挨拶

結婚式の乾杯挨拶の例文をご紹介!友人・上司・親族別の基本構成とマナーも解説!

先日、旦那が結婚式で乾杯の挨拶を頼まれました。

初めての大役とあって、本を読んだりネットで調べたりと、しばらくは大慌て。

無事に務めを果たしたあとで改めて調べ直してみると、禁句をはじめ、頭から抜けていたことが意外と多かったのだそうです。

こうした姿を見ていると、乾杯の挨拶は「準備」しだいで安心感が大きく変わるのだと実感しました。

「友人スピーチと何が違うの?」

「どれくらいの長さで話せばいいの?」

「当日のマナーや立ち居振る舞いが分からない」

不安な気持ちがあるのは当然ですが、新郎新婦から「この人なら」と信頼されているからこそ、晴れの日の挨拶は頼まれるものです。

これからご紹介する乾杯の挨拶「基本の型&マナー」をマスターして、自信を持って引き受けてあげてください。

この記事では、次の内容をまとめました。

  • 乾杯挨拶の基本構成と、長さ・文字数の目安
  • 友人・会社の上司・親族、立場別にそのまま使える例文
  • 避けたい忌み言葉と、事前の確認ポイント
  • 当日の流れ、カンペの扱い、緊張対策

ポイントを押さえて、お二人の門出にふさわしい、すっきり品のある挨拶を届けてくださいね。

結婚披露宴のテーブルで笑顔で乾杯のグラスを掲げる日本のゲスト

乾杯の挨拶(発声)とは?役割と基本の「長さ・文字数」

乾杯の挨拶は、披露宴の幕開けを告げる大切な役目です。

ゲストはグラスを手にして、挨拶に耳を傾けています。

まずは役割と、長さ・文字数の「基本の基準」から確認しておきましょう。

主賓スピーチとの違いと乾杯挨拶の役割

主賓の祝辞が、新郎新婦の人柄や職場での姿をじっくり伝える場だとすれば、乾杯の挨拶は「宴のスタートの合図」です。

メインはあくまで乾杯の音頭を取ること。

スピーチは、乾杯をスムーズに行うための「つなぎ」と考えると気持ちが楽になります。

長いエピソードを語る必要はありません。

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短く明るくお祝いを伝えて、乾杯の発声へつなげれば十分です。

補足

※披露宴の進行は式ごとに異なります。多くは主賓の祝辞に続いて行われますが、順番は事前に確認しておきましょう。

目安は1分30秒前後(400〜500文字)、長くても2分以内

乾杯挨拶の長さは、1分30秒前後・400〜500文字程度が一つの目安です。

紹介する媒体によって「1〜2分」と幅がありますが、いずれにしても短めにまとめるのが基本です。

長くなると、ゲストはグラスを持ったまま待つことになります。

乾杯のお酒の炭酸が抜けてしまうこともあるようです。

とはいえ、短すぎると乾杯が唐突な印象になりかねません。

お祝いの言葉をしっかり伝えてから、乾杯へ移りましょう。

ポイント

乾杯挨拶の時間は、1分〜2分程度を一つの目安にすると、ゲストが長く待たずに済みます。
会場の進行によって異なるため、最終的には式場スタッフへ確認してください。
乾杯挨拶の時間配分はアニヴェルセルの解説も参考になります。

1分半でスマートに伝える!乾杯挨拶の「基本構成5要素」

乾杯挨拶は、型に沿って組み立てると、短時間でもまとまりのある原稿になります。

基本の流れは、次の5つです。

【乾杯挨拶の基本構成】
  • 1. 自己紹介(新郎新婦との関係)
  • 2. 僭越(せんえつ)の意
  • 3. 祝辞(新郎新婦・ご両家へのお祝い)
  • 4. エピソード・はなむけの言葉
  • 5. 乾杯の音頭

時間配分の目安は、次のとおりです。

  • 1〜3:あわせて30秒ほど
  • 4:入れる場合は1分ほど
  • 5:30秒ほど

当日の流れと各要素の詳細は、NIWAKAの解説も参考にしてください。

1. 自己紹介(新郎新婦との関係)

