新たな生命の誕生は喜ばしいものです。
赤ちゃんの無事な誕生を祝う「出産祝い」は、近年、現金よりも品物を贈ることのほうが多くなっています。
今回は出産祝いについて詳しくご紹介します。
出産祝いの相場について
本来、出産祝いは内輪のお祝い事ですので、あまり高価な物は避け、金額は1万円程度を限度とします。一般的な金額を下記にご紹介します。
- お互いが若い場合:5,000円
- 目上から若い人へ:10,000円
- 友人、知人:5,000~10,000円
- 隣、近所:3,000円
最近では、出産祝いに現金よりも品物を贈ることのほうが増えています。
実家ですと、やや値段の張るベビー用品(ベッド、タンス、ベビーカー等)を贈るのが一般的です。
身内の場合には、なるべく本人たちに希望の品を聞いて、出産祝いの品を選ぶのがスムーズでしょう。
また、費用のかかるものは単独で負担するのではなく、共同で贈るほうが、もらった側も気遣いがなくて助かるものです。
友人・知人の場合は、ベビー用品(衣料や用品等)を贈るのが一般的です。
友人・知人の場合も、本人たちの希望が聞けるようでしたら、聞いてから品物を選ぶほうが無難でしょう。
出産祝いを贈る時期は?
出産してから、おおよそ5日~10日程で退院となります。
「出産見舞い」と言われる、病室に産婦を見舞い、赤ちゃんの誕生を祝う場合もありますが、これは身内やごく親しい友人(女性)に限られます。
この際、夫、父親以外の男性は病室に入らないのがマナーとされています。
出産見舞いは、産婦の負担にならないようごく短時間にて済ませるように配慮します。
出産祝いは7日以上過ぎてから!
不幸にも死産などのケースもありますので、あまり早く贈りすぎるのも良くありません。
出産祝いは、産婦が退院してから落ち着いた頃、おおよそ10日~1ヶ月後を目途にするとよいでしょう。
この際にも、産婦の体調を気遣いごく短時間にて済ませるよう心掛けましょう。
郵送などで出産祝いを贈る場合も、この時期を目安に届くようにします。
贈るタイミングを逃したら?
出産の退院後、1ヶ月以上過ぎ、出産祝いを贈るタイミングを大きく逃してしまった場合も、出産祝いを贈っても問題はありません。
出産後、随分日が経っている場合には、「大変遅くなり申し訳ございません」と非礼を詫びる手紙を添えて贈るようにします。
出産祝い熨斗の書き方
出産祝いの熨斗の水切りは「紅白の蝶結び」を用います。
表書きは、「御祝」「御出産祝」「出産御祝」などです。
熨斗の書き方は、下記の記事をご参照ください。
まとめ
出産祝いは、心を込めて贈りたいもの。
基本的なマナーを抑えて、心からのお祝いを!