寅さんの故郷で行われる「葛飾納涼花火大会」。
葛飾納涼花火と言えば、日本最古の花火である「和火」が見れるのも見どころのひとつ。
毎年、趣向を凝らした芸術性の高い花火演出は、古きよき伝統を引継ぎながらも新しい技術も取り入れる、まさに下町ならではの趣深い花火を堪能できます。
また、江戸川河川敷から打ち上げられる花火は、観客席との距離が近いので臨場感もたっぷりで見ごたえ充分な花火が楽しめます。
今回は、葛飾納涼花火大会の日程&混雑攻略のアクセス術やおすすめ場所取りスポットについてご紹介します。
葛飾納涼花火大会の日程の詳細は?
今年で53回を迎える「葛飾納涼花火大会」。
今年2019年の詳しい日程は下記のとおりとなっています。
第53回葛飾納涼花火大会の日程の詳細は?
開催日 | 2019年7月23日(火)
※荒天時は翌日に順延、翌日も荒天の場合は中止 |
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時間 | 19:20~20:20 |
開催場所 | 葛飾区柴又野球場(江戸川河川敷) |
打ち上げ数 | 約13,000発 |
交通 | 【電車】 ◆京成電鉄「柴又」駅下車、徒歩約10分 ◆北総鉄道「新柴又」駅下車、徒歩約15分 ◆JR「金町」駅下車、徒歩約20分 ◆京成電鉄「金町」駅下車、徒歩約20分 ※当日は会場周辺で交通規制あり |
駐車場 | なし |
お問合せ | 03-6758-2222(葛飾区コールセンター) |
公式HP | http://www.city.katsushika.lg.jp/tourism/1000065/index.html |
日本最古の花火「和火」とは?
「和火」とは、硝酸カリウム・硫黄・木炭の三種類からなる日本の伝統的な花火の総称です。
花火に使用する火薬を外国から輸入できなかった江戸時代に国内で手に入る材料のみで作られていた花火のことです。
当時の花火は、火薬が硝石・硫黄・木炭で作られているため、火の色は赤橙色のみのシンプルなものでした。
そのため、当時の浮世絵も花火の色は赤橙色で描かれています。
明治以降、西洋から入ってきた化学薬品によってできたカラフルな色の花火「洋火」に対し、「和火」は日本に火薬が伝来し、初めて観賞用の花火を見たと言われる徳川家康公の時代から約300年江戸の夜空を照らし続けてきた伝統ある花火なのです。
「和火」の特徴は、薄暗いオレンジ色の火の粉を出すところ。
カラフルで華やかさが主流の現在の花火大会では目立つことはありませんが、渋みのある赤橙色の火の粉が映し出す夜空は、シンプルななかにも凛とした美しさを今も放っています。
葛飾納涼花火大会ではこの「和火」が見られますので、是非、日本最古と言われる花火を堪能してみてくださいね。
また、世界花火師競技大会で世界一に輝いたデジタルスターマインなども見どころです。
葛飾の花火の良さは、花火を至近距離でみれるところ、河川敷から至近距離で見る花火は迫力満点。頭上に打ち上がる何色もの大輪の華は、ココでしか味わえない花火です。
葛飾納涼花火大会 混雑攻略のアクセス術は?
電車での交通アクセス&最寄り駅は?
- 京成線:柴又駅下車徒歩約10分
- JR線:金町駅下車徒歩約20分
- 北総線:新柴又駅下車徒歩約15分
葛飾納涼花火大会会場に最も近い駅は「柴又駅」になりますが、京成金町線は大変混み合うため、もし利用するのであれば、早めに現地入りするのが混雑攻略のポイントです。
夕方16時頃には、柴又駅から会場に向かう柴又街道は花火会場へ向かう人の流れが目立ってきます。
この時間帯であれば、そこまでの混雑ではないので夕方16時頃には柴又駅到着を目指すようにしましょう。
また、混雑を避けるのであれば、北総線「新柴又駅」のほうが比較的混雑は少ないためおすすめでもあります。
JR「金町駅」や「京成金町駅」も比較的混雑は少ないため、混雑回避ならこちらの駅の利用も候補に入れておきましょう!
帰りの混雑攻略のアクセス術は?
帰りも会場から最も近い「柴又駅」に人が集中します。
駅についても待ちの行列ですので、北総線「新柴又駅」もしくはJR「金町駅」や「京成金町駅」まで歩くほうが結果的に早く帰れるポイントにもなったりします。
終電時間や乗り換え時間などもしっかりチェックして段取りよく帰れるよう混雑回避ポイントは事前にしっかり考えておきましょう。
葛飾納涼花火大会 混雑攻略のおすすめ場所取りスポットは?
打ち上げ場所から少し下流側に進んだ場所は、比較的人の流れも落ち着いているので、ゆっくりシートを敷いて見れます。
打ち上げ場所から少し上流側に進んだ場所にある橋ですが、キレイな花火を鑑賞できます。
JR「金町駅」や「京成金町駅」から近いので会場周辺の混雑や、帰りの混雑を避けるのであれば、このへんで花火を鑑賞するのもいいかもしれません。
打ち上げ場所の反対側の河川敷は、場所取りも必要なくのんびりと花火を鑑賞できます。
柴又帝釈天沿いの街道には、下町情緒溢れるお店が軒を並べます。このへんで飲み食いを楽しみながら花火を鑑賞するのもおすすめです。
葛飾花火大会では、打上場所から近い場所に「一般観覧席」エリアが用意されています。毎年多くの人が河川敷にレジャーシートを敷いて見るのですが、広々としたスペースなのでおすすめです。早めの場所取りは必要で、17時頃までに到着して場所を確保したいところです。
まとめ
葛飾の花火は、江戸川沿いですので比較的ゆっくりと座って花火が見れるのがいいんですよね。
寅さんの町柴又をぶらぶらそぞろ歩きながら、日本最古の花火を見るのも粋ですね。