干支一覧

先日、子どもと話していると、「自分の干支(えと)を知らない子がいた!」という話になりました。

「そうか、干支って普段そんなに気にすることはないし、知らなくてもそんなに支障はないかもね。」と、思ってはみたものの、なんだか寂しい気持ちにもなってしまいました。

「ね・うし・とら・う・・・」と言える世代も少なくなってきているという話題もありますが、干支は、日付や時刻、方角なども表し、昔は生活に密接に関わる、なくてはならないものでした。

受け継がれてきたしきたりや行事の歴史や由来、意味を知ると、深い関りを感じる思わぬ発見もあるものです。

今だからこそ、大切にしたい昔ながらのしきたり。

今回は、干支について、干支の一覧や、それぞれの干支の由来や意味などについてご紹介します。

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干支一覧 それぞれの干支の由来や意味を教えて!

毎年、12月の時期になると、「来年の干支は?」「来年は寅年か~。」など、来年の干支についての話題が出てきたりするものです。

この「干支」は、「ね・うし・とら・う・・・」の12種類と思われている方も多いかもしれませんが、本当は全部で60通りあることを知っていますか?

干支とは?

本来、「干支(えと)」とは、「十干十二支(じっかんじゅうにし)」のことで、「十干十二支」は、陰陽五行説の考え方で日付をあらわすための符号で、「十干」と古代中国の天文学に基づく「十二支」を組み合わせたものです。

この組み合わせは、下記の図のように全部で60通りあります。

十干十二支一覧

なお「十干十二支」は、年、月、日、時間、方角などをあらわすのに用いられていました。

「十干」は、十進法の考え方で、1か月【上旬・中旬・下旬】と10日ごとに3分割して、それぞれ1日目から、「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸(こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き)」の10種類で数えていました。

「十二支」は、太陽系の5つの惑星の中で最も重要とされる木星の運行を12に区分したことがはじまりとされ、それが12か月の月の呼び名として使用されるようになり、「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥(ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い)」の12種類で数えていました。

十二支で方角や時刻も表した

十二支暦

上記の図のように、干支は、方角や時刻を表すことにも使われていました。

時刻は、午前0時を中心とした前後2時間を「子の刻」として、順に2時間ごとに十二支を当てはめ、方角は、「北=子」、「南=牛」、「東=卯」、「西=酉」とされ、それぞれの中間に位置する「北東」は丑と寅の間に位置するため「艮(うしとら)」、南東は辰と巳の間で「巽(たつみ)」、南西は未と申の間で「坤(ひつじさる)」、北西は戌と亥の間で「乾(いぬい)」と表され、該当する八卦から、「艮(ごん)」、「巽(そん)」、「坤(こん)」、「乾(けん)」の字を充当したとされています。

歴史や現代にも残る十干十二支

「十干十二支」をはじめて聞く人も多いかもしれません。

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でも実は以前から知っているものでもありますし、身近に使っている言葉でもあるんです。

例えば、日本史の授業でも習った歴史上の出来事で「壬申の乱(じんしんのらん)」「戊辰戦争(ぼしんせんそう)」は、それが起きた年の干支から名付けられたものです。

また、高校野球の聖地、阪神タイガースの本拠地でもある兵庫県にある「阪神甲子園球場」は、「甲子」の年に完成したことが名前の由来になっています。

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それから、時代劇などでもおなじみの、「草木も眠る丑三つ時」という言葉もその当時の時刻を表すもので、現代でいえば、丑の刻は午前1時~3時、三つ時はそれを4等分した3つ目の時間となるので、「丑三つ時=午前2時~2時半頃」になります。

なお、現在でも普段の生活に用いる「正午」「午前」、「午後」という言い方も、十二支が由来で、午前は午の刻の前、午後は午の刻の後を意味しています。

十干十二支と聞くと、なんだか小難しい感じもしてしまいますが、歴史上の出来事で目にしていたり、身近に使っていたりといった具合に、現在でも私たちの日常生活に関わっているものでもあるのです。

十二支の動物の意味や由来は?

子どもから、「干支の動物ってどうやって決めたの?」と、聞かれ戸惑う親御さんもおおいかもしれませんね^^;

干支の動物って何か意味があるのかな?

