子どもの入学に際し、祖父母や身内から入学祝いをいただくことも多いものです。
入学祝いなど子どもが頂いたお祝いにお返しは必要ありません。
しかし、入学祝いをもらったまま何もしないというのも気が引けるものです。
特に、身内の場合は今後のお付き合いなども続くものですので、失礼のないお礼の仕方を心がけたいものです。
正しいマナーでお祝いをいただいたお礼を伝えられるようにしたいものですね。
今回は、入学祝いのお返しについて、祖父母や身内へのお返しはどうする?相場や正しいマナーについてご紹介します。
入学祝いのお返し 祖父母など身内へのお返しはどうする?
入学などのお祝いごとは、内々のお祝いなので、入学祝いとして贈り物などをするのは、基本的に祖父母や兄弟姉妹など、身内に限られます。
もちろん身内以外の人は、ごく親しい間柄に限ってお祝いを贈ることもあります。
基本的に入学祝いは、ごく身内のお祝いごとでもありますし、子どもへのお祝いのため、お返しの品は原則的に不要とされています。
ただ、お祝いをいただいたままで、音沙汰なしというのはマナー違反!
入学祝いをいただいた場合は日を置かずに、必ずお礼状を出すようにしましょう。
入学祝いのお礼状は、いただいた本人が出すようにするのが基本ですが、本人が小さいときには、親が代筆したりしてもいいでしょう。
中学校からは、本人が直筆でお礼状を出すのが一般的です。
子どもにとっても、感謝の気持ちやお礼の仕方を学ぶきっかけにもなりますので、正しいお礼の仕方を身につけられるようにしたいものですね。
また、お礼状は本人が出すのが基本ですが、親からもお礼状を出すとより丁寧な印象になります。
そのため、本人はもちろんですが、親もお礼状を出すようにするのがよりスマートなお礼の仕方ともいえます。
なお、祖父母からはランドセルをお祝いとしていただくケースも多いものです。
お礼の手紙とともに、ランドセルを背負った子どもの写真や入学式の写真などを添えると、祖父母も嬉しいものです。
また、身内からもらうお祝いについては、例えば兄弟姉妹からいただいた場合は、先方に子どもがいる場合、先方の子どもが入学や卒業をするときに、お祝いを贈るようにします。
その際には、いただいたお祝いの同額程度のお祝いをするのがマナーとなります。
たとえば、自分の子どもの小学校の入学祝いに1万円頂いたら、同じ金額をお返しします。
お祝いをいただいた時には、忘れないようにメモを取っておくなどしておくと、相手の子どもが進学した時にスムーズにお祝いすることができますよ。
入学祝いのお返し 相場やマナー
身内といっても同年代の兄弟姉妹から高価なものをもらった場合や、子どもがいない兄弟姉妹からの場合はもらいっぱなしになってしまいますので、お祝いへのお礼も気になるところ。
入学祝いのお返しは原則、不要とされてはいますが、どうしてもお礼をしたい場合は、「内祝」または「御礼」として贈るとよいでしょう。
その場合の相場は、いただいたお祝いの3割から半額程度を目安として贈ります。
入学祝いのお返し のしの書き方は?
入学祝いのお返しの意味で、「内祝」または「御礼」を贈る場合ののし紙は、水引は紅白の蝶結びのものを用いて、表書きは「内祝」、「御礼」、「入学内祝」などとし、のし紙の下段の名入れのところには、子どもの名前を書き入れます。
ポイント
お返しの品を贈る場合も、品物だけでなく手紙やメッセージカードを添えるようにするとよいでしょう。
入学祝いのお返しはいつまでに贈る?
お返しの品を贈る場合、入学式後遅くとも1か月以内には相手に品物が届くように贈りましょう。
入学式は、4月に行われるのが一般的ですので、4月中には贈るようにするといいかもしれません。
まとめ
入学は、子どもにとって人生の節目のお祝い事でもあります。
子どもの成長をみんなで喜ぶことは、とても幸せなことでもあります。
身内だけのお祝いごとだからこそ、お礼の気持ちや言葉は、きちんと伝えたいものでもあります。
子どもにとっても、お礼の仕方を学ぶよい場でもあります。
相手に届くよう、親子で感謝の気持ちを込めてお礼状など書いてみましょう。