最初に、名前と新郎新婦との関係を手短に伝えます。

「新郎の大学時代の友人です」「新婦の上司です」など、ひと言で十分です。

2. 僭越の意

「僭越ではございますが」と添えると、控えめで丁寧な印象になります。

年長のゲストや他のゲストを差し置いて音頭を取る、という謙虚な気持ちを表すひとのことです。

3. 祝辞

新郎新婦、そしてご両家・ご親族へ、お祝いの言葉を述べます。

必要以上にかしこまらなくて大丈夫です。

「おめでとうございます」という素直な気持ちを込めましょう。

4. エピソード・はなむけの言葉

お二人の人柄が伝わる話題を、ひとつだけ選んで短く添えます。

過去の失敗談や暴露話、内輪ネタは避けましょう。

ポジティブで温かい内容が基本です。

この部分は必須ではありません。

持ち時間や緊張の度合いに合わせて、省略しても挨拶は成り立ちます。

5. 乾杯の音頭

スピーチを話し終えてから、起立とグラスの用意を促します。

「それでは皆様、ご起立の上、グラスをお持ちください」といった呼びかけです。

ゲストの準備が整ったのを見渡して確認し、「ご唱和をお願いいたします」と合図を。

そのあと、ひと呼吸おいてから、はっきりと「乾杯!」と発声します。

もし挨拶で言い間違えても、この部分が明るく決まれば大丈夫です。

乾杯挨拶の流れや立場別の文例は、ゼクシィの解説も参考になります。

【立場別】そのまま使える乾杯挨拶の例文集

ご自身の立場に近いものを選び、お名前やエピソードを書き換えて使ってください。

最終的には、ご自身の言葉に整えるのがおすすめです。

(※下記の例文は、〇〇=新郎、□□=新婦、△△=あなたのお名前としています。)

友人代表として頼まれた場合の例文

友人らしい親しみやすさを残しつつ、礼儀正しさは崩さないのがポイントです。

例文
ただいまご紹介にあずかりました、新郎〇〇くんの大学時代の友人、△△と申します。
僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。

〇〇くん、□□さん、ご結婚おめでとうございます。
ご両家ならびにご親族の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。

〇〇くんとは大学のサークルで出会い、今でも何でも話せる、かけがえのない友人です。
いつも周りを明るくしてくれる彼ですが、□□さんと出会ってからは、頼もしさと優しい笑顔がいっそう増えたように感じておりました。
本日、お二人の幸せそうなお姿を拝見し、胸がいっぱいです。

それでは、お二人の素晴らしい門出を祝して、乾杯を行いたいと思います。
皆様、ご起立の上、グラスをお持ちください。

お二人の末永い幸せと、ご両家ならびにご列席の皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、乾杯!

会社の上司・先輩として頼まれた場合の例文

誠実さと品格を大切に、職場での新郎新婦の姿や信頼感を伝えます。

例文
ただいまご紹介にあずかりました、新婦□□さんの職場で上司を務めております、△△と申します。
僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。

〇〇さん、□□さん、ご結婚誠におめでとうございます。
並びに、ご両家の皆様にも、深くお祝い申し上げます。

□□さんは入社以来、常に誠実で丁寧な仕事ぶりで、チームを支えてくれております。
彼女の周りにはいつも穏やかな笑顔があふれており、本日お二人の笑顔を拝見して、誠に微笑ましく、誇らしい気持ちでございます。

お二人が互いに支え合い、温かい家庭を築かれますことを、心よりお祈り申し上げます。

それでは、皆様、ご起立の上、グラスをお持ちください。
新郎新婦の末永いお幸せと、本日ご列席の皆様のご多幸を祈念いたしまして、乾杯!

親族(おじ・おばなど)として頼まれた場合の例文

親族ならではの温かい目線で、祝福と感謝を伝えます。

例文
新郎の伯父を務めております、△△と申します。
僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。

〇〇くん、□□さん、ご結婚おめでとう。
そして、ご両家ならびにご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。

幼い頃から優しく思いやりのあった〇〇くんが、本日こうして素敵な□□さんという伴侶を迎えられたこと、親族一同、大変嬉しく思っております。
これから二人で歩む道のりが、喜びと笑顔に満ちたものとなるよう、応援しております。

それでは、お祝いの乾杯を執り行いたいと存じます。
皆様、ご起立の上、グラスのご準備をお願いいたします。

お二人の門出を祝し、ご列席の皆様のご健康とご多幸を祈念いたしまして、乾杯!

