新年が明け、神社などに初詣などに出掛けると、「本年の厄年」として男女別の厄年の年齢一覧が紹介されていたりします。
いざ自分が厄年に該当していると「厄」と付くためか、何とも不安な心持ちになってしまうものです。
厄年の年齢は、神社や寺院によって多少の違いがあったり、年齢も実年齢や数え年など、色々あるので戸惑うことも多いものです。
そこで今回は、「厄年とは?」をはじめ2023年の厄年の年齢を早生まれの方や男女別に分かりやすくご紹介します。
厄年とは?2023年の厄年の年齢は?
厄年とは、人生のなかでも何らかの災厄が多く降りかかりやすいとされる年齢のことで、古くは平安時代に盛んだった陰陽道に起源があるともされていますが、明確な起源は定かではありません。
厄年の年齢は、人生のなかでも体力的・精神的に変調をきたしやすい年齢であったり、家庭や社会生活のなかで転機を迎え災厄が起こりやすい時期として忌み慎むべき年齢とされています。
また、悪いものとして考えられる厄年ですが、本来は「晴れの年齢」という考えもあります。
厄年を迎える、特に大厄などの年齢の時期は、男性であればその地域において一定の地位、立場になることであり、様々な「役目(役)」が与えられる年齢であるとされ、大切な「役」が与えられた年には、心身の清浄を心がけ、言動を慎むなどの生活を改める必要があるとされ、人生の転換期でもある節目を祈願していたとも言われています。
尚、厄年は、「本厄」を中心にその前後1年間にも注意が必要とされており、「前厄(厄の前兆が現れるとされる年)」、「後厄(厄のおそれが薄らいでいくとされる年)」の期間は、本厄と同様に注意すべきとされています。
厄除けに行く時期や一人で行った方がいいのかな?など気になる人は下記の記事もご参考に!
何歳が厄年なのか?
一般的に厄年は、男女で異なります。
厄年の年齢
男性の厄年は、数え年で25歳、42歳、61歳とされています。
そのなかでも、特に42歳は大厄とされており、最も注意すべき年齢とされています。
また、厄年の前後3年は注意しなければいけないといわれています。
女性の厄年は、数え年で19歳、33歳、37歳とされています。
そのなかでも33歳が大厄の年にあたり、男性同様、前後3年間は注意が必要とされています。
前厄と後厄
これは、厄年の前年は、厄の前兆が出始める年として「前厄(まえやく)」と呼ばれ、本厄を迎えた後の1年は「後厄(あとやく)」とされています。
厄年一覧【男性】
前厄
|
本厄
|
後厄
|
---|---|---|
24歳
|
25歳
|
26歳
|
41歳
|
42歳
|
43歳
|
60歳
|
61歳
|
62歳
|
厄年一覧【女性】
前厄
|
本厄
|
後厄
|
---|---|---|
18歳
|
19歳
|
20歳
|
32歳
|
33歳
|
34歳
|
36歳
|
37歳
|
38歳
|
60歳
|
61歳
|
62歳
|
男女の厄年の年齢は地域によってや、神社や寺院によっても相違があります。
これは、厄年の年齢を数え年を用いるのか?満年齢を用いるのか?で違いがあったり、数え年の加算日を1月1日(※旧暦と新暦の2通りあります)とするものや立春の日(※2月4日)とするものなどがあるためです。
昨今では、「厄年は数え年を用いる」のが一般的となっています。「数え年」とは生まれた時を1歳とし、1月1日の正月を迎えるたびに、年齢を1歳重ねるという計算方法です。
2023年の厄年の年齢は?
2023年(令和5年)の厄年一覧【男性】
前厄
|
本厄
|
後厄
|
---|---|---|
2000年
平成12年生まれ 24歳 |
1999年
平成11年生まれ 25歳 |
1998年
平成10年生まれ 26歳 |
1983年
昭和58年生まれ 41歳 |
1982年
昭和57年生まれ 42歳 |
1981年
昭和56年生まれ 43歳 |
1964年
昭和39年生まれ 60歳 |
1963年
昭和38年生まれ 61歳 |
1962年
昭和37年生まれ 62歳 |
※年齢は数え年での年齢
※赤字は「大厄」
2023年(令和5年)の厄年一覧【女性】
前厄
|
本厄
|
後厄
|
---|---|---|
2006年
平成18年生まれ 18歳 |
2005年
平成17年生まれ 19歳 |
2004年
平成16年生まれ 20歳 |
1992年
平成4年生まれ 32歳 |
1991年
平成3年生まれ 33歳 |
1990年
平成2年生まれ 34歳 |
1988年
昭和63年生まれ 36歳 |
1987年
昭和62年生まれ 37歳 |
1986年
昭和61年生まれ 38歳 |
1964年
昭和39年生まれ 60歳 |
1963年
昭和38年生まれ 61歳 |
1962年
昭和37年生まれ 62歳 |
※年齢は数え年での年齢
※赤字は「大厄」
大厄とは?
厄年の中でも一番気を付けなければならない「厄年」とされており、凶事や災難に遭う率が非常に高いので十分注意が必要な時期とされています。
厄年 早生まれの場合は?
厄年を確認するなかで、「早生まれの場合はどうなるの?」と疑問に思う方も多くいらっしゃいます。
早生まれとは「1月1日~4月1日に生まれた人」のことを指します。
◆1981年(昭和56年)2月10日生まれ男性(※早生まれ)
例えば、上記のような2人がいたとします。
「厄年は数え年を用いる」のが一般的で、「数え年」とは、生まれた時を1歳とし、1月1日の正月を迎えるたびに、年齢を1歳重ねるという計算方法ですので、学年は変わるけれども、数え年は同じになり、今年2022年は本厄に該当します。
なんだかややこしく感じますが、難しい場合は、上記の一覧表で「年齢」で確認するのではなく、「生まれた年」が該当するかで厄年を確認するのが一番分かりやすいかもしれません。
厄年の計算を自動でやってくれるサイト「厄年の計算」もあるので参考にするのもおすすめです!
厄年のお祓いは必要?
男女で厄年の年齢の違いはありますが、厄年の年齢は、人生の中で、体力的・精神的に変調をきたしやすい年齢とも言われます。
そういった不安の多い厄年には、神様のご加護により、災厄から身を護っていただけるよう厄除祈願を行うのが一般的となっています。
ですが、人によっては「厄年なんて科学的根拠もないからお祓いに行かない」という方もいらっしゃいます。
厄除祈願をするかしないかは、あくまで個人の判断にはなりますが、古くから受け継がれてきた厄年でもありますので、厄年のなかでも「本厄」に該当する年齢の時期には厄除祈願をする人も多くいらっしゃいます。
厄除けに行く時期は?
厄除けに行く時期は、立春(2月4日)までに行くのが習わしとされています。
正月の初詣の時や節分(2月3日)の厄除け祈願祭の時など、行けるタイミングで行ったり、基本的には、元日(1月1日以降)から節分(2月3日)の間に行く方が多くいらっしゃいます。
厄除けに行く時期や一人で行った方がいいのかな?など気になる人は下記の記事もご参考に!
まとめ
厄年は、古くから受け継がれてきた風習で、科学的根拠はないものですが、現在でも多くの方が厄年を気にする方が多いのも事実です。
あとで後悔するよりも、前もって厄祓いや厄除けなど行っておいた方が安心という方も多いもので、個人の判断にもなりますが、気になるようであれば、神様に護っていただけるようお願いするのもいいかもしれませんね。