寅さんの故郷としておなじみの柴又で開催される「葛飾納涼花火大会」。
この花火大会の大きな見どころといえば、日本最古の花火である「和火(わび)」を間近で堪能できることです。
毎年、趣向を凝らした芸術性の高い花火演出が繰り広げられます。
古きよき伝統を引き継ぎながらも、常に新しい技術を取り入れる姿勢は、まさに下町ならではの粋な心意気を感じさせてくれますね。
また、江戸川の河川敷から打ち上げられるため、観客席との距離がとても近いのも魅力のひとつ。
お腹にドーンと響く音とともに、頭上いっぱいに広がる大輪の華は、言葉にできないほどの臨場感と迫力です。
大切なご家族や恋人と一緒に、夏の特別な思い出を作るのにぴったりな花火大会ですよ。
今回は、2026年の記念すべき節目を迎える葛飾納涼花火大会の日程をはじめ、当日の詳しいプログラム、混雑を賢く避けるアクセス術や、最新ルールに対応したおすすめスポットを分かりやすくご紹介します。
2026年「第60回葛飾納涼花火大会」の日程と概要
今年2026年は、節目となる記念すべき第60回を迎える「葛飾納涼花火大会」。
詳しい日程や概要は以下のようになっています。

| イベント名 | 第60回記念 葛飾納涼花火大会 |
|---|---|
| 開催日程 | 2026年7月28日(火) (※雨天決行・荒天の場合は中止となり、順延・延期はありません) |
| 開催時間 | 19:20〜20:30(例年より10分延長の70分間!) |
| 開催場所 |
葛飾区柴又野球場(江戸川河川敷) ※周辺に駐車場はありません |
| 打ち上げ数 | 約20,000発 |
| 特別演出 | 約1,300機による大迫力の記念ドローンショー実施(演出:株式会社レッドクリフ) |
当日の開催可否やリアルタイムの混雑状況は、公式情報である 葛飾納涼花火大会公式Xアカウント で随時配信されます。お出かけ前にスマホで必ずチェックしておきましょう。
当日のタイムスケジュール(プログラム)
当日の大まかな流れは以下の通りです。
直前になると身動きが取れなくなるため、スケジュールを意識して早めに行動しましょう。
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16:00 : |
| 有料指定席の開場時間です。打ち上げ間際は席にたどり着けないほど混み合うため、早めの入場が呼びかけられています。 |
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17:30 : |
| 会場周辺の道路で車両通行止めの交通規制がスタートします。 |
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19:20 : |
| いよいよオープニングとともに花火打ち上げが開始されます!時間内に、第60回記念の特別ドローンショー(約1,300機)と日本最古の「和火」の共演が披露されます。 |
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20:30 : |
| 打ち上げ終了。ここから一斉に大混雑の帰宅ラッシュが始まります。 |
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22:00頃 : |
| 会場周辺の交通規制が全面解除となります。 |
有料指定席のすすめ(自由席エリアは大混雑)
「場所取りの心配をせず、家族でゆっくり見たい」という方は、有料指定席の利用を考えてみるのもおすすめです。
チケットぴあ特設ページ にて先着順で一般販売が行われています。
未就学のお子様は、大人のひざ上鑑賞であればチケット不要なのも嬉しいポイントですね。
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SS席(2人マス〜) : |
| 16,000円〜(打ち上げ正面の大迫力エリア) |
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A席(2人マス〜) : |
| 12,000円〜(土手斜面のブルーシート席) |
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平面席(1人席〜) : |
| 5,000円〜27,000円(グループ向けマス席やパイプ椅子席など) |
また、チケットの一般販売は毎年かなりの争奪戦になりますが、実は「ふるさと納税」の返礼品として葛飾区への寄付を行うことで、実質2,000円の負担でこの有料観覧席を手に入れる賢い裏ワザもあります。
税金の控除を受けつつ、確実に特等席をキープしたい方には見逃せない選択肢ですよ。
🟢 おすすめの理由(メリット):実質自己負担2,000円で花火大会の有料指定席チケットが手に入り、さらに税金の控除も受けられるため非常にお得です。
🔴 注意点(デメリット):ふるさと納税の受付枠には上限があり、人気の席種は早い段階で品切れになるため、早めの手続きが必要です。
江戸の歴史を今に伝える日本最古の花火「和火」とは?
