入院のお見舞いの際に、見舞金を包むのではなく、何か品物を贈る場合もあります。
入院や病気見舞いに品物を贈る際には、お見舞い品のタブーなどもありますので注意が必要です。
今回は、入院のお見舞い品って何を持っていけばいい?選び方や相場&NGマナーなどをご紹介します。
入院のお見舞い品って何を持っていけばいい?選び方のポイントは?
入院や病気見舞いの品物選びには十分な配慮が必要です。
なお、まずは相手の病状に合わせて選ぶようにするのがポイントです。
入院のお見舞い品【食べ物や飲み物の選び方】
病状によって食べ物や飲み物などに制限がある場合もあります。
本人が召し上がれるようであれば菓子や果物、飲み物をお見舞いの品として贈ってもよいでしょう。
- 焼き菓子など
- 果物
- ゼリーやプリン
- ジュース
焼き菓子などは日持ちするため、お見舞いの品として人気があります。
また、ひとつひとつ包装されたお菓子などは、同室の患者さんに配ったり、お見舞いに来られた方へ出すこともできるので喜ばれます。
季節のフルーツなども食事制限等がない方には、大変喜ばれるお見舞い品の定番です。
果物はあまり日持ちしないため、生ものではなく、缶詰などを選ぶ場合もあります。
ゼリーやプリンなどは、喉越しもよく、食欲がない場合も食べやすいため、フルーツ類など生ものを避ける場合にも人気のあるお見舞い品です。
日持ちしやすいジュースもお見舞い品に最適です。
ジュースの種類は本人の好みがわかればそれに合わせたものを選んでもいいですが、入院時などは、体によい厳選した100%ジュースなどがお見舞い品に多く選ばれています。
賞味期限の長いものが多く、本人だけでなく、お見舞いに来られた方へ出すこともできるため重宝します。
ポイント
入院のお見舞い品【入院時に役立つ実用品の選び方】
入院中に使用できるような実用的なグッズなどもお見舞いの品として喜ばれます。
- タオル
- パジャマ
- 肌着やスリッパ・靴下など
- ブランケットやショール
- 病院専用のテレビカード
入院中などのよく使うのがタオル類。何枚あっても助かるアイテムですのでおすすめです。
病院によっては指定のものがあったりしますので、事前にパジャマなどが使用できるか確認してから差し入れるようにしましょう。
毎日着替えたりして、こちらも何枚かあると助かりますよ。
肌に優しい素材のものなど着心地のよいものやデザインのよいものなどが好まれます。
注意ポイント
あくまで親しい間柄の相手や本人の希望などがある場合にのみ贈るようにするほうがいいでしょう。
入院中意外と見落としがちなのが足元。
スリッパは歩きやすく、使い勝手がよいものを、入院中はむくみなども出やすかったりもしますので、あまり締め付けないような靴下などを選ぶのもいいでしょう。
肌着も毎日着替えるものですので、何枚あっても助かります。肌に優しい素材のものなど着心地のよいものが好まれます。
注意ポイント
ちょっと肌寒い時にさっと羽織れたり、病院内を歩いたりしたりする際に、羽織ったりと、活躍する機会も多いアイテムです。
その季節に合わせたブランケットやショールなどを選ぶようにしましょう。
病院によってはテレビを見る際に専用のテレビカードがないと見れないところもあります。
入院中あまり動き回ることができない際など、テレビを見る時間が長い方には大変喜ばれます。
入院のお見舞い品【気分がまぎれるアイテムの選び方】
- 本や雑誌
- イヤホン
- App Store&iTunesギフトカードなど
お見舞い品の定番。
好みや趣味などもあるため、本人に希望を聞いて選ぶのが一番です。
入院時に人気のアイテムとして、他の人に迷惑を掛けずに音楽を聴けるイヤホンなども最近では人気があります。
音楽をダウンロードして聞く人も増えているため、ギフトカードなどを贈る人も増えています。
現金などを贈るのに抵抗がある際にも、Amazonや楽天のギフトカードを選ぶ人も多いようです。
入院のお見舞い品の相場は?
入院のお見舞い品などを選ぶ際に気になるのが、「いくらぐらいのものを選べばいいんだろう?」といった、お見舞いの相場かもしれません。
金額の相場は、病気になられた方との関係を考慮して決めるとよいでしょう。
また、あまり高額な金額は、相手に気を遣わせてしまいますし、逆に負担にもなることがあるため、常識的な範囲で無理のない金額を贈るようにしましょう。
- 両親:10,000円
- こども:10,000円
- 祖父母:10,000円
- 兄弟・姉妹:10,000円
- 伯父・伯母・叔父・叔母:5,000~10,000円
- おい・めい:5,000~10,000円
- いとこ:5,000~10,000円
- その他の親類:5,000~10,000円
- 友人・知人:3,000~5,000円
- 会社や取引先:3,000~10,000円
※入院されている方とあなたのの関係が兄弟だったら「兄弟」の欄をご参考に!
ただし、上記の金額はあくまでも目安で、相手との間柄などで変動することもあります。
また、お付き合いの度合いや、地域によっても変わってきます。
入院のお見舞い金額の相場については下記の記事もご参考に!
入院のお見舞い品にのしは必要?体裁はどうする?
- 水引・のし
- 表書き
紅白結び切り、のしなし
または白封筒、左側に赤線の入った袋のもの
「御見舞」、「御伺」(※目上の方に)
入院のお見舞い品のNGマナー
お見舞い品を贈る際に、気をつけておきたいのがNGマナーです。
何気なく贈ったつもりが、お見舞いの品としてはNGのもので、相手の気分を害してしまったりすることもあるので、下記のタブーについてはチェックしておきましょう。
お見舞い品のタブー
椿の花は、首の部分からポロッと落ちるため として避けられます。
◆シクラメン
「死と苦に通じる」という語呂合わせ的な意味合いがあり避けられます。
◆菊や白い花
「葬儀」を連想させるため。
「四は死」、「六は無」、「九は苦」につながるためこの数字を避けて贈るようにしましょう。
まとめ
お見舞いは相手の立場に立って、相手の気持ちに寄り添って励ましたいものです。
自分勝手なものを贈って満足するのではなく、相手のことを考えて選ぶようにするのがポイントかもしれません。