新年を迎え、神社やお寺へ初詣に出掛けると、「本年の厄年早見表」として男女別の年齢一覧が掲示されているのを目にしますよね。
いざ自分が厄年に該当しているのを知ると、「厄」という漢字のイメージから、何とも不安な心持ちになってしまうものです。
また、厄年の年齢は実年齢(満年齢)なのか「数え年」なのか、早生まれの場合はどうなるのか、お祓いは一人で行ってもいいのかなど、戸惑うことも多いのではないでしょうか。
今回は、そもそも厄年とは何なのかという基本をはじめ、2026年(令和8年)および2027年(令和9年)の厄年年齢を、男女別・早生まれの方に向けて分かりやすくご紹介します。
そもそも厄年とは?

厄年とは、人生のなかでも災厄が降りかかりやすいとされる年齢のことです。
古くは平安時代の陰陽道(おんみょうどう)に起源があるとも言われていますが、明確な始まりは定かではありません。
現代における厄年は、「人生のなかでも体力的・精神的な変化(変調)をきたしやすい年齢」や「家庭や社会生活のなかで転機を迎えやすい時期」を指します。
そのため、いつも以上に健康に気を配り、言動を慎んで生活を整えるべき節目とされています。
厄年は「大切な役割を担う年齢(役年)」でもある
「災いや悪いことが起きる年」と捉えられがちな厄年ですが、実は本来「晴れの年齢(お祝いすべき節目)」という前向きな考え方もあります。
厄年(特に大厄)を迎える時期は、社会や地域において一定の責任ある立場になり、さまざまな「役目(役)」を与えられる年齢でもあります。
つまり、お守りすべき大切な「役」を授かった年だからこそ、心身を清らかに保とう、という人生のポジティブな転換期として祈願を行ってきたのが本来の姿です。
なお、厄年は「本厄」を中心に、その前後1年間を合わせた3年間を注意すべき期間としています。
- 前厄(まえやく):厄の前兆が現れるとされる年
- 本厄(ほんやく):最も注意し、忌み慎むべきとされる年
- 後厄(あとやく):厄のおそれが徐々に薄らいでいくとされる年
何歳が厄年なの?男女別の年齢と【最新】生まれ年早見表
一般的に厄年の年齢は、男女で異なります。
また、昨今の神社やお寺では、生まれた時を1歳とし、元日(1月1日)を迎えるたびに年齢を1歳重ねる「数え年」で計算するのが一般的です。
男女ともに、一生のうちに3〜4回訪れます。
そのなかでも、男性の42歳、女性の33歳は「大厄(たいやく)」と呼ばれ、人生の大きな転機や体調の変化を迎えやすいため、最も注意すべき年齢とされています。
ご自身やご家族が該当していないか、以下の最新早見表でチェックしてみましょう。
男性の厄年早見表(数え年)
| 厄の種類 | 対象年齢 | 2026年(令和8年)の生まれ年 | 2027年(令和9年)の生まれ年 |
|---|---|---|---|
| 25歳の厄 | 前厄:24歳 本厄:25歳 後厄:26歳 |
2003年(平成15年)生 2002年(平成14年)生 2001年(平成13年)生 |
2004年(平成16年)生 2003年(平成15年)生 2002年(平成14年)生 |
| 42歳の大厄 | 前厄:41歳 本厄:42歳 後厄:43歳 |
1986年(昭和61年)生 1985年(昭和60年)生 1984年(昭和59年)生 |
1987年(昭和62年)生 1986年(昭和61年)生 1985年(昭和60年)生 |
| 61歳の厄 | 前厄:60歳 本厄:61歳 後厄:62歳 |
1967年(昭和42年)生 1966年(昭和41年)生 1965年(昭和40年)生 |
1968年(昭和43年)生 1967年(昭和42年)生 1966年(昭和41年)生 |
女性の厄年早見表(数え年)
| 厄の種類 | 対象年齢 | 2026年(令和8年)の生まれ年 | 2027年(令和9年)の生まれ年 |
|---|---|---|---|
| 19歳の厄 | 前厄:18歳 本厄:19歳 後厄:20歳 |
2009年(平成21年)生 2008年(平成20年)生 2007年(平成19年)生 |
2010年(平成22年)生 2009年(平成21年)生 2008年(平成20年)生 |
| 33歳の大厄 | 前厄:32歳 本厄:33歳 後厄:34歳 |
1995年(平成7年)生 1994年(平成6年)生 1993年(平成5年)生 |
1996年(平成8年)生 1995年(平成7年)生 1994年(平成6年)生 |
| 37歳の厄 | 前厄:36歳 本厄:37歳 後厄:38歳 |
1991年(平成3年)生 1990年(平成2年)生 1989年(平成元年/昭和64年)生 |
1992年(平成4年)生 1991年(平成3年)生 1990年(平成2年)生 |
| 61歳の厄 | 前厄:60歳 本厄:61歳 後厄:62歳 |
1967年(昭和42年)生 1966年(昭和41年)生 1965年(昭和40年)生 |
1968年(昭和43年)生 1967年(昭和42年)生 1966年(昭和41年)生 |
注意ポイント
厄年「早生まれ」の場合はどうなるの?
