インフルエンザ

インフルエンザを発症させない方法は?潜伏期間にできる対策法はコレ!

インフルエンザ発症させない!

「インフルエンザに感染したかも!?」

インフルエンザは感染してもすぐに発症するわけではなく、約1~2日程度の潜伏期間があります。

インフルエンザに感染すると相当しんどいので、出来れば発症させずに済ませたいものですよね。

この潜伏期間にできる限りの対策を講じれば、運が良ければインフルエンザの発症を抑えることも可能!?

今回は、「もしかして!?」と思った時こそ実践して欲しいインフルエンザ潜伏期間中の対策方法についてご紹介します。

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インフルエンザを発症させない方法は?

インフルエンザは高い感染力を持ち、発症後すぐに高熱がでて、それが2~5日続くなど肉体的にも精神的にも相当しんどくなる病気ですので、出来れば罹りたくない病気の一つですね。

また、周りの人にインフルエンザを発症させた人がいる場合などは、高い確率で感染する可能性があるので「もしかして感染したかも?」とモヤモヤする方も多いのではないでしょうか?

しかも、インフルエンザは、発症していない時に病院に行っても「陰性」反応が出るためインフルエンザに感染しているかどうかを判断することが出来ないのがつらいところです…(-_-;)

ですので、「もしかしたら感染したかも?」と思ったときは、出来るだけ早く予防対策を行うことで、発症のリスクを低くすることも出来るかもしれません!

まずは、予防策の前に、インフルエンザの基本的な知識をご紹介していきますね。

インフルエンザとは?

インフルエンザは、一般的に感染してから、1~2日程度の潜伏期間をおいてから発症すると言われています。

発症後は、急激に症状が悪化し、2~5日程度症状が続くと言われています。
※発症期間には、個人差があります。

インフルエンザの感染経路ですが、主な経路は「飛沫(ひまつ)感染」によるものと言われています。

「飛沫感染」とは、咳やくしゃみによって飛び散ったウイルスが、鼻や口などの粘膜に触れることによって感染すること。

インフルエンザ感染している人の、1回のくしゃみで200万個、咳で約10万個ものウイルスが、約1~1.5mの距離に舞い散ると言われています。

この飛沫したウイルスが人の呼吸器に侵入して感染が起こるのです。
また、通勤電車や事務所、教室のような閉ざされた空間では、飛沫したウイルスが滞留するので感染しやすいとされています。

また、ドアノブや机などに飛沫したウイルスに手が触れて感染する「接触感染」などもありますので注意が必要です。

インフルエンザの種類と特徴は?

基本的に、インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3種類に分類されます。

インフルエンザの種類や特徴を下記にご紹介します。

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インフルエンザA型とは?

ヒトに感染する3つの種類のなかでも最も感染力が強く最もやっかいで、症状も重症化しやすいのが「A型」です。

毎年、インフルエンザの流行の中心となっている種類で、「新型インフルエンザ」なども、このA型が変異したものですし、よく聞く「香港型」「スペイン型」「ロシア型」などもA型から派生したものです。

「A型」は、高熱とともに強い全身症状が現れるのが特徴です。

ウイルスのパワーが強いため、インフルエンザの中でも最も体感的にも「しんどい」と感じる度合いが大きいのも特徴的です。

インフルエンザA型の主な症状は?
発熱…高熱(38度以上)

全身症状…寒気、悪寒、関節痛、筋肉痛、頭痛、倦怠感、食欲不振 等

呼吸器症状…咳、喉の痛み、くしゃみ、鼻水 等

高齢者や乳幼児・小児や基礎疾患のある方は免疫が低いため、長引きやすいだけでなく、肺炎など合併症を引き起こしやすくなります。
子供の場合は意識障害や異常行動などの症状が出る「インフルエンザ脳症」など重症化するケースもあるため注意が必要です。

インフルエンザB型とは?