実は、十二支の動物に意味はなく、庶民にわかりやすくするために、後から身近な動物を割り当てたもので、各月に多少ゆかりのある動物の名前が付けられたと伝えられています。

干支の由来

子(ね・ねずみ)
ねずみの繁殖力はとても強く、子孫繁栄、財力の象徴とされていました。
丑(うし)
牛は、乳や肉など大事な食料であり、古来より人間と深くなじみのある家畜でした。
寅(とら)
トラは、はるか昔から恐れられる動物として神秘的な存在でした。
卯(う・うさぎ)
ウサギは家族で行動するため、家族愛を象徴する動物とされていました。
辰(たつ)
伝説の生き物である龍は、古来より高貴の象徴とされていました。
巳(み・へび)
蛇は、お金に縁の深い生き物とされ、多産と豊穣をあらわすとされました。
午(うま)
馬は、家畜、労働力として役に立ち、牛と同様に人間とのかかわりが深い動物でした。
未(ひつじ)
ヒツジも、牛や馬などとならび、人間との付き合いが深い動物でした。
申(さる)
人間の祖先として、古来から大切にされていました。
酉(とり)
ニワトリは、人間に時を知らせる生き物として大切にされていました。
戌(いぬ)
犬は、人間に最も忠実とされ、人間と深く結びついていました。
亥(い・いのしし)
イノシシの肉は、万病に効く食べ物として信じられ、無病息災の象徴でした。

2018年の干支は?

毎年、今年もあと少しの時期になるとテレビなどでよく耳にするのが「来年の干支は?」という話題かもしれませんね。

今年や来年、未来の干支は下記のようになっています。
  • 2017年の干支:酉(とり)
  • 2018年の干支:戌(いぬ)
  • 2019年の干支:亥(い・いのしし)
  • 2020年の干支:子(ね・ねずみ)
  • 2021年の干支:丑(うし)
  • 2022年の干支:寅(とら)
  • 2023年の干支:卯(う・うさぎ)
  • 2024年の干支:辰(たつ・龍)
  • 2025年の干支:巳(み・蛇)

2018年の十干十二支は?

  • 2017年:【十干】丁(ひのと)【十二支】酉(とり)
  • 2018年:【十干】戊(つちのえ)【十二支】戌(いぬ)
  • 2019年:【十干】己(つちのと)【十二支】亥(い・いのしし)
  • 2020年:【十干】庚(かのえ)【十二支】子(ね・ねずみ)
  • 2021年:【十干】辛(かのと)【十二支】丑(うし)
  • 2022年:【十干】壬(みずのえ)【十二支】寅(とら)
  • 2023年:【十干】癸(みずのと)【十二支】卯(う・うさぎ)
  • 2024年:【十干】甲(きのえ)【十二支】辰(たつ・龍)
  • 2025年:【十干】乙(きのと)【十二支】巳(み・蛇)

干支とは、本来「十干十二支」のことなので60通りあるわけですが、毎年の干支は12種類を順に巡っていきます。

でも、60通りの「十干十二支」も、私たちの日常に根付いているんですよ!

「十干十二支」は60通りということで、60年でひと回りすることになります。すなわち、61歳になると自分の生まれた年の暦の干支に還ることになり、これを「還暦(かんれき)」と呼び、現在でもお祝いしたりします。

自分の生まれ年の暦をチェックしたい人は、上記の「干支とは?」で紹介した十干十二支の一覧に、該当する西暦での生まれ年も記載していますのでご参考に!^^

なぜ「還暦」というのかも知らない人も多いものですが、「自分の生まれた年の暦の干支に還る」ということなんですね。

まとめ

干支には、知れば納得!の由来や意味がたくさんありますね^^

今まで何かと耳にすることはあっても、その意味について深く考えたりしないものですが、日本で昔から使われてきた干支の意味や由来を知ることで、以前とは違った発見があるものかもしれません。

うちの子どもも、干支の由来や意味などを教えると、面白がって、自分の干支はもちろん十干十二支まで覚えてしまいました^^;

新しい年に思いを馳せながら、いつか干支について教えてもらったこの時を、大きくなって思い出してくれたら嬉しいなと、思った日でした。