お見舞いに来てくれた方や入院・療養中にお世話になった方へ、病気やケガが回復したご報告とともにお見舞いのお礼を兼ねて贈りたい「お見舞いのお返し」。
「入院見舞いへのお返しってどれぐらいの金額のものを贈ればいいんだろう?」
「のしなど贈る時の体裁はどうすればいいの?」
「どのタイミングで贈ったり、渡せばいいの?」
など、その時になると悩みがちな上記のようなギモン・・・。
そこで今回は、入院見舞いへのお返し 友達や会社など相手別の相場&のしはどうする?渡すタイミングは?についてご紹介します。
入院見舞いへのお返し 友達や会社など相手別の相場とは?
入院や病気見舞いのお礼は、本来、病気やケガから快復したときに、全快の報告やお見舞いのお礼をかねた祝宴を開いたり、内祝いの品を配ったりすることが「快気祝い」と呼ばれていました。
現在では、全快の報告とお見舞いに対するお礼として「快気祝い」を贈るのが一般的です。
快気祝いの金額の相場は?
- お見舞いの1/3~半額程度
金額は、お見舞いにいただいた金品の3分の1から半額程度が目安となっています。
友達や会社など相手別で相場って変わるの?
基本的に「快気祝い」の金額は、お見舞いにいただいた金品の3分の1から半額程度が目安となっており、相手によって変わるものではありませんが、相手との関係性や入院・療養中に特にお世話になった方などに対しては、3分の1ではなく半額程度のものをお返しする方が多いようです。
ポイント
また、お付き合いの度合いや、地域によっても変わってきます。
判断に迷ったときには、少し多めの金額にすると後悔がないでしょう。
入院見舞いのお礼・お返しの品はどんなものを贈るの?
入院見舞いのお礼・お返しの品は、「病気が残らないように」、「病気が繰り返さないように」、「病気に二度とならないように」との願いを込めて、「食べきるもの」や「使い切るもの」などの消耗品を贈るのが一般的です。
例えば、下記のようなものです。
- コーヒー
- 紅茶
- ジュース
- スープ
- 果物
- ゼリー
- 焼き菓子
- 和菓子
- お米
- 石けん
- 洗剤
- 入浴剤
せっけんや洗剤などには、「きれいに治る」「あとに残らない」「洗い流して忘れる」という意味合いから昔からお見舞い返しとして選ばれてきました。
入院見舞いへのお返し のしや表書きはどうする?
入院見舞いのお返しののしや表書きは、「病気は二度としたくない」、「再び病気を繰り返さない」との願いを込めて、「紅白結び切り(のしつき)」の水引を用い、表書きは、「快気祝」、「内祝」、「御礼」などとします。
ポイント
熨斗の名称と種類や書き方 のしの基本マナーについては下記の記事もご参考に!
ほかにも下記のような表書きを用いる場合もありますのでご参考に!
表書き
- 快気祝、快気内祝
- 全快祝、全快内祝
- 本復祝、本復内祝
- 御見舞御礼
- 退院内祝
- 御見舞御礼
(退院後お見舞いのお返しをする場合)
(お医者様の手が離れて通院の必要がなくなった場合)
(すっかり快くなり数ヶ月経ってからお返しする場合)
(通院中または完治でない場合)
(退院はしたが完治でない場合)
(病院へ直接見舞ってくれた方にお返しをする場合)
入院見舞いへのお返し 渡すタイミングは?
入院見舞いのお返しを贈る時期は、退院あるいは床上げの後に贈ります。
会社関係の方へのお返しのタイミングは?
会社によっては、有志を募って部署のみんなでお見舞金などをいただく場合もあります。
会社関係の方に返礼する場合は、初出勤日に本人が持参して「皆さんで召し上がってください。」と日持ちのするお菓子やジュースや飲み物などを贈るようにするとよいでしょう。
注意ポイント
まとめ
快気祝いの贈り方
- 金額の目安
- 水引・のし
- 表書き
- 贈る時期
お見舞いの1/3~半額程度
紅白結び切り(のしつき)
「快気祝」、「内祝」、「御礼」
全快後、退院後落ち着いたら
入院中や療養中に気にかけていただいた方々へ失礼のないようお見舞返しなどはきちんと対応したいものです。
感謝の気持ちを込めて心からのお礼をしたいものですね。