流行のもとになるのはA型とともにこの「B型」が多いですが、B型は変異しにくいため免疫の抗体も維持されやすく、A型ほど爆発的に流行することはありません
そのため、毎年流行するわけではないのですが、「B型」は定期的に変異するため、数年おきに流行するのが特徴です。

また、症状は基本的には、A型と同じですが、呼吸器症状が強く現れやすく、また消化器症状も起こりやすいのが特徴的です。ですが、A型よりも症状は軽いものが多いです。

インフルエンザB型の主な症状は?
発熱…高熱(38度以上)

全身症状…寒気、悪寒、関節痛、筋肉痛、頭痛、倦怠感、食欲不振 等

呼吸器症状…咳、喉の痛み、くしゃみ、鼻水 等

消化器症状…吐き気、下痢

インフルエンザC型とは?

大人には感染しにくく、幼児の間で感染するものですが、それほど脅威ではありません。
感染したとしても通常の風邪と同程度で、流行性が低いのが「C型」です。
また、季節に関係なく感染し、ほとんどの人が幼児の際に感染します。一度免疫を持つと、ほぼ一生免疫が持続します。

インフルエンザC型の主な症状は?
呼吸器症状…鼻水

C型の場合は、鼻水が多く分泌される程度で、感染しても症状がほとんど出ません。

メモ

インフルエンザB型とC型は「ヒトとヒトの間」でしか感染しません。ですので、1度感染したり、予防接種により抗体を作ると効果が長く続きます。

「インフルエンザに感染したかも!?」発症させない予防方法は?

インフルエンザウイルスは、上記でもご紹介したように、感染力が非常に高いため「もしかして?」と思ったときは、すでに感染している可能性が高いと考えられます。

ですが、感染したからと言って100%発症するのかというと、そうではありません。

下記に、「もしかしたら感染したかも?」というときに行っておきたいインフルエンザの予防方法をご紹介しますね。

  • 手洗い
    インフルエンザウイルス感染で最も多いのが、手を媒介にした感染と言われています。
    ウイルスが付着した手を口や鼻などの粘膜に運んで感染することが多いため、【こまめに手洗い】することは、最も有効な予防・対策法になります。
  • うがい
    インフルエンザウイルスは、特に呼吸器官(口や鼻など)の粘膜からの侵入が主になります。
    口と鼻は繋がっています。うがいを行うことで、口と鼻からの侵入を未然に防ぐ効果があり、付着したウイルスを洗い流す効果もあります。

    ポイント

    家に帰ってきたときは、すぐにシャワーを浴びるなど、体についたウイルスを洗い流すのも有効ですよ。
  • 換気
    ウイルスは部屋の中を浮遊しています。
    狭い部屋など気密の高い場所では、ウイルスは比較的長く浮遊しますので、1~2時間に1回ぐらい換気を行って、空気を入れ替えましょう。
  • 加湿・加温
    インフルエンザウイルスに限らずウイルスは、冷たく乾燥した気候を好みます。そのため、室温を20度以上、湿度を50~60%に保つことでウイルスの繁殖を抑制できます。

    また、湿度が高いとウイルスが浮遊しない(水分を含み床に落ちる)ため飛沫感染の予防にもつながります。

  • 水分補給
    体が水分不足になると、粘液に粘り気が出るため、粘膜についたウイルスを排出する機能(線毛の働き)が低下します。
    ですので、ウイルスなどがうまく排出されないため、感染しやすくなります。

    線毛とは、細胞の突起物の一種で、細胞の表面に生えた細い毛のような構造をしていると言われています。線毛はムチを振るような、あるいはヘビが進むような動きで、細胞の周囲の液体に水流を起こし、異物を排出する機能があるとされます。

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インフルエンザの潜伏期間にできる対策法はコレ!

一般的にインフルエンザに感染、または発症した場合は、「薬を服用して治す」と思われている方が多いのですが、インフルエンザなどのウイルスをやっつける方法は、実は1つしかないんです!

それは、体の中にある"免疫力"です。

病院で処方された薬や市販薬などでは、インフルエンザウイルスをやっつけることはありません。

これらは、インフルエンザの症状を抑えたりすることで、体の免疫力を助けるためのものなんです。

ですので、「インフルエンザに感染したかも?」と思ったときは、体の中の免疫力を高めることによって、インフルエンザの発症を防いでくれる効果が期待できるんです。

それでは、インフルエンザを発症させないための免疫力を高める方法などをご紹介しますね。

バランスの取れた食事を摂りましょう!