葛飾の夜空を彩る「和火」とは、硝酸カリウム・硫黄・木炭の3種類を調合して作られる、日本の伝統的な花火の総称です。
まだ花火の火薬を外国から輸入できなかった江戸時代に、日本国内で手に入る材料だけで職人たちが工夫を重ねて作っていました。
当時の火薬はとてもシンプルな成分だったため、火の色は温かみのある「赤橙色(あかだいだいいろ)」の1色だけ。
歴史の教科書に出てくるような浮世絵に描かれている花火が、みんな優しいオレンジ色をしているのはこのためです。
明治時代以降になると、西洋から化学薬品が入ってきたことで、今のようなカラフルな色の花火「洋火」が主流になりました。
それに対して「和火」は、日本に火薬が伝来し、徳川家康公が初めて観賞用花火を観たと言われる時代から、約300年もの間、江戸の夜空を優しく照らし続けてきた歴史そのものです。
和火の特徴は、どこか切なく揺れる、薄暗いオレンジ色の火の粉。
現代のきらびやかで華やかな花火に比べると、一見地味に思えるかもしれません。
しかし、渋みのある赤橙色の火の粉が静かに夜空へ溶けていく様子は、シンプルだからこそ、凛とした日本の美しさを今に伝えてくれます。
この日本最古の歴史を持つ和火を間近で見られるのが、葛飾納涼花火大会の素晴らしいところです。
ぜひ、当時の江戸の人々が見上げていたものと同じ、情緒あふれる光をじっくり味わってみてくださいね。
もちろん、世界花火師競技大会で世界一に輝いた「デジタルスターマイン」や、今回の第60回記念大会で初めて実施される国内最大級の「ドローンショー」といった最新の演出も目白押しです。
伝統と最先端が織りなす素晴らしい時間は、お子様からおじいちゃん、おばあちゃんまで、家族みんなの心に深く残るはずです。
葛飾納涼花火大会 混雑攻略のアクセス術
これだけ大規模な花火大会になると、やはり気になるのが当日の大混雑ですよね。
少しでも移動を楽にするためのポイントをまとめました。
行きの混雑を避けるタイミング
会場にいちばん近いのは京成線の「柴又駅」ですが、路線の規模に対して乗客が集中するため、驚くほど混み合います。
夕方の16時頃になると、柴又駅から会場へ向かう柴又街道は、すでに浴衣姿や家族連れの人波がはっきりと目立ち始めます。
もし柴又駅を利用するのであれば、この16時頃までには駅に到着しておくのが、激しい混雑に巻き込まれないためのデッドラインです。
この時間であれば、まだ比較的スムーズに歩くことができます。
その一方で、混雑を賢く回避するなら、北総線の「新柴又駅」を利用するのが一番のおすすめです。
こちらのほうが混雑が穏やかで、小さなお子様連れでも安心して歩けます。
JRや京成の「金町駅」からも少し歩きますが、柴支駅に比べれば混雑はかなり緩やかですので、ルートの候補に入れてみてください。
帰りの大混雑を乗り切るコツ
花火が終わったあとの帰路は、行き以上に出口へ人が集中します。
当然、もっとも近い「柴又駅」には人が押し寄せ、駅に入るだけでも大行列で、かなりの時間を待つことになります。
そこで、遠回りに見えても、最初から北総線「新柴又駅」や、JR「金町駅」のほうへ向かって歩き始めるのが、結果的に一番早く帰れる隠れたテクニックです。
当日の終電時間や乗り換えのタイミングを事前にしっかり確認し、無理のない帰宅ルートを家族で共有しておきましょう。
混雑攻略のためのおすすめ場所取り&穴場スポット
広々とした河川敷で見られる葛飾の花火ですが、事前のルールや最新の規制をしっかり知っておくことが大切です。
葛飾納涼花火大会では、開催日前日などの事前場所取りは一切禁止されています。
当日より前に設置されたレジャーシートやペグなどは、安全管理のため、すべて条例に基づいて強制的に撤去されてしまいます。
