お見舞いにお金を包む場合、どのようにすればいいのでしょう?
袋はどんなものを使えばいいのかな?
お見舞いでお金を包む場合は新札でもいいの?
ふくさとかに包んで持っていったほうがいいの?
など、素朴な疑問が浮かびます。
お見舞いは、まずは相手の立場に立って、思いやりのある常識的な行動を心がけることが何よりも大切です。
お見舞いという場面で失礼のないよう、最低限のマナーは身につけておきたいものかもしれませんね。
今回は、入院のお見舞いでお金を渡す場合のマナーとは?袋は封筒でいい?新札でもいいの?についてご紹介します。
入院のお見舞いでお金を渡す場合のマナーとは?
お見舞いに伺う際には、いくつかの注意すべき点があります。見舞う側の心得・マナーとしてチェックしておきましょう。
お見舞いの時の注意点
- 状態を確認して出向く
- 服装や話題に気を配る
- 面会時間を守る
- 長時間の見舞いは厳禁
- 大声で話したり、騒いだりは厳禁
- 家族へのいたわりも忘れずに
相手の病状によっては見舞ってほしくないことがあるものです。事前にご家族などに様子を聞いてから見舞うようにしましょう。
服装は派手なものは避けなるべく清楚にし、化粧や香水なども控えめにしましょう。
また、病状をしつこく聞いたり、原因などをあれこれ聞くと相手を傷つけることもあるので話題にも気を配りましょう。
相手の都合なども考慮し、あらかじめ都合のよい時間帯を聞いておくのもよいでしょう。
どんなに病状が軽くても長居をせず、長くても20~30分程度で切り上げ早々においとまするようにしましょう。
とくに大部屋などの場合は、同室の患者さんにも気を配り、あいさつをきちんとしたり、周囲の方の迷惑にならないようにしましょう。
本人だけでなくご家族がいた場合などには、ご家族にもいたわりの言葉をかけるなど配慮しましょう。
入院のお見舞いでお金を渡す場合 袋は封筒でいい?
お見舞いに贈って喜ばれるもののひとつは、お見舞金です。
お見舞金を贈る際、お金を入れる袋はどんなものを用いるのがよいのでしょう?
のしは、もともと贈答には欠かせないもので、現在では小さなのしが右上につけられています。
のしとは?
のし袋の種類や基本知識については下記の記事もご参考に!
病気見舞いなどの際には、「生臭物(なまぐさもの)を避ける」意味で、のしをつけない「紅白ま結び」の袋のものを用います。
なお、紅白には「慶事」の印象があるため、袋の左側に赤い線の入ったものや、白のみの袋も用いることがあります。
お見舞いに紅白の水引のものを使ってもいいの?
紅白の水引には「おめでたい」という印象があり、「紅白の水引は慶事に使う」というのが一般的になっています。
しかし、本来、水引の赤には厄を払い、悪いものを相手に渡さないという意味が込められています。
そのため、お見舞いのときに使ってはいけないというわけではありません。
ただし、紅白にはどうしてもおめでたいイメージが強いため、相手に誤解を与えたくない場合や、病状に応じて、袋の左側に赤い線の入ったものや、白のみの袋を用いるようにするのもいいでしょう。
お見舞いの表書きは?
お見舞の際の表書きは下記の種類のものとなります。
- 御見舞
- お見舞
- 御全快祈念
- ご本復記念(御本復記念)
- ご回復記念(御回復記念)
目上の方のお見舞いには表書きに注意!
目上の方のお見舞いのときには、「お見舞」より敬意を込めた「御伺」のほうが適しています。
のし袋の表書きは?連名や会社名を入れる場合など基本知識については下記の記事もご参考に!
入院のお見舞いでお金を渡す場合 新札でもいいの?
慶事には、「今日の良き日のために前もって準備していました」という気持ちを表すため新札を用意するのがマナーとされています。
また、弔事には、不幸時に対して「前もって準備していた」というのが失礼にあたるため、新札を入れるのはマナー違反とされています。
では、お見舞の際はどうしたらいいのでしょう?
弔事には、、新札を入れるのはマナー違反とされていますが、くしゃくしゃのお札を用いるのも相手への敬意を欠き、失礼とされています。
そのため、新札を一度折り目をつけてから用いるのが相手にも失礼がなく、折り目が付けられているため、新札という意味合いもなく問題なく使われます。
お見舞の際も、新札を用いても構いませんが、一度折り目をつけてから入れるようにしましょう。
入院のお見舞金の相場については下記の記事もご参考に!
入院のお見舞いでお金を渡す場合 ふくさで包んだ方がいいの?
慶事も弔事も、ふくさに包んで持参するのが礼儀とされています。
お見舞いでお金を包む際も、袋をふくさで包んで持参しましょう。
渡すときは、ふくさから袋を取り出し、表書きを先方に向けて差し出します。
お見舞いの時に使用するふくさは何色でもいいの?
慶事用には、赤系の明るい、おめでたい色。
弔事には、グレーや紺色など地味な色のふくさを用いるのがマナーとされています。
そのなかでも、「紫」は、慶事・弔事、両方に使えるため重宝します。
お見舞いの際に使用するふくさは、紫色や紺色の無地などの落ち着いた色合いのものを使用するようにしましょう。
まとめ
お見舞いは、相手に寄り添い、早く回復するよう祈念し、失礼のないよう気を配りたいものです。
見舞い金などを贈る際のマナーなどは、いざという時に知っておきたいものですね。