結論から言うと、早生まれであっても、厄年の計算は「生まれた年(西暦・和暦)」を基準にするため、同級生とはタイミングが1年ズレることになります。
- 1994年(平成6年)10月生まれの男性
- 1995年(平成7年)2月生まれの男性(※早生まれで同級生)
例えば、学校では同じ学年だったこの2人の場合、数え年を計算する基準になる「生まれた年」が異なるため、厄年を迎える年も1年ズレることになります。
少しややこしく感じますが、同級生が本厄だからといって焦る必要はありません。基本的には上記の早見表にある「ご自身の生まれた年(西暦・和暦)」が該当しているかどうかで確認しましょう。
厄年のお祓い(厄除け)は本当に必要?
日本の長い歴史のなかで、体力的・精神的に変調をきたしやすく、社会的にも転機を迎えやすい時期に神仏のご加護をいただき、災厄から身を守ってもらえるようお祓い(厄除祈願)を行う風習が定着しました。
もちろん「お祓いに行く・行かない」はあくまで個人の判断です。
科学的な根拠はありませんが、生活のなかで「なんだか最近うまくいかないな」「体調が優れないな」という不安を減らし、心を落ち着かせるための素晴らしい節目になります。
特に最も注意が必要な「本厄」の年には、お祓いを受ける人が今でも多くいらっしゃいます。
厄年のお祓いに一人で行くのは変?浮かないためのポイント
「お祓いに行きたいけれど、一緒に行く人がいない」「一人で行ったら浮いてしまうのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、お祓いに一人で行くのはまったく問題ありません!
実際、神社やお寺で厄除けのご祈祷を受ける方の多くが一人で参拝しています。
神職や僧侶も一人での参拝を温かく歓迎してくれますので、安心して出かけましょう。
それでも緊張してしまうという方は、以下の3つのポイントを押さえておくと安心です。
混雑する時期や時間帯を避ける
お正月三が日や、土日祝日の午前中は混み合います。平日の終日や、土日の午後遅めの時間帯などを選ぶと、比較的落ち着いた雰囲気のなかで受付やご祈祷を受けられます。
服装はフォーマル(きれいめ)を意識する
一人だからこそ悪目立ちしないよう、カジュアルすぎる服装(サンダルや露出の多い服)は避けましょう。スーツやジャケット、オフィスカジュアルなど、神様や仏様に失礼のない清潔感のある服装を心がけると安心です。
初穂料(ご祈祷料)はあらかじめ準備しておく
受付で慌てないよう、初穂料はのし袋(紅白の水引、または白封筒)に包んで準備しておくとスマートです。金額は5,000円〜10,000円程度が一般的です。
厄除け(お祓い)に行く時期はいつ?
厄年のお祓いを受ける時期は、古くからの習わしとして「元日(1月1日)から立春(2月4日頃)まで」、あるいは「節分の時期」に受けるのが一般的とされてきました。
これは、旧暦において新年の始まりが「立春」の時期であったことに由来します。
現代でも、正月の初詣のタイミングや、2月3日の節分祭(厄除け祈願祭)に合わせてお祓いを受ける方が多くいらっしゃいます。
ポイント
ご自身の誕生日や、仕事の区切り、あるいは「最近なんだか体調が優れないな」と感じたタイミングなど、ご都合の良い日に参拝して問題ありません。
まとめ:厄年を前向きな人生の節目に
厄年は科学的な根拠こそありませんが、現代でも多くの人が人生の転換期として意識する大切な風習です。
「お祓いに行くべきか」で悩み続けるよりも、前もって厄払いや厄除けを行っておくことで、心にゆとりが生まれ、安心して日々の生活を送ることができます。
特に本厄の時期や、体調・環境の変化が気になるときは、神様や仏様に見守っていただけるよう、ぜひお近くの社寺へ足を運んでみてください。
一人での参拝も温かく迎えてもらえますので、周囲の目を気にせず、ご自身のタイミングで清々しいご祈祷を受け、前向きな1年をスタートさせましょう。