熱中症

熱中症の症状とはどんなの?対策と予防と応急処置について教えて!

熱中症の対策

毎年暑い時期になると「熱中症」という言葉が世間を賑わします。

一言で「熱中症」と言っても軽度のものから重度のものまで段階があります。

そして、幼児から高齢者まで幅広い世代の人が毎年発症させ、熱中症による救急搬送は、65歳以上の高齢者が最も多く全体の半数近くを占め、次いで18歳以上の身体が出来ている年代になります。

今回は熱中症の症状や対策、熱中症になった場合の応急処置について紹介します。

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熱中症の症状とは?

熱中症の原因は?

熱中症の原因は、暑さによって身体の体温調整機能が上手く働かなかったり、身体の水分や塩分のバランスが崩れることにより発症します。

熱中所が発症する要因は、「環境」によるものと「身体の状態」によるもの、そして、「環境」と「身体の状態」が重なったことによるものが主な要因です。

「環境」と「身体の状態」とはどんなことでしょうか?

環境
◆高温多湿(気温や湿度が高い) 
◆風が弱い
◆日差しが強い
など

身体の状態
◆激しい運動や屋外での仕事などでたくさんの熱が生まれた
◆急な温度変化により身体が慣れていない
◆寝不足や疲労により体調が悪い
など

熱中症の症状は?

熱中症の症状とは、春から夏にかけた暑い時期に起こる様々な健康障害の総称で、「熱失神(ねつしっしん)」「熱痙攣(ねつけいれん)」「熱疲労(ねつひろう)」「熱射病(ねっしゃびょう)・日射病(にっしゃびょう)」の4つに分けられます。

熱失神

水分不足により脱水症状と皮膚血管の拡張による血圧の低下によって脳へ十分に血液が流れず、「頭痛」「めまい」「一時的な失神」「吐き気」「脱力感」「顔面蒼白」などの症状が出ます。

熱痙攣

大量の汗をかいた後、水分だけを補給して、塩分の補給をせず血液中の塩分(ナトリウム)濃度が低下し、「筋肉痛」「手足がつる」「筋肉の痙攣」などの症状が出ます。

熱疲労

大量の汗をかき、水分補給が追いつかなかったり直射日光の下で野外や高温多湿の室内などで長時間の活動で末梢神経の拡張により血圧が下がり、「全身倦怠感」「悪心(おしん)・嘔吐」「頭痛」「集中力や判断力の低下」「失神」などの症状が出ます。

熱射病・日射病

体温調節が出来ず体温が上昇し中枢機能そのものに異常をきたし、汗も出なくなり、「体温の異常上昇」「意識障害」「呼びかけや刺激による反応が鈍くなる」「言動がおかしくなる」などの症状が出ます。

注意ポイント

この症状が出たら死亡率が高くなりますので、すぐに病院へ搬送し緊急の手当てを要します
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熱中症の症状への対策と予防は?

上記でご紹介したように、熱中症といっても軽度から重度まで段階があります。

そこで、熱中症の症状が出る前に、熱中症にならない(軽くする)ための対策と予防を下記にご紹介していきますので、参考にされてください。

外出するとき

出来るだけ帽子日傘などを利用し、直射日光に当たらないようにする。

水分補給と塩分補給

熱中症の対策と予防するには、喉の渇きを感じる前に、小まめに水分補給をすることが大切になります。

ポイント

水分が体内に浸透するには、ある程度の時間が掛かります。喉が渇いてからの水分補給では身体の水分が失われ過ぎている状態になっている可能性が高いためです。

そして、汗と一緒に水分だけでなく塩分も身体から失われるため、塩分も一緒に摂るようにします。

塩分補給は、塩を直接摂取する方法もありますが、梅干飴(塩分補給の出来る)などを摂るようにしましょう。

ポイント

最近では、水分と塩分や糖質がバランスよく摂れる「経口補水液」を飲むことも非常に有効です。

メモ

経口補水液を自分で作る場合は、水1Lに対して砂糖が25g、塩(ミネラルの多く含んだものが好ましい)が2gを混ぜるだけで出来ます。

水分補給時に飲んではいけない飲料

利尿作用がある飲料…コーヒーお茶(麦茶は除く)などカフェインが含まれているものや、アルコール飲料は、飲んだ量よりも尿として出ていく量が多くなってしまう可能性が高いので避けましょう。

その他

室内にいる時は、エアコンなどを利用し、28度以下になるように調整します。

注意ポイント

温度を低くし過ぎると外へ出た場合、急な温度変化により熱中症になる場合があるので注意が必要です。

特に高齢者がいる場合などは、身体の変化に鈍感になっているため、水分補給や室温調整など周りの人でサポートする必要があります。

熱中症の症状になった時の応急処置は?

「熱失神」「熱痙攣」「熱疲労」などの症状がみられた場合は、まず日陰で風通しの良い場所や、エアコンの効いた室内移動し、すぐに水分と塩分補給を行い、身体を横にして休めます。

衣類の襟元を緩める(服を脱ぐ)などし、うちわや扇風機で風を当てたり、動脈(首筋や脇の下、足の付け根や足首など)冷やすのも有効です。

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「熱射病・日射病」の症状が出た場合は、すぐに病院へ搬送し、医師の治療を受けましょう

まとめ

熱中症の対策として有効なのは、室内では28度以下に室温を調整し、屋外では、帽子や日傘を利用し、直射日光に当たらないようにしましょう。

そして、大事なことは水分と塩分補給です。喉が渇く前に小まめに水分補給し、梅干や飴などを食べましょう。

そして、高齢者がいる場合は周りのサポートが必要になってきますので気をつけましょう。

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