暑い季節になると、熱中症関連の事故などがニュースでよく流れます。
自分では大丈夫と思っていても、急に熱中症になった場合は慌てるものです。
熱中症を予防して万一の事態にならないように心掛けたいものですね。
今回は、熱中症予防を行う上での、水分の取り方や塩分補給、食事についてお伝えしていきます。
熱中症予防!水分の取り方について
一般的に人は、日常生活しているだけで1日に約2.5Lの水分を体内から失うといわれています。
尿から約1.5L、呼気や皮膚から約900ml、便で約100mlとされています。
夏場や暑い場所などでは、汗を多くかくぶん、意識して水分補給をする必要があります。
そして、熱中症予防として水分補給をする際に、気を付けたい「飲み物」と「飲み方」をお伝えします。
熱中症予防で気をつけたい飲み物
そして、常に血糖値が上がった状態になることで、急性の糖尿病になってしまいます。
これを「ペットボトル症候群」と言います。
5~15℃くらいが腸で吸収されやすい温度とされていますので、冷たい飲み物の一気飲みなどは控えましょう。
熱中症予防で気をつけたい飲み方
一度に飲む量はコップ一杯程度(150~200CC)にして、ゆっくりと飲むこと。また、こまめに水分補給をするようにしましょう。
熱中症を予防するうえでも、水分補給は、こまめに行うことは必須です。
喉の渇きを感じる前に、コップ一杯程度をコンスタントに補給することが大事です。
運動中は夢中になって水分補給を忘れてしまいがちですが、気付いた時には、体内の水分が失われ、熱中症になることが多いので、いつも以上に気をつけましょう。
汗をかいたままの服が体に張り付いた状態が続くと、汗の蒸発が妨げられて、体温が下がらず、熱中症になってしまいます。
運動中や、汗をよくかく仕事の場合には、通気性が良く、吸水性に優れ、速乾性の高い衣類を選ぶのが最適です。
熱中症予防!塩分補給について
熱中症対策には水分と塩分の両方を補給することが必要とされています。
汗をかくと、塩分も体から排出されてしまうからです。
汗にはナトリウムが含まれています。大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まります。
これ以上ナトリウム濃度を下げないために、人間の体は防衛本能が働き、水を飲む気持ちを抑え濃度がこれ以上薄まらないようにします。
またそれと同時に、余分な水分を尿として排泄します。
この状態になると汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下、体温が上昇して、熱中症の原因となるのです。
こういった状態にならないよう、塩分(ナトリウム)と糖分を含んだ水分補給が効果的だと言われています。
糖分も必要な理由は、糖分の主な成分であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収されます。
それにより水分も一緒に吸収されるので効果的だとされています。
熱中症予防の食事について
熱中症予防は、飲み物ばかりではありません。食べ物でも熱中症予防ができるのでご紹介します。
朝、しっかり食べられることは熱中症予防に大切なのです。
また、ごはんや味噌汁などの朝ごはんをしっかり取れば、身体の中にたくさんの水分が入ってくる(ごはんなどに含まれる水分や、食べ物が消化吸収されてエネルギーに変わるときに水が生まれるため)ので効果的なのです。
また、ナスやきゅうり、トマトなどの夏野菜は体の熱を下げる働きがあります。
旬の食べ物は、その時期に人間が必要な栄養素を補うとされています。
暑い時期には旬の食材を選んで食べることで、大事な栄養素が摂取できやすいです。
※カリウムは過剰なナトリウムの排泄を手助けするので、日頃からきちんと食べておきたいものです。
※ビタミンB1は、糖質の代謝を手助けし、疲労回復に役に立つと言われています。疲れが溜まった状態は、熱中症にもなりやすいので日頃からきちんとたべましょう。
まとめ
熱中症は、予防が大切です。
正しい予防策を知っておくだけでも、これからの季節に大いに役立ちます。
熱中症は一歩間違うと命も失う怖いものですので、みなさんしっかりとした予防を心掛けましょう。