ウイルスなどに感染した場合、体の免疫力が低下することによって症状を発症させます。
栄養バランスの取れた食事をすることによって、体の免疫力を高めることが症状の発症を防ぎます。

インフルエンザウイルスの感染を抑制する効果がある食材は?

免疫力を上げるのは「ヨーグルト」!

体の免疫力を高めるのに、有効なものとして「腸内環境」を整えるということが最近では有名になってきていますね。

善玉菌であるビフィズス菌を増やすことによって消化器官の消化吸収効率を上げることで、基礎体力をアップさせます。

ですので、ヨーグルトに含まれる「乳酸菌」を摂ることで、体の免疫力を高める一役を担っています。

感染を予防するのは「ココア」?

「なぜココア?」と思われる方も多いのではないでしょうか?私も最初「えっ?」となりました^^

では、なぜココアを飲むと予防効果が高まるのでしょうか?

最近発表された研究結果によると、「ココア」を飲むことによって、インフルエンザウイルス感染に対してより高い予防効果が期待できるということがわかってきました。

「ココア」にはポリフェノール成分が多く含まれており、免疫力の主役である、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)がココアを摂取することによってより活性化することが明らかになったと発表されました。

さらに、ココアには、冷え性改善効果も期待できるため、緑茶やお湯と比較しても、体温の上昇が長時間持続されることが分かっています。

メモ

免疫力を高めるには、この「体温を上げる」ことも非常に重要で、体温が1度上がると免疫力が約30%も上がると言われています。

また、ココアの香りは、リラックス効果もあるとされていますので、疲れやストレスの溜まった体を癒す意味でも、インフルエンザの流行時期に積極的に摂取したい飲み物かもしれませんね。

ウイルスを抑制するのは「ビタミンD」!?

体の中でウイルスなどをやっつけるために、働いているのはNK細胞だけではありません。

「抗菌たんぱく質」も非常に重要な役割を担っていると言われています。

この抗菌たんぱく質を作るのに、「ビタミンD」大きく関係しています。

「抗菌たんぱく質」とは、その抗菌活性により、外来病原体による感染を制御する自然免疫因子の一つと考えられている物質です。

ですので、「ビタミンD」を含む食材を食べることで、インフルエンザの発症を抑制する効果を期待できると言われています。

「ビタミンD」を多く含む食材は?

◆鮭

◆しらす干し

◆いわし

◆いくら

◆あんこうの肝

など、ビタミンDは魚に多く含まれています

◆干ししいたけ

◆キクラゲ

などにも含まれています。

十分な睡眠を取りましょう!

人の体は睡眠しているときに、免疫力が高まると言われています。
通常、体を動かしている間は、免疫細胞に使われるエネルギーが少なくなってしまいます。

睡眠をとることで、体を休め、普段使われるエネルギーを免疫細胞に回すことによって、ウイルスなどの菌をやっつけることが出来ると言われています。

病気になった時に、眠気がするのは、体が免疫機能を高めるために、体を休ませようとするサインですので、無理に妨げると免疫機能を低下させ、インフルエンザなどの病気を促進させてしまいますので、眠れるときはしっかりと眠りましょう!!

出来る限り外出を避ける

「インフルエンザに感染したかも?」と感じた時は、外出は出来るだけ避けるようにしましょう。

外出することで、体力を消耗してしまいますし、また、感染を拡大させてしまうこともあります。

ですが、どうしても外出する時は、マスクをつけるなどして出かけるように心掛けましょう。

まとめ

インフルエンザを発症させると、5日程度は外出することが出来なくなってしまいます。

仕事や家事などで休むことが出来ない方もたくさんいらっしゃいますので、出来れば発症させずに過ごしたいものかもしれません。

ですが、インフルエンザは自分だけでなく、まわりの人にも感染させてしまうと大変なものです。

「もしかして!?」と思ったら速やかに医療機関を受診して適切な処置を行ってもらうことこそが、自分にも周りの人にも一番の方法です。

インフルエンザの時期には、無理をせず、休むことも大事!!ととらえて過ごすことが一番かもしれません。

  • この記事を書いた人

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