結婚式で避けたい忌み言葉と注意点

お祝いの席では、縁起が悪いとされる「忌み言葉」や「重ね言葉」を避けるのがマナーです。

原稿ができあがったら、不適切な言葉が紛れていないか、必ず声に出してチェックしましょう。

代表的な忌み言葉


別れを連想させる言葉:
別れる、離れる、終わる、切れる、割れる、壊れる、去る、消える、流れる


不幸を連想させる言葉:
苦しい、悲しい、忘れる、負ける、衰える、病気、亡くなる、涙、泣く

重ね言葉・再婚を連想させる言葉

同じ言葉を繰り返す重ね言葉は、再婚を連想させるとして避けられます。

  • 重ね重ね、重々、次々、たびたび、しばしば、くれぐれも
  • 繰り返し、再び、戻る

うっかり使いがちな表現と言い換え例

意外と多いのが、褒め言葉の中に紛れ込むパターンです。

たとえば「社内でも評判の切れ者で」は、「切れる」が含まれるため注意が必要です。

言い換えの一例をご紹介します。

  • 「切れ者です」→「仕事ができる頼れる存在です」
  • 「ますますのご繁栄を」→「いっそうのご繁栄を」「さらなるご繁栄を」

「ますます」のような前向きな意味の重ね言葉は、使っても問題ないとする見解もあります。

一方で、避けたほうがよいとする解説もあり、見方は分かれていますので、気になる方は言い換えておくと安心です。

あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、不安なときは新郎新婦や式場スタッフに確認しておきましょう。

結婚式での避けたい言葉の詳細は、NIWAKAの解説も確認してみてください。

原稿が仕上がったら、マナー本や第三者の目を通してダブルチェックするのもおすすめです。



おすすめの理由(メリット):作成した乾杯挨拶の原稿に、忌み言葉や不自然な表現がないかをプロに添削してもらえるため、本番でのミスを減らせます。

注意点(デメリット):出品者とのやり取りや納品に数日かかるため、挙式直前の急ぎの準備には向きません。

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依頼されたら最初に確認しておきたいこと

原稿を考え始める前に、新郎新婦や式場へ確認しておくと安心なことがあります。

乾杯挨拶の事前確認事項は、式場運営会社の解説も確認しましょう。

確認項目
  • 新郎新婦のお名前の読み方、勤務先や部署名(読み間違いは失礼にあたるため、本人に確認)
  • 触れてほしくない話題がないか
  • 披露宴の雰囲気(フォーマルかカジュアルか)とゲストの顔ぶれ
  • 式場スタッフとの打ち合わせ内容(グラスは自分で持っていくのか、起立の声がけは自分か司会者か)
  • 持ち時間の目安

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当日の流れと失敗しない立ち振る舞い

結婚式場でスマートに胸の高さで乾杯グラスを持つスーツ姿の男性

乾杯の挨拶は、言葉だけでなく所作でも印象が決まります。

落ち着いた動きを心がけるだけで、ぐっと品よく見えますよ。

※細かな流れは式場によって異なるため、打ち合わせで確認しておきましょう。

1. 呼ばれてからマイクの前まで


1. 司会者からの紹介時:
司会者があなたを紹介し始めたら、座ったまま周りに軽く一礼します。紹介が終わったら立ち上がり、もう一度軽く一礼。そのままゆっくりマイクの前へ進みます。


2. マイク前への移動:
マイクの高さはスタッフが調整してくれるので、焦らずに待ちましょう。スタッフが案内してくれる場合や、あらかじめマイクのそばで待機する場合もあります。


3. 話し始める前の一礼:
マイクの前に立ったら、新郎新婦に一礼。続けて、会場全体にも一礼してから話し始めます。

2. 乾杯の発声まで


乾杯の促しと発声:
スピーチを終えたら、「ご唱和ください」などの合図とともにグラスを目の高さまで上げ、ゲストに乾杯を促します。ゲストの準備が整ったのを確認して、新郎新婦とゲストに目をやり、ひと呼吸おいて「乾杯!」と発声しましょう。