場所取りは必ず「当日」になってから行いましょう。
1. 一般観覧席エリア(柴又側河川敷)
打ち上げ場所からほど近い河川敷には、レジャーシートを敷いて鑑賞できる「一般観覧席」のエリアが広がっています。
とても広々としたスペースで花火の迫力を全身に浴びることができるため、やはりここが一番のおすすめです。
当日の17時頃にはかなり埋まってしまうため、少し早めに現地へ到着して、みんなでワイワイ場所を確保したいところです。
なお、葛飾納涼花火大会では「後ろの人の視界を遮るため、折りたたみ椅子などの持ち込みは全面禁止」となっています。
地べたのゴツゴツや冷え、お尻の痛みを防いで長時間快適に座るには、クッション性に特化した極厚タイプのレジャーシートを敷くのが最もスマートでルールに沿った方法ですよ。
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🟢 おすすめの理由(メリット):20mm(2cm)もの肉厚クッション仕様なので、椅子の持ち込みが禁止されている会場でも、お尻が痛くならずふかふかに過ごせます。
🔴 注意点(デメリット):薄手のレジャーシートに比べると厚みがあるぶん、折りたたんだ際にかさばるため、車移動や大きめのバッグでの持ち運びがおすすめです。
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2. 柴又球技場サッカー場付近
打ち上げ場所から少し下流側に進んだエリアです。
中心部に比べると比較的、人の流れが落ち着いているため、小さなお子様が一緒でもシートを広げてゆっくりと花火を楽しめます。
3. 新葛飾橋(しんかつしかばし)の周辺
打ち上げ場所から少し上流に進んだところにある大きな橋の周辺(ふもとの土手など)です。
遮るものが少なく、とても綺麗な花火が視界に飛び込んできます。
JR金町駅や京成金町駅へのアクセスが良いため、会場ど真ん中の大混雑に揉まれたくない方や、帰りの混雑をいち早く抜け出したい方には、この周辺での鑑賞がぴったりです。
※なお、危険防止のため「橋の上」に立ち止まっての観覧は禁止されています。必ず周辺の安全な場所から楽しんでくださいね。
4. 【厳選・穴場】新柴又駅側の河川敷(北総線高架付近)
「柴又駅周辺の人混みは避けたいけれど、やっぱり河川敷の臨場感を楽しみたい!」というご家族にぴったりなのが、北総線の高架近くにある河川敷です。
打ち上げ会場の中心部からは少し離れますが、そのぶん混雑がかなり緩やかで、レジャーシートを広げるスペースを見つけやすい隠れた名スポットです。
帰りも新柴又駅まですぐなので、小さなお子様連れでも安心ですよ。
5. 柴又街道(柴又帝釈天周辺)
柴又帝釈天に沿った街道には、下町情緒あふれる小粋なお店がたくさん軒を連ねています。
美味しい下町グルメやお酒を片手に、賑やかなお祭りムードを味わいながら花火を見上げるのも、粋で素敵な過ごし方ですね。
❌【注意!】対岸の松戸市側河川敷は「完全観覧禁止」へ
古い情報では「対岸の松戸市側は穴場スポット」と紹介されていることが非常によくありましたが、今年2026年大会では安全確保のため、千葉県松戸市側の江戸川河川敷(江戸川ラインゴルフ松戸コース含む)は「全面立ち入り禁止・観覧禁止」に指定されています。
当日、対岸へ行っても花火を見ることは一切できませんので、必ず柴又側の会場へ向かうようにしてください。
【お出かけ前にチェック】当日の屋台・トイレ・持ち物ガイド
楽しみにしていた花火大会を笑顔で終えるために、現地で役立つリアルな裏ワザと準備をまとめました。
1. 屋台の出店場所と賢い買い方
お祭りの醍醐味といえば美味しい屋台グルメですよね。
