春の代表的な食材であるたけのこは、炊き込みご飯にしたり煮付けたりと何かと美味しくいただける食材です。
サイズによっては1回で使えきれなかったり、季節になるとたくさんもらうこともあり、1度で使い切ることが難しい場合も出てきます。
たけのこは、そのままにしておくと短期間しか楽しむことができないため、上手く保存させることが、長い間楽しむコツでもあります。
今回は、たけのこの保存方法で冷蔵庫&冷凍の場合や保存期間の目安などについてご紹介します。
たけのこの保存方法は?冷蔵庫&冷凍の場合&保存期間の目安は?
たけのこは、炊き込みご飯にしたり煮付けたりと何かと美味しくいただける食材です。
ただし、掘り出してから時間が経過してしまうとえぐ味と呼ばれている苦みが増えてしまったり固くなってしまい、そのままにしておくと短期間しか楽しむことができないので、なるべく長い間美味しく食べるためには工夫が必要になります。
掘り出してから1週間程度で使い切る場合は、水に浸けて保存する方法がよいでしょう。
そのまま水に浸けるだけでは保存がきかないので、できるだけ早く下茹でなどを行いあく抜きをする必要があります。
たけのこのあく抜き方法は「たけのこのあく抜き方法&時間は?簡単お手軽な方法もご紹介!」で詳しくご紹介していますので、併せてご確認ください。
たけのこを冷蔵庫で保存するにはどうするの?
②たけのこ全体が浸る位までゆで汁を入れたら蓋をしっかりと閉じて下さい。
③水が漏れてこないか確認したら、冷蔵庫の中に入れて保存しましょう。
④この状態での保存期間の目安は、2~3日程度です。
②たけのこ全体が浸る位まで水を入れたら蓋をしっかりと閉じて下さい。
③水が漏れてこないか確認したら、冷蔵庫の中に入れて保存しましょう。
④茹でた状態にしても、たけのこのあくは少しずつ出てきます。でてきたあくを取り除くためにも、毎日水を交換していくのが美味しく食べるコツです。
⑤この状態での保存期間の目安は、1週間程度です。
※ただし、たけのこの旨味や風味などは水に溶け出しますので、早めに食べることをおすすめします。
②たけのこ全体が浸る位まで水を入れたら、水の中に塩を入れ蓋をしっかりと閉じて下さい。
③水が漏れてこないか確認したら、冷蔵庫の中に入れて保存しましょう。
④この状態での保存期間の目安は、1ヵ月程度です。
ただし、塩水に浸けた場合は食べる時に注意が必要になります。
水だけの時と違いたけのこ全体が塩で辛くなっています。
塩水から出してもそのままでは食べることができないので、呼び塩(呼び水)をしてから食べるようにしましょう。
かんたん説明
呼び塩(呼び水)の方法は?
薄い塩水につけて塩を抜く方法を「呼び塩(呼び水)」といいます。
浸透圧の関係で、濃い塩から薄い塩に移る性質を利用した方法です。
真水では上手くいかないので注意してください。
呼び水の作り方は、500mlの水に対して、小さじ1~1.5程度が目安になります。
濃い目の塩水に入れて冷蔵庫にしまう場合は、1ヶ月程まで美味しく保存することが可能になります。
このように、保存方法を変えることで保存期間を延ばすことができます。
また、たけのこは冷凍庫で保存するとさらに保存期間を延ばすことができます。
たけのこを冷凍庫で保存するにはどうするの?
たけのこを冷凍庫で保存する場合は、冷蔵庫で保存する場合と同じで先に下茹でをする必要があります。
②切ったたけのこの水気をキッチンペーパーなどで拭き取り、フリーザーバックに入れます。
③そのまま、冷凍庫にいれて保存します。
④この状態での保存期間の目安は、1ヵ月程度です。
また、少し手間がかかりますが、瓶詰にして保存する方法もあります。
茹でてアク抜きをした状態にしてからビンに入れておくと、タッパーなどよりも長期間の保存が可能です。
たけのこを瓶詰で保存するにはどうするの?
②水を入れたら軽く蓋を閉めて下さい。
③鍋の中にビンを入れ、ビンの肩口(口から少し下ぐらい)あたりまで水を入れて火にかけて下さい。
④しばらく火にかけて沸騰したら、そのまま約30分程度火にかけておきます。
⑤時間が来たら火から鍋を下ろし、ビンを取りだして蓋をしっかりと閉めて下さい。
※ビンはとても熱くなっているので、素手で触ると火傷などをするので注意して下さい。
⑥ビンの蓋をしっかりと閉めたら、もう一度ビンを鍋の中に入れます。
⑦ビン全体が浸るまで水を入れたら、また約30分程度煮ていきます。
⑧時間が来たら鍋からビンを出し、逆さまにした状態で冷やして下さい。
⑨しっかりと、冷えたらたけのこのビン詰め作業の終了です。
⑩ビンの蓋を開けなければ約1年間程度保存ができます。
※保存場所は冷蔵庫ではなく冷暗所に置くようにします。
※蓋を開けた場合は毎日水を交換していくと約1週間程度食べることが可能になります。
アク抜きしてから包丁で薄く切り天日干しをしておくと、約1年間食べることが可能です。
天日干しする期間の目安は、約3日間位で水分がなくなるまで干しておきます。
なお、天日干しが終わったたけのこは、蓋のあるタッパーなどに乾燥材と一緒に入れておくことが大切です。
料理をする時は、約1時間程度水に浸け水洗いをしてから料理するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、たけのこの保存方法で冷蔵庫&冷凍の場合や保存期間の目安などについてご紹介しました。
たけのこは、様々な料理に使うことのできる食材ですので、保存できるとその幅も広がります。
ただし、たけのこ本来の甘味や旨味などを楽しむには、できるだけ早く食べるのがやはりおすすめです^^