動作の注意点:
グラスを高く上げすぎたり、傾けすぎてお酒をこぼしたりしないよう、動作はゆっくりと。

3. 発声のあと、席に戻るまで


乾杯後の流れ:
乾杯のあとは、グラスに軽く口をつけます。新郎新婦へ向けて拍手を送り、新郎新婦とゲストに一礼してから、自席へ戻ります。


身だしなみの準備:
登壇すると、会場中の視線が集まります。スーツやネクタイ、靴などの装いも、事前に整えておくと安心です。



おすすめの理由(メリット):登壇時に見られるスーツやネクタイ、靴などのフォーマル一式を、購入するよりも費用を抑えながらスマートに準備しやすくなります。

注意点(デメリット):サイズ確認や返却手続きの手間がかかるため、事前に利用規約を確認しておく必要があります。

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カンペは見てもいい?準備と緊張対策

大勢の前で話すのに慣れていないと、「頭が真っ白になったらどうしよう」と不安になるものです。

無理に丸暗記しようとせず、備えを用意しておきましょう。

カンペ(メモ)を持ち込む際のポイント

緊張で言葉に詰まるくらいなら、メモを手にしていても問題ないとされています。

焦るよりも、メモを見ながらでも心を込めて話すほうが、ずっと好印象です。

ただし、解説によっては「できればカンペなしが理想」とするものもあります。

十分に練習して、メモは「お守り」程度に持つくらいが、ちょうどよいバランスです。

持ち込むときは、次の点を押さえてください。

  • メモは文章まるごとではなく、キーワードだけにする
  • ずっと下を向かず、冒頭の挨拶と「乾杯!」の発声では顔を上げる

本番で緊張しないための3つのコツ

① 冒頭の一文を、声に出して練習する

出だしがスムーズに言えれば、その後の緊張はぐっと和らぎます。

最初の「おめでとうございます」まで、繰り返し口に出しておきましょう。

本番前に原稿を読み上げて練習しておくと、言葉に詰まりにくくなります。

② 動作も話すスピードも、いつもよりゆっくり

緊張すると、つい早口になりがちです。

一礼やグラスの上げ下げも含めて、一つひとつを丁寧に。

ゆっくり動くだけで、堂々と落ち着いて見えます。

③ 視線は少し遠くへ、全体を見渡す

ゲスト一人ひとりの顔を見ると緊張が増してしまう場合は、少し遠くを見るつもりで会場全体を見渡しましょう。

背筋を伸ばして、明るくハキハキと話すと、気持ちも声も安定します。

「ご指名をいただいて緊張しています」と、最初に正直に伝えてしまうのも一つの方法です。

話が長くなりそうなときの切り上げ方

当日になって話したいことが増え、長くなってしまうこともあります。

そんなときは、予定していたエピソードをひとつ省いて、「結びになりますが」と締めの言葉へ移りましょう。

違和感なくまとめられるので、あらかじめ頭に置いておくと安心です。

手のひらに収まる上質なメモ帳や筆記具があれば、持っているだけで気持ちが落ち着く「お守り」にもなります。

おすすめの理由(メリット):手のひらサイズの上質なメモ帳やペンを準備しておけば、カンペを持って登壇しても落ち着いて見え、緊張を和らげるお守りにもなります。

注意点(デメリット):メモ全文をそのまま読み上げると下を向いてしまうため、キーワードのみを記載する工夫が必要です。

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結婚式の高砂で幸せそうに微笑む新郎新婦と華やかなお祝いの装飾

まとめ:1分半の心のこもった挨拶で、素敵な宴をスタートさせよう

結婚式の乾杯挨拶について、要点を振り返りましょう。

  • 長さは1分30秒前後(400〜500文字)が目安。長くても2分以内にまとめる
  • 基本構成は「自己紹介・僭越の意・祝辞・エピソード・乾杯の音頭」。エピソードは省略もOK
  • 忌み言葉や重ね言葉をチェックし、原稿は声に出して確認する
  • 名前の読み方や触れてほしくない話題は、事前に新郎新婦へ確認する
  • カンペはお守り程度に。ゆっくりした動作と発声を心がける

乾杯の挨拶でいちばん大切なのは、立派な文章を披露することではありません。

新郎新婦を心から祝福する気持ちです。

事前準備をしっかり整えて、落ち着いて当日を迎えてくださいね。

お二人の門出を祝う、素敵な時間になりますように。

【参考にした公式情報】

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  • この記事を書いた人

ゆき

主婦・会社経営と複数の草鞋を履きながら、本サイトの統括(編集長)を務めています。Webデザイナー・エンジニア・ディレクションなど15年培った「徹底的なユーザー目線の構成力」が強みです。これまでの豊富な人生経験から得た「失敗や後悔をライフハックに変える」共感の姿勢を大切に、大人のマナーや、シンプルで丁寧な身軽な暮らしのヒントを提案します。読者の皆様の毎日に寄り添う、心地よいメディア運営を心がけています。 詳しいライタープロフィールこちらから

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