葛飾納涼花火大会では、「柴又駅前から柴又帝釈天の参道、そして旧川甚通り沿い」にかけてたくさんの屋台が軒を連ねます。
・河川敷に降りる前に買う:メイン会場である河川敷に降りてからは、飲食物の販売がほとんどありません。必ず土手へ向かう前に、駅周辺や参道で購入しておきましょう。
・17時台のキープが理想:18時を過ぎると参道は身動きが取れないほど混雑します。ゆっくり選びたい方は、早めの時間帯に立ち寄るのがおすすめです。
・小銭を多めに用意する:屋台は現金払いが基本です。100円玉や500円玉を多く用意しておくと、会計がとてもスムーズになります。
2. トイレの「大混雑」を乗り切るための心得
会場内には仮設トイレが設置されますが、花火の開始直前や終了後は信じられないほどの大行列になります。
特にお子様連れの場合、「急にトイレに行きたくなった!」となってもすぐには入れないため注意が必要です。
・駅で必ず済ませておく:会場に着いてからではなく、「柴又駅」「新柴又駅」「金町駅」などの最寄り駅で事前にトイレを済ませておくことを強くおすすめします。
・新柴又駅側が狙い目:どうしても途中で行きたくなった場合は、会場中心部から少し離れた「新柴又駅側の河川敷エリア」付近の仮設トイレを狙いましょう。中心部よりは列が短いことが多いので覚えておくと便利です。
・流せるティッシュは必須:仮設トイレはトイレットペーパーが切れていることもよくあります。ポケットティッシュや水に流せるウエットティッシュを持参すると非常に安心です。
3. 河川敷だからこそ!必須の持ち物リスト
夏の土手は、街中とは少し違った環境です。
以下のアイテムをカバンに入れておくだけで、快適さがガラリと変わります。
・虫除けスプレー・かゆみ止め:草むらが多い河川敷の夕方は、蚊が多く発生します。特にお肌に優しい子供用の虫除けがあると便利です。
・凍らせたペットボトル:会場内での飲料販売は非常に少ないです。熱中症対策として、水分は多めに持参しましょう。
・タオルやウェットティッシュ:手やシートが汚れたときだけでなく、花火の燃えかす(小さな灰)が風に乗って降ってくることがあるため、目や頭をサッと保護するのにも大活躍します。
・モバイルバッテリー:当日は電波が繋がりにくくなり、スマホの電池消費が早くなります。帰りの駅の改札(電子マネー)や、家族とはぐれた際の連絡用として必須です。
また、7月下旬の河川敷は風が止まると非常に蒸し暑くなります。
最近主流の「冷たい缶を当てられたような冷たさ」を感じられる冷却プレート付きのハンディファンが1台あるだけで、子供の熱中症リスクや待ち時間のイライラを劇的に減らせますよ。
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🟢 おすすめの理由(メリット):スイッチを入れて数秒でプレートが冷え、おでこや首筋を直接冷やせるため体感温度が下がります。
🔴 注意点(デメリット):プレート使用時はバッテリーの消費が早くなるため、お出かけ前にフル充電しておく必要があります。
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まとめ
江戸川の心地よい川風を感じながら、みんなで並んでゆっくりと座って見られるのが、葛飾納涼花火大会の本当にいいところです。
寅さんの愛した柴又の町をのんびり歩き、歴史が育んだ日本最古の「和火」や最新のドローンショーを見上げる時間は、日々の忙しさを忘れさせてくれる贅沢なひとときになります。
当日は7月下旬ということもあり、大変な暑さが予想されます。
大切なご家族やご自身の体を守るためにも、事前の準備と体調管理をしっかり整えて、お出かけくださいね。
昔ながらの下町の風情に包まれながら、特別な夏の夜をお過ごしください。
