インフルエンザ

インフルエンザに風邪薬は効く?薬を飲まないと治らないの?

インフルエンザ風邪薬

「風邪かな?もしかしてインフルエンザかな?」と思っているうちに、高熱で起き上がれないほどに…

とりあえず市販の風邪薬を飲んではみてはいるものの、インフルエンザに風邪薬は効果があるのでしょうか?

また、もしインフルエンザだった場合には、きちんと病院に行って薬を飲まないと治らないんでしょうか?

今回は、上記のような疑問についてご紹介していきます。

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インフルエンザに風邪薬は効く?

インフルエンザの症状は、風邪の症状に似ている部分が数多くあります。そのため、初期症状の段階では区別がつかず、市販の風邪薬を飲んで様子を見る方もいらっしゃいます。

しかし、インフルエンザと風邪は似ているようで、まったく違うものであり、風邪薬を飲めば治るというものではありません。

そもそも、風邪薬は発熱や鼻水、鼻づまり、咳などの症状を和らげる目的のもので、風邪自体が薬で治るものではないのです。

風邪の主な原因は、ウイルスによるものですが、インフルエンザを除いて、有効な抗ウイルス薬は存在しないのが現状です。

ですので、一般的に薬局などで販売してされている風邪薬は、風邪の症状を緩和するための薬であって、治すための薬ではないのです。

あくまで症状を緩和する目的で飲むのが風邪薬です。

インフルエンザと風邪の違いは?

インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症のひとつです。

風邪と違うのは、発症時期が寒い季節に限定的であることや風邪などの呼吸器症状よりも関節痛や倦怠感など全身症状が現れやすい点などが挙げられます。

また最大の違いは、突然の高熱(38度以上)に襲われることが風邪と大きく違うインフルエンザ特有の症状です。

症状の緩和には風邪薬も有効

風邪薬自体が、風邪を治すための薬ではなく、あくまで症状を緩和するものですので、風邪の症状によく似たインフルエンザの場合に風邪薬を飲むことで、症状を緩和させることはできます。

しかし、インフルエンザウイルスは、非常に強い感染力を持っているうえに体内に侵入した後に、爆発的な増殖を繰り返すため、健康な大人でも相当な体力を奪われます。

風邪薬程度では、症状の緩和も難しい場合もありますので、早く治すあるいは、重症化させないためには、早めに病院に行き、インフルエンザの検査を受けインフルエンザであれば処方された薬を飲んで治すほうが、効果的なのです。

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インフルエンザは薬を飲まないと治らないの?

インフルエンザの場合は、体内にいるインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ「抗インフルエンザウイルス薬」の服用が有効とされており、症状が出てから2日(48時間)以内に投与しないと十分な効果を得られません。

「抗インフルエンザウイルス薬」は、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬です。

インフルエンザウイルスは発症した場合、爆発的な増殖を繰り返し、そのために高熱などを引き起こすため、ウイルスの増殖を抑えることで、症状が緩やかなものとなり、体に与える負担も軽く済むのです。

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もし、この期間に病院を受診できずに発症から48時間が過ぎた場合には、「抗インフルエンザウイルス薬」を飲んでも、ウイルスの増殖のピークを超えていたりするため、効果が半減する可能性が高いのです。

「抗インフルエンザウイルス薬」は、症状を抑える目的で早期に飲むことで効果が期待されるもので、風邪薬と同様に、症状を緩和させるようなものであり、「治す」ためのものではないということです。

48時間を過ぎている場合には、効果がないなら病院に行く必要はないかな。と思われる方もいるかもしれませんが、インフルエンザウイルスは発症から5日程度、解熱後2日程度まで自宅待機が基本となります。

これは、熱が下がったからといってウイルスがなくなったわけではなく、体内には感染力の強いウイルスがまだ残っているため、十分な待機期間を設ける必要があるのです。

ですので、48時間以降でも、病院を受診し、症状をやわらげる対症治療(熱を下げる、痛みをとるなど)などを行うことで、しっかりと完治できますので受診することをおすすめします。

インフルエンザは薬を飲まなくても治る!

インフルエンザは、前項のように、症状を抑えるものは存在しますが、「治す」薬はありません。

最終的にウイルスがなくなるのを待つしかありませんし、治癒させるのは最終的には、体の免疫効果だけなのです。

ですので、インフルエンザになった場合も、薬を飲まずに治すことは可能です。

ですが、健康な大人でも大変な体力を奪われるものですので、高齢者や子供など抵抗力(免疫力)の低い方や、体力に自信のない方などは、早めに病院を受診して、「抗インフルエンザウイルス薬」などを処方してもらい、症状を緩やかにして体に与える負担も軽く済むよう対処して、解熱後の素早い体力回復に努めることで、結果的には完治する期間を短くすることができるでしょう。

何よりも、自分の判断で重症化させたり、感染を広げることが怖いことなので、病院の受診をおすすめします。

まとめ

インフルエンザや風邪などを治す薬は存在しませんが、症状を緩和させたり、ウイルスの増殖を抑える薬を飲むことで、体への負担を軽く、重症化することを抑えることができます。

無理をせず、重症化する前に病院を受診するのが一番でしょう。

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