熱中症

熱中症の症状とは?症状には段階がある!軽度から重度までの症状をご紹介!

熱中症の症状とは?

春から夏にかけて、行楽やイベントなどにお出かけする機会が増える方も多いものです。

気温が上がるこの時期に気をつけておきたいことのひとつに「熱中症」があります。

「日射病」や「熱射病」、「熱中症」など暑い季節によく耳にする言葉ですが、「何が違うの?どう違うの?」なんて、言葉や症状の違いなど、よくわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は、熱中症の軽度から重度までの症状について詳しくご紹介します。

熱中症の症状や原因などを知ることによって、症状が深刻化する前に対処できますので、是非参考にして下さいね。

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熱中症の症状とは?

春から夏にかけて、心配されるのが「熱中症」です。

毎年、多くの方が熱中症として救急搬送されるニュースが流れますね。

特に、7月8月はもっとも熱中症による搬送が多いつきですが、GW頃から、熱中症になる方が出はじめるため、春のお出かけの際など、早めの対策が必要となります。

2018年の熱中症による救急搬送された人数は、

● 平成30年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員数の累計は、95,137 人でした。昨年同期間の 52,984 人と比べると 42,153 人増となっています。

●年齢区分別の救急搬送人員数
高齢者(満65歳以上)が最も多く45,781人(48.1%)、次いで成人(満18歳以上満65歳未満)35,189人(37.0%)、少年(満7歳以上満18歳未満)13,192人(13.9%)、乳幼児(生後28日以上満7歳未満)967人(1.0%)の順となっています。

そもそも熱中症とはどのような症状なのかについてご紹介します。

熱中症とは

「熱中症」とは、温度・湿度の高い場所などの環境のもと、激しい労働や運動によって発生した熱を、うまく放出できず、体内の水分や塩分(ナトリウム)のバランスが崩れ、また体温の調節機能に異常が生じる症状の総称です。

ですので、日射病熱射病熱疲労など熱による症状を一括りにして「熱中症」と呼ばれます。

また、熱中症が重症化した場合は、意識障害や運動障害などをおこし、最悪の場合は死にも繋がりますので、子供や高齢者など体温調節が自分で難しい方が発症しやすい傾向が高いので、注意が必要です。

また、屋外で作業する方や、スポーツをする方イベントや祭に参加する方など、外で体を動かす方も発症しやすくなります。

また、最近では夏場に限らず、秋口にも猛暑日が多くなっており、熱中症を発症しやすい環境になっていますので、成人の方や体調の悪い方、暑さになれていない方、持病のある人なども注意が必要です。

熱中症になる原因の多くは、水分補給が足りないことです。外で体を動かす際には、こまめな水分補給と休憩をしっかり取るように注意しましょう。

熱中症の症状の原因はなに?

熱中症は、温度・湿度が高い場所にいることで、体温が上がり、汗を大量にかくことによる脱水症状(水分不足)が主な原因と言われています。

また、水分と一緒に、体に必要な電解質(塩分)が失われ、水分と塩分(ナトリウム)のバランスが崩れることによって、熱中症を引き起こしやすくなります。

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熱中症のメカニズム

湿度・湿度が高い場所に居る(運動や作業など)

頻繁に汗がでる(熱の放射が頻繁に起こる)

体に必要な水分や塩分が足りなくなる

熱中症になる
小まめに水分補給を摂るとともに、塩分も摂るようにすると、熱中症の予防になります。

熱中症の症状の段階は?軽度から重度までの症状をご紹介!

熱中症の症状には、軽度から重度まで、4つの段階があると言われています。

安静にしていれば症状が治まる場合と、病院で診察を受けなければならない場合がありますので、下記に紹介する熱中症の段階別の症状を参考にして判断するようにして下さい。

日射病

炎天下などで長時間直射日光を浴びると、日焼けで発汗しない、また、体の冷却機能が間に合わない、大量の汗によって脱水状態になるなどで起こります。

すぐに、風通しの良い場所で安静にしましょう。症状が長引くようなら、病院で診察を受けましょう。

日射病の主な症状は?
めまい、顔面蒼白、失神など

熱痙攣(けいれん)

温度・湿度が高い状況で激しい労働や運動するなど、大量に汗をかいて、必要な塩分が失われることによって起こりやすい。
水分補給は出来ているが、塩分補給できていない場合などに起こりやすい。

すぐに塩分補給を行い、風通しの良い場所で安静にしましょう。場合によっては、病院で診察を受けましょう。

熱痙攣の主な症状は?
筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)、手足のしびれなど

熱疲労

温度・湿度が高い状況で激しい労働や運動するなど、大量の発汗によって起こる。脱水とともに塩分が不足し、血液量が減少するなどが原因。水分補給、塩分補給が足りていない場合に起こりやすい。

熱射病の前段階とも言える状態ですので、すぐに病院に行き診察が必要です。

熱射病の主な症状は?
倦怠感、強い疲労感、頭痛、吐き気、嘔吐など

熱射病

熱疲労が重症化した場合に起こります。体温が異常に高くなったり、発汗が止まり、皮膚が乾燥し、体内で血液が凝固し、全身の臓器に障害を起こすことがあるます。
場合によっては、死に至ることもあるためとても危険。
すぐに病院に行き診察が必要です。危険度も高いため場合によっては、救急車を呼びましょう。
熱射病の主な症状は?
40℃以上の高体温、発汗停止、意識障害、けいれん、手足の運動障害(真直ぐ走れない・歩けない)、言語障害など
熱中症の症状は、段階的に重症化していきます。

まずは、小まめに水分補給したり、塩分補給をすることで熱中症を防ぐ可能性が高まります。

また、外出するときなど、帽子や日傘をさしたりして、直射日光を浴びないことや、日陰を歩くなどすることで軽減できます。

熱中症の症状が出たときの応急処置は?

熱中症の症状を感じた場合は、風通しの良い日陰や、クーラーの効いた部屋など涼しい場所(28℃以下になる日光の当たらないに移動し、服などを緩めたり、濡れたタオルで体を冷やすなどして安静にしましょう。

また、症状が治まらなかったり、続く場合はすぐに医師の診断を受けるようにしてくださいね。

まとめ

行楽やイベントなどでお出かけしているときは、「楽しいから」「みんなに迷惑をかけたくない」などつい無理をしてしまいがちになります^^;

最初は症状が軽くても、ドンドン重症化していきますので、少しでも体に違和感を覚えたときは、風通しの良い場所で休む、水分補給と一緒に塩分も補給するなど行いましょう。

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暮らしのNEWSチーム

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