養ってください。
今日の忘年会を大いに飲んで食べて、楽しく盛り上がりましょう!!乾杯!!
皆さんのおかげで今日の忘年会を迎えることができ本当に嬉しく思っています。
いろいろ話したいことはありますが、折角の料理が冷めてしまうといけませんのでさっそく乾杯の音頭を取らせて頂きたいと思います。
皆さんグラスを持ちましたか?
今年1年本当にお疲れさまでした!今日は楽しく過ごしましょう!乾杯!
忘年会 新人が行う乾杯の挨拶は?
大変僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただくことになりました、今年○○部に配属になりました○○と申します。
まだまだ若輩者ですが、来年はより一層努力し会社に貢献できるように頑張る所存です。
それでは、みなさんグラスの方は行き渡っておりますでしょうか?
今年1年お疲れさまでした!乾杯!
基本的に、乾杯の挨拶は手短にするのがおすすめです。また、グラスが全員に行き渡っているかなどを確認しながら進めるようにしましょう!
忘年会 締めの挨拶の例文は?
今日は本当に美味しい料理を食べ、皆さんと一緒し楽しい時間を過ごせたことを嬉しく思っております。
この素晴らしい会で来年への鋭気を養うことができましたので、来年も新たな気持ちで頑張っていきましょう。
また、お忙しい中、このような素晴らしい忘年会を企画してくださった○○君(幹事の名前)本当にありがとうございました。
それでは、本日お集まりいただいた皆様のご健康と、益々のご発展を祈念しまして一本締めで締めさせて頂きます。
お手を拝借!よぉー!(一本締め)
今年は、本当に大変な1年でしたが、収穫の多い年でもありました。この収穫を来年も伸ばしていけるように、皆さま一丸となって頑張りましょう!
そして、新年は皆様の元気なお顔が見られることを楽しみにしております。
それでは、一本締めで締めますので皆さん一度お立ち下さい。
それでは、お手を拝借!よぉー!(一本締め)
皆さん、今年1年本当にお疲れさまでした、また、来年もよろしくお願いします。
忘年会の締めの挨拶では、一本締めではなく、三本締めなどでもOKです。
絞めの挨拶の時は、皆さん酔いも回ってグダグダになることもありますので、特に大きな声ではっきりと話すのがコツです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、忘年会の挨拶を頼まれたときに役に立つ、開会~締めの挨拶までの場面別や立場別の挨拶の例文をご紹介しました。
上記でもご紹介した例文をそのまま使うのもいいですが、少しアレンジして自分なりの言葉で挨拶すると、グッと心に残りやすいものになります。
また、上手く話せなくても気にすることはありません。噛んでしまったりしてもご愛嬌として皆さん暖かく見守ってくれますので^^